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【首都スポ】

関東大学サッカー 明大、勝ち点9差で独走 MF桜井が2戦連発

2016年9月15日 紙面から

明大−専大 前半、鋭い動きを見せる明大の桜井敬基(左)=味の素フィールド西が丘で(武藤健一撮影)

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 第90回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は14日、各地で1部と2部の計12試合を行い、前節終了時点で1部首位の明大は専大に3−0で快勝した。前半35分にMF桜井敬基(いつき、3年・藤枝東)が先制し、後半に入って2点を追加した。同2位の法大は0−2で早大に、同3位の筑波大は0−1で国士舘大に敗戦。この結果、明大と2位との差は9へと広がった。同6位の日体大は4−3で桐蔭横浜大を振り切り、4位に浮上した。次節は17、18日に開催される。

◇1部第13節 明大3−0専大

 一瞬の判断が先制弾に結びついた。前半35分に0−0の均衡を破ったのは明大MF桜井。右サイドでボールを受けると、切り返してからの左足シュートでゴールネットを揺らした。前節の国士舘大戦で似たような位置から右足でクリーンシュートを決めていた桜井。相手が右足シュートを警戒しているだろうと考え、利き足とは逆になる左足での一撃を選択したのだった。

 2戦連発のMFは試合後、「(相手の警戒を)逆手にとって、左足でシュートを打ちました。イメージ通りに決まったので良かったです」と、してやったりの表情で振り返った。

 この日の桜井は交代で入った前節とは異なり、先発でピッチに立っていた。本来のレギュラーであるMF道渕諒平(4年・仙台ユース)が出場停止のための措置だった。「選手が代わっても明治は強いところを示したかったんですけど、それをゴールという形で表すことができました。結果を絶対に残してやろうという気持ちだったので、すごくうれしかったです」と、チームの層の厚さを証明した背番号「18」は胸を張った。

 この日の結果により、2位との勝ち点差は前節までの6から9へと広がった。8月の総理大臣杯全日本大学トーナメントに続く今季2冠目に向けて独走態勢を築きつつあるが、サブからの脱却を図る桜井に気の緩みはまったくない。「総理大臣杯ではチームは優勝しましたけど、自分自身は結果を全然残せませんでした。だから、このリーグ戦ではチームに貢献したと心の底から言えるような優勝をしたいんです」と、自らが活躍しての痛快Vを狙う。 (関孝伸)

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