トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

山中がKO予告 「確実に勝ったと思わせる試合を」

2016年9月16日 紙面から

計量一発クリアし笑顔でマッスルポーズの山中慎介=スイスホテル南海大阪で(藤本敏和撮影)

写真

 WBCダブル世界戦(16日、エディオンアリーナ大阪)でタイトルマッチを戦う4選手が15日、大阪市内のホテルで前日計量を行い、全員が一発でクリアした。歴代2位タイとなる11度目の防衛に挑むバンタム級の山中慎介(33)=帝拳=はリミットちょうどの53・5キロと完璧な仕上がり。スーパーバンタム級で3階級制覇に挑む長谷川穂積(35)=真正=もリミットの55・3キロだった。

 「一気飲みしたら汗が噴き出てきた。調子いい証拠ですね」

 計量を終え、ペットボトルの水を飲み干した山中が目を細めた。自宅を離れ大阪での試合だが、まったく問題はなくリミットちょうどの一発クリア。内山高志(ワタナベ)に並ぶ国内歴代2位タイ、11度目の防衛を目指すベテランにとっては遠征先での減量も慣れたものだ。

 対戦相手モレノは、昨年9月に対戦して2−1で辛勝した難敵。モレノは口を開くたびに前戦は負けていなかったと繰り返しているが、山中は「勝ってもいないでしょう」とバッサリ。「明日は確実に自分が勝ったと思わせる試合をしたい。いいパンチが当たったときは強引にいくかもしれないです」とKOも予告した。

 恒例の減量後の食事について聞かれると「それより吉本新喜劇を見に行きたいです」とニヤリ。「なんばグランド花月」は滞在するホテルからは目と鼻の先にある。滋賀県出身の山中は、関西の笑いもパワーにして最強の挑戦者を粉砕するつもりだ。 

  (藤本敏和)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ