葛飾区が「こち亀」記念館の開設など検討へ

少年漫画雑誌で40年にわたって連載が続いていた人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載が終了されることを受けて、漫画の舞台となっている東京・葛飾区は、新たな記念館の開設などを検討していくことになりました。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、通称「こち亀」は、主人公の警察官の「両さん」が毎回騒動を引き起こす漫画で、「週刊少年ジャンプ」で40年間、一度も休むことなく連載が続いてきましたが、17日発売される雑誌の最新号をもって連載が終了となります。

これを受けて、漫画の舞台で、作者の秋本治さんの地元でもある葛飾区では、「こち亀」に関連する新たな事業を検討していくことになりました。葛飾区では、これまでもJR亀有駅周辺に漫画に登場するキャラクターの銅像15体を設置するなど、作品を生かした街づくりを進めてきており、今後、区民から要望が出ている記念館の開設のほか、「こち亀」に関連するイベントの開催などについて検討するということです。

葛飾区では「作者や漫画の出版社などと連絡を取りながら、地域の発展につながる取り組みを行っていきたい」と話しています。