無・眼・耳・鼻・舌・身(五感)と般若心経は言う。
これって、どういう意味だろう?
無・色・声・香・味・触・法とその後に続く。
五感の反対が五感によって感じる、五境とか五欲(感覚対象)がある。
ここでの法は現象の意味になる。
認識が世界を作っているから、
低次元の認識で世界を観ると、この世が地獄に見える。
ありえない変なものがいろいろと、見えるかもしれない。
でも、あなたの認識が変われば、世界は変化する。
映画マトリックスでモーフィアス(師)はネオ(弟子)に問いかける
モーフィアス:何を知っているかはわからないが、感じはあるだろう。
世の中、何かが間違っていると、生まれてこの方ずっと感じてきた。
それがなんだかわからないが、目の前に存在する。
心の中の棘のように、君を狂わせる。
この気持ちが君を私のもとに運びこんだのだ。
私の言っていることがわかるかね?
ネオ:マトリックスか?
モーフィアス:それがなんだか知りたいかね?
モーフィアス:マトリックスはあらゆるところに有る。われわれを取り囲んでいる。
いまこの部屋にもある。
窓から外を見ても、テレビをつけても見ることができる。
仕事に行くとき、教会に行くとき、税金を払うとき、感じることが出来る。
真実を隠すため目の前を覆っている世界だ。
ネオ:何の真実?
モーフィアス:君が奴隷だってことさ。
ネオ、他のみんなと同じように、君は生まれながらに囚われの身だ。
匂うことも味わうことも触れることもできない、牢獄に生まれついた。
精神の牢獄だ。
モーフィアス:残念ながらマトリックスがな何なのかは誰も教えてくれない。
・・・自分で確かめるしかない。
モーフィアス:これが最後のチャンスだ。これ以後は引き返すことができない。
青いピルを飲むと・・・物語はお終いだ。ベッドで目覚め、後は好きに考えればいい。
赤いピルを飲むと・・・君は不思議の国にとどまる。
ウサギの穴がどれだけ深いか、見せてあげよう。
密教では、世界は胎蔵界(Matrix)と金剛界(Diamond)に分けられる。
物質世界と、精神世界だ。
この世界は金胎不二(分けられない)と考えている。
そこで、両手(二元論)を合わせ金剛合掌(金胎不二)をして頭上に掲げ、叡智を世界に披露するのだ。
ここで出来る中央が卍方の三角形を、一切智印(サルバ・ジュニャ〜ナ・ムドラー)といい、
胎蔵界(マトリックス)曼荼羅の上部にある。
そう、あのフリーメーソンのマークと同じ、三角形なのだ。
これは下部にあるものは、上部の存在が見えないという真実を表現している。
そしてその隠された真実は「as above so below=上にあるものは下にあるものの如し」なのだ。
あなたがご自分の旅(人生)を通して、自分の中に、神聖(神の存在)を発見したら、
この世が・・・如来蔵のように見えるだろう。
モーフィアスはネオに言う・・・「マトリックスはシステムだ。」
地方の豪族から土地を取り上げ、律令制度というシステムが出来上がり、日本国は誕生した。
その官僚システムが、老朽化してきている。
しかし、システムがマトリックスであるゆえに、そのしがらみを切ることは内部の人間にはできない。
日本国のカルロス・ゴーンは・・いつ、どこから、やってくるのだろうか?
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