蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】筒香40号 日本人打者では11年おかわり以来2016年9月14日 紙面から
◇DeNA11−3ヤクルトDeNAが一発攻勢で大勝。2−2の5回にエリアンの3ランで勝ち越し、6回にロペスのソロ、7回は筒香の40号3ランで突き放した。今永は約1カ月ぶりの7勝目。ヤクルトは自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅。 ◇ 降りしきる雨を切り裂き、痛烈な打球がバックスクリーン右へ飛び込んだ。DeNAの筒香が7回2死一、二塁で40号3ラン。打った瞬間にそれと分かる当たりに、「良い感覚で打てた」と満足げに振り返った。 自己最多だった昨季の24本を大幅に更新し続けるが、「僕の中で満足感、達成感はない」と数字には興味を示さない。球団の左打者としては初の40発。また同じ右投げ左打ちで、尊敬する元巨人の松井秀喜さんに肩を並べる高卒7年目での大台到達にも「松井さんに比べたら全然力も技術もない。でも、求めてるものはあるので、さらに上を目指していきたい」。頭にあるのは、さらなる技術向上のみだ。 ヤクルト・山田の頭上をはるかに越す一撃で、トップを走る本塁打王争いで2本差をつけた。打点も山田と並ぶ96まで積み上げ、広島・新井に2点差に迫った。周囲の注目はタイトル争いにも集まるが「僕の中ではクライマックスシリーズ(CS)に行くことが圧倒的に大事。勝ち試合をつくって、その中で周りの方が楽しんでもらえたらいい」と無関心だ。 4位ヤクルトとの直接対決に大勝。ゲーム差を4・5に広げ、球団初のCS出場に大きく近づいた。「CSがかかっている状況で勝てたことが一番良かった」。主砲が欲しいのはチームの勝利だけ。己の数字は後からついてくる。 (小林孝一郎) PR情報
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