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【プロ野球】

ソフトバンク、13点爆勝で奪首

2016年9月15日 紙面から

楽天−ソフトバンク 2回1死一、二塁、右前適時打を放つ内川(撮影・佐藤雄太朗)=コボスタ宮城

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◇ソフトバンク13−0楽天

 ソフトバンクが今季最多19安打で13点を挙げ、首位を奪い返した。1回に内川の適時打などで2点を先制し、2回に打者一巡の猛攻で6点。3回に4点、六回に1点を加えた。武田が7イニング無失点で13勝目。楽天は菊池が崩れた。

 重苦しい空気を、快音で吹き飛ばした。ソフトバンクは打線が大爆発。今季最多の19安打と打ちまくり、勝率わずか2厘差ながら首位を奪回した。3回までに先発全員安打を記録した猛打を、工藤監督は「一致団結して、初回から集中していた」と満足げに振り返った。

 けん引したのは4番内川だ。1回、本多と中村晃の連打に敵失が絡んで先制し、1死二塁から右前適時打。「高めのボール球をうまく打てた。よし、よし、よし!」と勢いをつけた。打者11人で一挙6点の2回も右前適時打を放った。

 4点を加えた3回も左前適時打、4回と9回は中前打と次々と快音を重ねていった。「流れに乗って、どんどんいこうと思った」。2013年5月19日の中日戦以来の5安打に「(タイムリーという)意味のあるヒットが打ててうれしい」と口にした。

 チームは仙台入りした12日夜、選手会主催で工藤監督ら首脳陣も含めて焼き肉店で決起集会を開いた。内川は「1年間やってきたことを悔いなく出し切ろう」とチームを鼓舞した。3連覇へ向け、気持ちを一つにした結束力を主将が結果で示した。

 工藤監督が「スーパーウッチー君が出てくれた」とたたえる大活躍にも、内川は「最後に一番上にいられるように頑張るだけ」と気を引き締めた。残り13試合。日本ハムとの球史に残るデッドヒートを必ず勝ち抜く。 (大窪正一)

 

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