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【プロ野球】

DeNAの筒香、2冠グイッ 広島・新井に並ぶ今季98打点

2016年9月16日 紙面から

阪神−DeNA 5回表2死一、三塁、左前に適時打を放つ筒香=甲子園で(山口登撮影)

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◇DeNA8−6阪神

 DeNAが競り勝った。5−5の7回、関根の適時三塁打とロペスの犠飛で2点を勝ち越し、8回にも加点した。2番手の須田が5勝目を挙げ、山崎康が2年連続の30セーブ。阪神はメッセンジャーが踏ん張り切れず11敗目を喫した。

    ◇

 DeNAが乱戦を制し、初のクライマックスシリーズ(CS)進出にまた一歩前進した。勝利の力になったのは桑原の一撃だ。1回、この試合の1球目、146キロの真っすぐを強振。打球は左中間席へ飛び込み、先頭打者初球本塁打となった。

 「メッセンジャー投手なので、追い込まれる前に初球から自分のスイングをしてチームにいい流れをつけようと打席に入りました。正直、本塁打になると思わなかったです!」

 主砲も続いた。5回、ロペスの適時打で勝ち越してなお2死一、三塁。筒香は1−2と追い込まれながら三遊間を破る左前適時打を放った。1回の中犠飛と合わせてこの日2打点。今季98打点として広島の新井に並び、本塁打との2冠が視野に入った。

 それでも「プロ野球選手として数字には責任を持たないといけない。でも数字は気にはなるけど、興味がないという感じ。チームが勝つことが大事」と、記録よりも勝利を優先する考えを強調。そんな姿勢がさらに頼もしい。ラミレス監督は「日本の4番打者だということを、一試合一試合、証明してくれている」と目を細める。1番と4番。打線のキーマンが活躍し価値ある勝利を手にした。

 

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