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【プロ野球】

広島凱旋 地元ファンと喜び一丸 緒方監督絶叫「日本一目指す」

2016年9月16日 紙面から

ファンの声援を受け、ペナントを手に場内一周する広島ナイン=マツダスタジアムで(市川和宏撮影)

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◇広島5−0巨人

 広島が零封リレーで3連勝。岡田は速球で押し、5イニングを2安打に抑えて7月19日以来の4勝目を挙げた。打線は4回に石原の犠飛で先制し、7回は失策で1点。8回に田中が3点二塁打を放った。巨人は好投の田口を援護できなかった。

    ◇

 25年ぶり7度目のリーグ制覇を果たした広島ナインが15日、優勝決定後初めて地元へ凱旋(がいせん)した。巨人に快勝したホーム・マツダスタジアムでの試合後、優勝セレモニーがあり熊崎コミッショナーから緒方孝市監督(47)に優勝ペナントやトロフィーが手渡された。その後、ナインは場内を一周して、スタンドを埋め尽くしたファンと喜びを分かち合った。

 広島・緒方監督が優勝ペナントを掲げると、無数のフラッシュが浴びせられた。耐え、待ち望んだ栄冠の証明。3万2106人から「ありがとう」の声が飛んだ。25年ぶり7度目のリーグ優勝。ファンに報告と同時に、次なる目標を口にした。

 「10月12日からはクライマックスシリーズ(CS)が始まります。厳しい戦いになると思います。覚悟を決め、一丸となり、ファンの皆さまとともに、日本一を目指したいと思います」

 指揮官の絶叫と同時に、球場のボルテージは最高潮に達した。優勝決定から5日。「今日も熱いご声援、本当にありがとうございます。本当に25年間、長い間お待たせしました。ファンの皆さま、おめでとうございます」。10日の優勝決定時と同じコメントで喜びを分かち合い、ペナントを手にグラウンドを一周した。

 巨人相手となる可能性があるCSファイナルステージに向けて再始動。ルナ、エルドレッドを置いた対左投手用の打線でライバルを圧倒した。4回、新井が中前打で出塁。鈴木、エルドレッドが四球を選んで満塁とし、石原の中犠飛で先制点を奪った。

 先発の岡田は5イニングを投げて2安打無失点で4勝目。激しいCS先発争いの中、猛アピールに成功した。6回以降は一岡、今村、大瀬良、オスカルが無失点リレー。8回には田中の3点二塁打でダメを押した。地元凱旋勝利で85勝目。シーズン残り8試合で、90勝の大台到達も見えてくる。約束の日本一へ、妥協なき戦いは続く。 

  (田中政行)

 

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