こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
早速ですが、きょうは、民進党の新しい代表となった蓮舫さんに、スタジオにお越しいただきました。
蓮舫さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
こんばんは。
蓮舫さん、早速ですけれども、今回、1回目の投票で、6割のポイントで勝たれた、圧勝だといえると思うんですが、何が支持をされたと思いますか?
最も変わった感があるというのがあると思うんですよね。
40代で女性で、ずっと今まで私がやってきたある意味、突破していく力にご期待をいただけてると思います。
突破していく力ですね。
このあとも蓮舫さんには伺っていきたいと思うんですが、まずはぜひ、一緒にこちらをご覧いただきたいと思います。
当選したことをご報告申し上げます。
民進党の新たなリーダーに選ばれた蓮舫氏は48歳。
民主党時代を通じて、女性が党の代表に就任するのは、蓮舫氏が初めてです。
頑張ろう!
与野党からは。
そして、就任の記者会見に臨んだ蓮舫新代表。
焦点の党役員人事について。
では改めてここからは、政治部野党キャップのよしかわ記者にも加わってもらって、蓮舫さんに伺っていきたいと思いますが、蓮舫さん、民主党時代から通じて、党の初めての女性党首ということですよね。
どういうカラーを打ち出していこうというふうに考えていらっしゃいますか?
批判から提案、今回の代表選挙でも一貫して、主張させていただきました。
もともと私たちにも、提案も対案も考え方もあるんですけれども、残念ながらそれが届いていなくて、批判ばっかり、非難ばっかり、だからこのイメージをまず払拭する。
まず提案型。
もちろんただ、ていあんの前に、許し難い不祥事ですとか、あるいは内閣において、看過できない国民の怒りが向くような何かが起きたときには、それは指摘をさせていただきますけれども、基本的には、その上で、何を私たちはしていくのか、私たちだったら何を行っていけるのか、それが提案できる党になりたいと思います。
提案を目指すということなんですが、野党第1党の今回、党首となられたわけですが、まず現状をちょっともう一度、振り返りますと、政権を持ってらした時代から、このあおいのが民主党、今の民進党にかけての、支持率ですね。
これだけ開いてます。
本当に歴然としたこれだけの支持率の差があるわけですけれども、この現状はどうご覧になりますか?
いや、厳しいですよ。
どう考えても、立ち向かえないんじゃないか、諦めたほうがいいんじゃないかと、正直思ったこともあります。
でも、あまりにも強い与党だけだと、この国は選択肢がなくて、そして国民の皆様方が選べない政治というのは、結果として、民主主義が機能しない。
チェック&バランス、私たちはやはりもう一回立ち向かう。
できればこの青い所に行きたいと思います。
そして先ほどもイメージの払拭という話もありましたけど、今回の代表戦でもやはりいまだに民主党が政権を持っていた時代の総括というのが論点の一つになっていましたよね。
ご自身でも、いばらの道ということをおっしゃっていましたけれど、では具体的にどうやって党勢を回復していこうと考えてますか?
一つ一つだと思うんですね。
風ですとか空気ですとか、奇策はないということを、私たちはものすごく失敗から学びました。
一つ一つの信頼を積み重ねていくために、われわれは批判だけではなくて、提案がある。
現政権に対してきっちりと向き合っていく、この姿勢を皆様方にご理解をしていただく、この努力に尽きると思います。
蓮舫さん、その信頼を回復し、党勢を回復する、これに向けて、まずは党役員人事というのが注目されると思うんですけれども、きょうの夕方の会見では白紙だということでしたけれども、この焦点となります、党運営の要となります幹事長の人事、幹事長にはどういった方が望ましいというふうにお考えでしょうか?
そうですね、やっぱり私が参議院議員ですから、現段階では。
やはり衆議院をしっかり統括してくれる、やはり国会の論戦は衆議院から始まりますから、私に代わってしっかりと対じをしてくれる方を、ぜひ幹事長にと、今考えています。
今回、代表戦を戦われた前原さんですとか玉木さん、このお2人を要職に起用されるお考えというのはおありでしょうか?
2人ともすばらしい政治家です。
2人ともやはり一緒に戦って、能力も高い。
ただ私たちの政党、小さくなりましたけれども、衆議院、参議院合わせて150人近く、皆さんそれぞれが専門性が高いですので、もう少し考えて、どなたが適材適所なのか、もうちょっと時間を頂きたいと思います。
いつごろまでに?
うーん。
1時間後とは言えませんね。
例えば、イメージを変えるために、若手を抜てきしたりですとか、女性の代表ということで、女性を積極的に起用するというようなところはどうなんでしょうか?
若手と女性は両方兼ね備えてると思っているものですから、私自身ではなくて、私にないものをしっかり持っている人、そこを中心に考えたいと思います。
それでは、蓮舫さんが新しい代表に選ばれて、街の人はどのように感じているのか、聞いてきました。
蓮舫さんが選ばれたんですけど。
期待の声がある一方で、誰がやっても同じという厳しい意見もありましたね。
蓮舫さんも一人一人の意見にうなずきながら、今ご覧になっていましたが、政権交代目指す中で、どういう野党として、安倍政権と向き合っていかれますか?
反対だけの反対はだめだと思います。
厳しいことは厳しいと指摘はしますけれども、賛成できることには賛成できるとはっきり言わないと、やはり安倍政権というのは支持率が高い。
その支持率の高い分析をしたらね、ほかに代わりがないとか、野党がだらしないとか、いろいろありますけれども、でも国民がやっぱり、多くの方が支持をしている政権のやっていることの評価できるところも、私たちはこれからはしっかり指摘を、指摘というか、評価をしていかなければいけないと思います。
先ほどの街の声にもありましたけれども、いわゆる二重国籍の問題ですね。
党内からもまだ、説明責任が十分に果たされていないんじゃないかですとか、これ、与党に攻撃材料を与えてしまったんじゃないかという指摘も出ていますけれども、こうした声にどうやって答えていかれるお考えでしょうか?
その指摘を呼んでしまう原因を作ったのは私のことですから、これはしっかりと重く受け止めて、説明は尽くしていきたいと思っています。
今後の党運営ですとか、対与党、対政府に対する姿勢に特にこの問題でダメージを受けるということはないでしょうか。
いや、少なからず受けていると思います。
けれども、私の発言の不安定性ですとか、記憶に頼った不確かな発言のぶれと映ってしまったようなものはこれはもうとにかくおわびをさせてください。
ただ、その上で今、籍を抜く作業、まもなく完了すると思いますので、そうした事実も持って、しっかりと前向きに正直に話していきたいと思います。
政権を目指す野党第1党の党首として、特に問題はないというふうにお考えでしょうか。
法律的にはそうだとは思いますけれども、やはりその部分で道義的にはどうなのかという声も、しっかり受け止めたいと思います。
それともう1点、今回の代表選挙の争点の一つにもなりました、野党連携についてお伺いしたいんですけれども、先ほど志位委員長、共産党の志位委員長ですね、次の衆議院選挙に向けて、この連携をさらに発展させていきたいというような考えを示されていました。
一方で、党内では共産党中心の連携の在り方をもう一回見直したほうがいいんじゃないかという声も出ていますけれども、次の衆議院選挙に向けてこの野党連携、どのように取り組んでいかれるお考えですか?
まずは岡田前代表が、大変な力を持って、一つの判断で、この参議院議員選挙、野党連携を深めました。
これは一つのやはり成果が出ていると思っています。
ただ、今度私たちが向き合うのは、政権選択を問わせていただく衆議院議員選挙ですから、ここはまず、綱領ですとか、あるいは政策の一致がない所と連立政権を目指すのは難しいと思います。
無理です。
ただ、基本的枠組みを維持するというのは、これは幹事長、あるいは書記局長とのこうとう間の合意がありますので、これまでもリセットすることはできませんが、まずは私たち、民進党が何を目指す政党で、どういう政策を訴えてるか、そこでしっかりエッジを立てさせることのほうが大事だと思います。
そういうものを前提として、今後も協議は、継続していくということで、よろしいんでしょうか?
協議は継続。
ただ全体として一緒にやっていくという、前提ではないです。
それはそれぞれやはり政策であるとか、綱領がある立場で違う政党ですから、まずそれぞれの政党がそれぞれの政党でその選挙で、何を強調して訴えて、どんな政策を持つのか、その上で、何が一緒にできるのか、その次の話だと思います。
そうした中でも早速、来月には衆議院の補欠選挙が2つ行われます。
いずれもこの選挙区、民進党の候補、共産党の候補という、擁立を決めているわけですけれども、ここでその一本化というようなことはお考えなんでしょうか。
選挙はどの選挙も、野党対与党というシンプルな形が一番です。
ただ、シンプルな形がある意味、自分たちの党の持っているものが、何か失ったと思われてしまったらいけないと思いますので、まずは、きょう代表に就任させていただいたばかりですので、執行部にはいたんですけれども、そういう意味では岡田前代表、枝野前幹事長からしっかりと引き継ぎをして、そこから考えさせてください。
今後の政治日程なんですけれども、今月26日に臨時国会が召集されます。
政府の与党は第2次補正予算案とかTPPの国会承認と、こういう問題で審議を進める構えなんですが、民進党としては、この臨時国会、何を重視して、論戦に臨まれようとしていますか?
まずはこの第2次補正予算案、確かに今、経済が落ち込んでいる認識は、私たちも持っています。
ただ、安倍内閣に入ってもう5回目の補正予算ですから、ほとんど本予算と一体化をしているものがあって、補正予算の意味合いがずいぶん薄まっていると思います。
かつこれまでの補正予算でも使いきれなかったじゃぶじゃぶのお金がどこに行っているのか。
それを私たちはずっと追いかけてきていますので、果たして今回の規模、予算でいったら国費でいったら、4兆という規模ですけれども、これが本当に必然性があるのかどうなのか。
この財源があるなら、何に使ったほうがいいんではないかという、提案型の指摘をしたいと思います。
それともう1つですね、時期はまだ分からないんですけれども、自民党は、衆参両院で、憲法改正に向けて、憲法審査会ありますけれども、民進党としてはどのようなおつもりですか。
まず憲法審査会を昨年の安保国会から止めているのは与党です。
与党がお呼びになられた憲法学者が与党・政府の法案を違憲だと言ったときからひっとうかん協議も難しくなりました。
私たちが止めているわけではありません。
われわれは立法府の一員として当然、立法府の中の手続きを踏んだうえで開催すれば、それは当然参加をします。
蓮舫さん、この9条は絶対に守るという一方で、時代の変化に合わせて改正が必要なものが生じたら、議論すればいいではないかと発言されてきましたけれども、今、具体的に何か改正が必要な項目というのは何かありますでしょうか?
立法府に13年目になりますけれども、憲法のここが足りないから、立法作業に不具合が生じたということはありません。
ただ、その中でも際立って去年の安保法制以降、国民のための憲法ですから、国民の皆様方の声で、9条を守ってもらいたい、平和主義を守ってもらいたいという声はとても大事。
その意味で9条を守るといっています。
ただ、それ以外のところで、皆様方から、例えば私は8章の地方自治とか、家族と自民党が提言をしていることに対しては違和感を感じているんですけれども、こういう部分で私自身が気になるところがありますので、党内に憲法審査会、憲法調査会を今ひとたび設けて、何が必要なのか、必要じゃないのか、議論を始めたいと思います。
では最後に、総理大臣を目指すのならば、衆議院議員のほうがふさわしいのではないかという声もありますね。
次の衆議院選挙に立候補する考えというのはありますでしょうか?
覚悟はあります。
覚悟はあると?ありがとうございました。
ありがとうございました。
民進党の新しい代表になった蓮舫さんに話を伺いました。
さて、次は豊洲市場の土壌の汚染対策を巡る問題です。
専門家が敷地全体に盛り土を行う方向で議論を進めていた平成20年当時のトップの発言が新たに分かりました。
発言していたのは、当時の石原知事です。
記者会見で、地中にコンクリートの箱を埋め、その上に建物を整備する案について、発言していました。
平成20年5月、当時の石原知事の記者会見です。
築地から豊洲への移転を巡って、発言していました。
土壌汚染対策が大きな問題となっていた豊洲への移転。
当時、土壌や水質に詳しい大学教授らで作る専門家会議は、敷地全体に盛り土を行う方向で議論を進めていました。
これについて石原氏は。
専門家の意見を紹介する形で、敷地の土を削ったあと、コンクリートの箱を埋め込み、その上に建物を建てる方法を提案しています。
土壌汚染対策を巡る議論は当時、どうなっていたのか。
石原知事の発言の2か月後、専門家会議は当初の議論どおり、敷地全体に盛り土を行うべきだとする提言をまとめました。
その後、東京都は提言を実現するため、別の専門家による技術会議を設置します。
しかしこの会議の中で、東京都は、提言に反して、建物の地下に空洞を設ける方針を示していました。
地下水の汚染が確認された場合、対策を講じるための地下空間が必要だなどと説明していました。
技術会議で東京都はどのように説明したのか。
会議のメンバーだった東京都環境公社の長谷川猛非常勤理事は。
地下空間の話は出たものの、それ以降、都から具体的な提案は示されなかったといいます。
その後も都議会で、是非を巡って議論が続いていた築地から豊洲への移転。
平成22年10月に、当時の石原知事が決断したことで、大きく動きだします。
直後から工事に向けた動きは加速し、よくとしの6月には、建物の地下では盛り土を行わないとする建物の基本設計が完成しました。
東京都は、当時のトップの意向が、盛り土の方針に影響を与えたかどうか、経緯を調査しています。
一方、きょう夕方、取材に応じた石原氏は、8年前の会見での発言について。
そして。
今のこの問題で、ひと言、言いたいことはありますか?
東京都は伏魔殿だね。
豊洲市場への移転が延期となっている築地市場では、移転先に事務所を構える業者や組合から怒りの声も。
こうした中、リオデジャネイロパラリンピックの閉会式に出席するため出発した、東京都の小池知事。
現地から指示を出して、対応に当たる考えを示しました。
そして、専門家会議の代表に、きのう面会したことを明らかにしたうえで。
石原さんは東京都は伏魔殿だと言ってましたけどね、当時の石原知事の発言が、ではこの問題にどのくらい影響したのかというのは、ちょっとよく分からないですね。
それはちょっとよく分からない感じですね。
ただ、先ほども紹介しましたけど、築地の業者や組合の怒りの声がありましたよね。
例えば青果省の組合では、1000万円近くかけて、机とか棚を新調したそうなんですが、それを来月、豊洲に搬入する計画だったんですけれども、これ延期とかキャンセルになると、さらに料金がかかるということなんですね。
まさに現場の人たちが一番しわ寄せを受けている状況なんですよね。
小池知事には、それこそ伏魔殿に隠された謎を解明して、事態の打開に力を尽くしてほしいと思います。
続いてトゥデーズウオッチです。
虐待の疑いがあるとして、警察が児童相談所に通告した子どもの数。
ことしに入って半年間で、2万4000人を超え、これまでで最も多くなったことが分かりました。
警察庁によりますと、6月までの半年間に虐待を受けた疑いがあるとして、全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもは、2万4511人で、去年の上半期に比べて、42%増え、統計がある平成23年以降、最も多くなりました。
一方、厚生労働省は、毎年、児童虐待の詳しい状況をまとめています。
それによりますと、去年3月までの1年間に虐待を受けて死亡した18歳未満の子どもは、無理心中を除いて全国で44人。
このうち1歳未満の乳児は、全体のおよそ60%に当たる27人で、前の年より11人多く、割合としては、調査を始めた平成15年以降で最も高くなっています。
中には自宅などで出産したあと、育児を放棄してしまうケースもあるということです。
専門家は、出産前から子育てや生活の相談に乗るなど、支援を急ぐべきだと指摘しています。
顔のしわを取るなどの美容医療を巡り、高額な請求をされたなどといった60歳以上の女性からの相談が、この5年間におよそ900件寄せられ、国民生活センターが注意を呼びかけています。
最先端の美容医療でいつまでも若々しく。
注射だけでマイナス10歳!国民生活センターによりますと、手軽さをアピールする新聞の折り込み広告をきっかけに、トラブルに巻き込まれることが多いということです。
センターでは、60歳以上の消費者トラブル110番として、あす午前10時から午後4時まで、さまざまな相談を受け付けることにしています。
保育所などの空きを待っている待機児童。
公表された人数が少なすぎるという批判が出ていることを受けて、厚生労働省は、待機児童の基準を見直す検討を始めました。
厚生労働省は、待機児童を全国で合わせて2万3500人余りと公表していますが、自治体によっては、自宅から離れた施設を提示されて断ったり、施設が見つからずに、育児休業を延長したりしている場合は、待機児童とされないケースがあります。
これを受けて厚生労働省は、基準の見直しに向けて検討会を設け、きょう、初めての会合を開きました。
厚生労働省では、年内にも議論をまとめたうえで、基準を見直し、来年度までに全国の自治体に示すことにしています。
不正会計問題の発覚後、株式の上場を維持するため、内部管理体制の改善が求められている東芝。
東京証券取引所が、投資家に注意を呼びかける特設注意市場銘柄に指定してから1年となるきょう、再発防止策の進捗を報告する確認書を、東証に提出しました。
確認書はおよそ3000ページに上り、経営幹部や従業員を対象にした研修や、内部通報制度の強化などの取り組みを行っているとしています。
東証は今後、東芝の対応を審査し、株式の上場を維持するか、または廃止するかを判断することになります。
相模原市の知的障害者施設で起きた事件。
逮捕された男は、措置入院を解除されたあと、無断で病院を受診しなくなり、事件を起こしていました。
この措置入院を巡って、厚生労働省の検討チームは、再発防止に向けた中間報告をまとめ、制度の見直しに向けて今後、議論を進めることにしています。
相模原市の知的障害者施設でことし7月、入所者などが次々と刃物で刺され、19人が死亡した事件。
逮捕された元職員の男は、事件の4か月前、措置入院をしていました。
大麻の陽性反応が出ていましたが、解除されたあとは、無断で病院を受診しなくなっていました。
措置入院の対応などを検証している厚生労働省の検討チームは、きのう中間報告として、解除後の支援について、市や病院の対応が不十分だったと指摘。
社会復帰に向けた支援計画の作成などを提言しました。
解除後の支援で、独自の取り組みを進めているのが千葉市です。
千葉市では、医療機関やケースワーカー、家族らも加わって、措置入院の解除前に、支援の内容を決めます。
さらに解除後も、定期的に見回ります。
再入院する人が大幅に減る効果も出ていますが、十分な支援を行うには、専門性を持った人材が必要だといいます。
厚生労働省の検討チームでは、患者がほかの自治体に移ったり、治療をやめたりしても、支援を継続できる仕組みなども併せて検討し、秋までに再発防止策を取りまとめることにしています。
さて、こちらの映像、覚えていますでしょうか。
7年前にニューヨークで起きた航空機事故です。
機長のとっさの判断で、ハドソン川に不時着。
乗客は全員無事でした。
ハドソン川の奇跡と呼ばれました。
ところが、ヒーローとなった機長が、実はその後、疑いをかけられていたんです。
この話に基づいたクリント・イーストウッド監督の映画がアメリカで公開され、ヒットしています。
機長役を演じるのがトム・ハンクスさんです。
日本でもまもなく公開されるということで、3年ぶりに来日したトム・ハンクスさんに、今の時代に伝えたいメッセージは何か、聞いてきました。
映画は、飛行機が鳥とぶつかり、エンジンが停止するところから始まります。
乗客の命を救ったサリー機長は、一躍ヒーローに。
しかし、物語はここから。
不時着の判断が間違っていたのではと、疑いがかけられます。
追い込まれたサリー機長。
信念を貫くことはできるのでしょうか。
追い込まれても、自分を貫こうとする機長を演じたトム・ハンクスさん。
伝えたかったことは?
これまでさまざまな時代のアメリカを演じてきたトム・ハンクスさん。
フォレストガンプ一期一会では、ある男性の半生をアメリカの歴史と重ねながら描きました。
プライベート・ライアンでは、第2次世界大戦下、命懸けで、ある兵士を救出しようとする大尉を演じました。
そして今回の舞台は、7年前のアメリカ。
ハンクスさんは、アメリカ社会の変化をどう感じているのでしょうか。
ヒラリー・クリントン氏を支持しているというトム・ハンクスさん。
トランプ氏の人気が根強いことについては。
へえ、そうなんですね。
大統領選挙については、トム・ハンクスさんも生きてきた中で一番ワイルドな選挙だというふうに感じているんですね。
言ってましたね。
彼自身、自分は民主党支持だということは公言していてね、その民主党支持の立場から、非常に雄弁に選挙について話してましたけど、こちらから、アメリカはかわったんではないですかみたいな話を振っても、アメリカは完璧な国ではないんだけれども、常に理想を信じるいい国だというふうに、非常に前向きな発言だったんですね。
というのは、今、アメリカは大統領選挙の季節で、今、国が分断されていて、争って、傷つけ合っているというふうに見えるんだけども、例えば今回の主人公の機長のようにね、すばらしい人物はいるんだと。
アメリカは捨てたもんじゃないんだということを、映画を通して訴えたいということを感じましたね。
ニュースを続けます。
燃費の不正問題が発覚した三菱自動車工業が、その後も不正を続けていた問題。
会社側は、不正な測定方法だったとは認識していなかったと説明していましたが、実際には、現場の担当者が、国の機関から正しい測定方法の説明を受けていたにもかかわらず、方法を改めていなかったことが国土交通省の調査で明らかになりました。
また、一部の車種では過去のデータを流用し、測定自体を行っていなかったということです。
国土交通省は、きょう、三菱自動車の益子修会長を呼び、関係者の責任を明確にすることと、再発防止策を見直し、今月中に報告することを指示しました。
神奈川県にある厚木基地の周辺の住民が騒音の被害を訴えた裁判で、最高裁判所は、来月31日に双方の主張を聞く弁論を開くことを決めました。
弁論は、判断を変更する際に必要な手続きで、期間や時間などを限定する形で、自衛隊機の飛行差し止めを命じた2審の判断が見直される可能性が出てきました。
また、2審の判決では、将来も騒音被害が続くことを考慮して、2審の審理が終わった時点から、ことしの年末までの被害についても、賠償が命じられましたが、これに対する国の上告が受理されたため、なんらかの形で見直される可能性があります。
気象情報、斉田さんです。
こんばんは。
海、荒れてますね。
こちらは午後3時ごろの沖縄県石垣島の様子です。
波が高くなっていますけれども、今は台風14号の影響で、波が高くなっているんですが、あす以降、台風16号の接近に伴って、猛烈なしけとなってきそうです。
では、その台風16号の情報、見ていきましょう。
午後6時現在です。
中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、強い勢力です。
高気圧に押される形で今、西へ西へと進んでいて、きのうの予想よりも北上が遅れている状態なんです。
このあとの予想を見ていきましょう。
進路を北寄りに変えて、さらに発達しそうです。
あさって土曜日にかけて、非常に強い勢力で、石垣島など、先島諸島にかなり接近するおそれがあります。
さらに、このあとの進路を見ますと、19日月曜日から、20日火曜日にかけて、九州など西日本に近づくおそれがあります。
まだ進路は定まっていない状態ですね。
では、まず警戒が必要になる波の予想を詳しく見ていきましょう。
あす午前0時から見ていきます。
台風16号が近づく先島諸島、あすの午後から急速に波が高まってきそうなんです。
波の高さの予想、見ていきますと、先島諸島、あすには9メートルの猛烈なしけ、沖縄本島地方は4メートルの予想です。
そして夜になると、風も強まってきて、最大瞬間風速、先島諸島では35メートルの予想です。
これは何かにつかまっていないと立っていられないくらいの、そんな風があすの夜からは、もう吹きそうです。
そして台風が先島諸島に最も接近するのは、あさって土曜日の朝から昼前と予想されていますので、あさってには、この数字よりも、さらに強まることが予想されます。
暴風や高波には厳重な警戒が必要です。
では、あすにかけての天気図を見ていきましょう。
動かして見ていきます。
秋雨前線は西日本から東日本の太平洋側に停滞しますが、弱まる予想となっています。
あすは北の低気圧から延びる前線の影響を受けて、北海道で激しい雨や雷雨となりそうです。
続いてスポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
さあまずは、リオデジャネイロパラリンピックの大会8日目。
日本、メダルラッシュです。
競泳と自転車で3つの銀メダル。
そして陸上と車いすテニスで2つの銅メダルを獲得しました。
競泳のエース、木村。
今大会、まだ手にしていない金メダルを狙います。
トップで折り返しましたが。
木村、2位に下がった。
オリデルが前に出た。
オリデルか木村か、木村敬一、銀メダル。
3つ目のメダル獲得も、一番自信があった種目なだけに。
自転車のロードタイムトライアルは、両足が義足の藤田。
前半から飛ばし、勝負は後半。
気力を振り絞った藤田。
3大会連続のメダル獲得です。
女子は、目に障害のあるクラスに鹿沼が出場。
先導役と共に、息を合わせて駆け抜けました。
うれしい銀メダルです。
大学4年生の辻。
長年続けてきたハンドボールから転向してまだ1年半です。
スタートしました。
前半、冷静に自分のペースを守ります。
さあ、辻、上がってこい。
そして、最後の直線。
勝負をかけます。
上がってきた、上がってきた。
辻がトップに上がった。
辻、今3位でフィニッシュ。
銅メダル!辻、初めてのパラリンピックで銅メダルを獲得しました。
車いすテニスの上地は、メダルを懸けた3位決定戦。
前日の敗戦を糧にして、積極的に攻めました。
前に出て、このプレー。
多彩なショットが光りました。
いいスライスだ。
決まった!
この種目、日本初のメダル獲得。
涙を拭って見据えるのは、4年後の東京です。
大粒の涙、喜びとそして、悔しさもたくさん詰まっていましたね。
そして、こちらはオリンピックです。
バドミントンで日本に初の金メダルをもたらした高橋選手と松友選手のペアが、報告会に出席。
今後の活躍を誓いました。
日本バドミントン協会が開いた報告会。
メダリストをはじめ、9人の代表選手が出席しました。
女子ダブルスの高橋選手と松友選手のペア。
バドミントンで日本初となる、金メダルを獲得しました。
2人には、協会から報奨金として、それぞれ500万円が贈られました。
女子シングルスで銅メダルの奥原選手は、さらなる活躍を誓いました。
3人は来週から東京で開かれる国際大会に出場する予定です。
大相撲秋場所は5日目です。
綱取りに挑む稀勢の里は、ここまで2勝2敗。
角番の豪栄道は4連勝と好調です。
対照的な大関のきょうの勝敗は。
稀勢の里。
先場所12勝を挙げた26歳の貴ノ岩の初挑戦を受けました。
稀勢の里、これからこれからと、自分に言い聞かせるように繰り返していました。
豪栄道。
きょうの相手は、先場所敗れた新関脇の宝富士です。
相手が得意の小手投げに、うまく対応できたと豪栄道。
横綱、大関陣でただ一人、初日から5連勝です。
綱取りに挑む稀勢の里について、元大関・栃東の玉ノ井親方に聞きました。
混戦の秋場所。
玉ノ井親方の目を引くのは、豪栄道と隠岐の海です。
隠岐の海、2横綱、2大関を破る活躍ですけれども。
親方もね、波に乗ったら怖いといってましたけれども、隠岐の海、気になりますね。
そうですよね。
あす、琴奨菊と対戦なんですよね。
大関相手に自分の内容の相撲を取れるか、こちらも注目ですね。
さあ続いては、中入り後の勝敗を見ていきましょう。
続いてはプロ野球です。
きのう、1週間ぶりに首位を明け渡した日本ハム。
1日での首位復帰を目指し、最下位オリックスと対戦しました。
日本ハムの先発、メンドーサ。
1回、先頭、糸井への初球でした。
ストレートが高めに浮いて、スタンドに運ばれました。
メンドーサは2回にも糸井にホームランを浴びるなど、序盤で4点を失います。
追う打線。
オリックス、金子の変化球を捉えきれません。
6回までヒット1本に抑えられます。
7回は3人目の鍵谷。
糸井への初球でした。
レフトへ。
もう、見送った。
今度はレフトスタンドへ。
日本ハム、オリックスに連敗です。
ロッテは1回、チャンスで4番角中。
打率リーグトップです。
いい所に落ちてくれたと、先制のタイムリーとなります。
先発は石川。
ここまで13勝を挙げています。
キレのあるストレート。
シンカーを低めに集め、楽天を封じました。
石川は今シーズン3回目の完封勝ち。
リーグトップに並ぶ、14勝目を挙げました。
セ・リーグです。
初のクライマックスシリーズを目指す3位DeNAは、きょうから5位阪神との3連戦です。
DeNAは1回、1番桑原。
初球を先頭打者ホームラン。
DeNAが先制します。
先発は10勝目を狙う石田。
2点リードの6回、打席は陽川。
2ランホームランで同点とされます。
直後の7回。
ランナー1塁で関根。
7試合ぶりの先発起用に応えるタイムリー3ベース。
DeNAが終盤、勝ち越しました。
広島はリーグ優勝を決めたあと、初めての地元での試合。
4回、満塁で石原。
最低限の仕事ができたと、犠牲フライで先制します。
先発のルーキー、岡田は、緩急をうまく使いました。
的を絞らせないピッチングで5回を無失点。
6つの三振を奪います。
このあと、リリーフ陣が抑え、8回は再び満塁で田中。
走者一掃のタイムリー2ベース。
広島は凱旋の試合を勝利で飾り、3連勝です。
2016/09/15(木) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽広がる不安の声 豊洲市場でまた新事実▽蓮舫新代表が生出演[二][字]
広がる不安と困惑の声豊洲市場でまた新事実危険性指摘受けるも…石原元知事は何を語る▽民進党・蓮舫新代表今夜スタジオに生出演▽トム・ハンクスさんVS河野キャスター!
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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日本語
英語
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