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【激白・角川春樹(2)】
原田知世は「今でもピュア」 草刈正雄には物を投げつけ…一番心に残った俳優は?
「知世は私の中ではじめから使う気はなかったんですよ。最終オーディション前日の前夜祭でカラオケを歌わせたときに、知世自身ではない“私を見て”って声が2度聞こえたんです。本人は歌ってるしね、この声は誰なんだと。なんとしてもこの子に特別賞を渡そうと思った。受験番号も覚えていますよ。13番って」
--「時をかける少女」(83年)の大林宣彦監督に「嫁にしたいくらいほれている」と言って原田さんを起用するように言ったとか
「私が結婚したい相手になっている。どこでどういうふうにそうなったかは知りません。大林さんはうらやましくなったんですね。悔しいという思い。“ああ、こんなにいい素材だったんだ”という。その前にフジテレビでドラマ『セーラー服と機関銃』(82年)の主演をやらせた。オーディション会場にフジテレビのプロデューサーが来ていたので、その場で話をして知世でやろうと決めた。いきなりテレビの初主演です。ひろ子の場合はテレビドラマ(三浦友和主演の「敵か? 味方か? 3対3」1978年、テレビ朝日系)に準主役で出した。薬師丸が当時13歳、撮影現場で14歳を迎えた。知世の場合は13歳か14歳でしたね。だから今、ひろ子と知世がだぶるんです。(監督の)佐藤純弥さんはひろ子を使うのに大反対だったんですけどね」
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