はてこの嘆願書がひどいのは、大阪市のヘイトスピーチ条例を恣意的に引用していること。
このことは下記ブログで指摘がなされている。
はてこはこの指摘について、「削除ではなく一部引用」だとか、「リンク先で全文を確認できるようにしてある」などと述べて釈明した。(※1)
しかし、ソースへのリンクが貼ってあれば恣意的な引用をしてよいということはない。リンクが貼ってあるとしても、そのソースを確認しない読者は多い。これはまとめサイトでよくあることだが、引用や編集のやりかた次第では捏造だし、印象操作をおこなって読者をあざむくことができる。
もっとも今回の引用にあたって、はてこの意図がどうだったか分からない。不都合な部分を隠すような「一部引用」には印象操作の目的があったと見られても仕方ないが、その悪意を追及するのは水掛け論になってしまう。
それでまあ、彼女がそのことを故意ではない、過失でもない、そもそも捏造や印象操作に当たらないからセーフという100%の正当化をするつもりなら、あの引用箇所を修正するべきではない。それなのにこの指摘を受けた後、ちゃっかりと修正していた。自分のやったことが正しいと思うなら、このような姑息な修正をするのはおかしい。(※2)
ところで、もしかして、はてこはこの問題を指摘したブログを無視しているのだろうか?
上記のブログは180以上のブクマが付いているし、ホットエントリにも入っている。はてこは恐らくここから指摘を受けて、自分のブログでこの問題について釈明をおこなったのだろう。
それにもかかわらず、彼女が釈明をおこなっているエントリ内には指摘元のブログへのリンクを貼らず、名前を出さず、先方の存在をまるっきり無視しているかのようだ。これはいくらなんでも失礼である。(※3)
アイヌがどうとか差別がどうとかいう問題以前に、彼女のやっていることは不誠実すぎるし、それを指摘されたときの事後対応もまずいと思う。
※1 「まとめて返信」http://kutabirehateko.hateblo.jp/entry/2016/09/15/073000
※2 はてこは嘆願書エントリの追記欄でこの修正について報告をおこなっていない。彼女が嘆願書を修正するときには、追記欄で報告することもあるようだが、この件では報告をしていない。なぜなのか。批判のやり玉にあげられたこの箇所を修正する場合にこそ、はっきりとした理由説明と報告が必須だと思う。
おちんちん、びろぉおぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉおぉん
うるせーよてめー 死ねよ
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%D3%A4%ED%A1%BC%A4%F3 びろーんとは 裁判所の前で弁護士が判決を知らせる為に掲げる「無罪」や「勝訴」と書かれた巻物のこと。
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