シリアでの停戦は、一部を除いては概ね守られているとされていますが、合意をした米ロシア間には、深刻な相互不信と疑念が残っているようです。
米国では国防総省が、アレッポの封鎖問題のカギを握っているal kasteeko道路から、政府軍が撤退し始めたとの情報も現地情勢もないと、15日記者会見で公表しました(この点に関して、ロシアは政府軍が撤退を始めたと発表した模様)
更に一般的に、米国はロシアが封鎖の停止と人道援助の搬入のために政府軍に圧力をかけていないと批判している。さらに米国が非難しているか否かは不明だが、(おそらく政府軍機、ロシア機ではないと思われる)反政府軍の支配するイドリブ市街に対しても何度かの空爆があった模様。
このような状況を受けて、オバマ大統領は16日、国務長官、国防長官を含めて、シリア問題に関する国家安全保障会議を開催する予定の由。
どのような評価をするか注目される。
他方ロシアは、米国がいわゆる穏健派と旧ヌスラ戦線とを区別する作業を真剣にしていないと非難した。これに対して、米国はすべての関係者と協議中であるとしている。
(この穏健派とヌスラ戦線の区別、という意味が良く解らないが、これまでもイスラム主義反政府軍はヌスラ戦線と密接な共闘をしてきており、両者を物理的に隔離して、ヌスラ戦線だけを攻撃するようなや医制を米国が取れるのか、はなはだ疑問!)
またロシアは、米ロ停戦合意を、さらに国際的に確認するために安保理で必要な支持を得るべく(決議の形か声明か等は不明)来週21日に安保理で協議することになったと発表。
ロシア国連代表によれば、この会合には米ロ両国外相も出席の予定の由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/9/16/روسيا-تسعى-لقرار-دولي-يدعم-الاتفاق-حول-سوريا
http://www.alquds.co.uk/?p=598332
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/9/15/البنتاغون-لا-معلومات-عن-انسحاب-سوري-من-الكاستيلو
以上に対して、国連事務総長は、国連の人道援助の車両90台が、人道支援物資を積んで待機しているが、道路の安全性の確認が取れないので、動けないでいるとして、関係者に対して停戦の実施を確実にするように要請した由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/09/15/بان-كي-مون-اتفاق-روسيا-وأميركا-حول-سوريا-لا-يزال-مبهما.html
米国では国防総省が、アレッポの封鎖問題のカギを握っているal kasteeko道路から、政府軍が撤退し始めたとの情報も現地情勢もないと、15日記者会見で公表しました(この点に関して、ロシアは政府軍が撤退を始めたと発表した模様)
更に一般的に、米国はロシアが封鎖の停止と人道援助の搬入のために政府軍に圧力をかけていないと批判している。さらに米国が非難しているか否かは不明だが、(おそらく政府軍機、ロシア機ではないと思われる)反政府軍の支配するイドリブ市街に対しても何度かの空爆があった模様。
このような状況を受けて、オバマ大統領は16日、国務長官、国防長官を含めて、シリア問題に関する国家安全保障会議を開催する予定の由。
どのような評価をするか注目される。
他方ロシアは、米国がいわゆる穏健派と旧ヌスラ戦線とを区別する作業を真剣にしていないと非難した。これに対して、米国はすべての関係者と協議中であるとしている。
(この穏健派とヌスラ戦線の区別、という意味が良く解らないが、これまでもイスラム主義反政府軍はヌスラ戦線と密接な共闘をしてきており、両者を物理的に隔離して、ヌスラ戦線だけを攻撃するようなや医制を米国が取れるのか、はなはだ疑問!)
またロシアは、米ロ停戦合意を、さらに国際的に確認するために安保理で必要な支持を得るべく(決議の形か声明か等は不明)来週21日に安保理で協議することになったと発表。
ロシア国連代表によれば、この会合には米ロ両国外相も出席の予定の由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/9/16/روسيا-تسعى-لقرار-دولي-يدعم-الاتفاق-حول-سوريا
http://www.alquds.co.uk/?p=598332
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/9/15/البنتاغون-لا-معلومات-عن-انسحاب-سوري-من-الكاستيلو
以上に対して、国連事務総長は、国連の人道援助の車両90台が、人道支援物資を積んで待機しているが、道路の安全性の確認が取れないので、動けないでいるとして、関係者に対して停戦の実施を確実にするように要請した由。
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/09/15/بان-كي-مون-اتفاق-روسيا-وأميركا-حول-سوريا-لا-يزال-مبهما.html
幸いとりあえずは持ち直しているとの報道があり、記事にはしていませんが、仮に彼が亡くなればそれこそアラブ・イスラエル紛争の大きな歴史が閉じたことになると思います。
彼は、56年戦争でイスラエル情報局の一員として、仏と英国との間で、セ−ブル密約に参加した人物ですが、その後はアラブとの和平推進派に転じて、おそらく今ではイスラエルでは数少ない正真正銘のハト派だと思います