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-蒼空ノ下- 『壱』
朦朧ディザスター
「行ってらっしゃい…!」
私が呟く。強がる頬っぺに雫が伝う。
そして君が列車に乗り込む。行かないで…伝えたかった事…
私の伝えたかった事は………っ
夢見、日盛り
「ジリリリジリリリジリリリ!!」
「あぁ〜!もう…うるさい!」
ボサボサの髪でうるさい時計を押しつける。拍子に音が止まった。これに毎日イライラさせられてるっていうのに!懲りない奴め…
あぁまだ寝たりない…(昨日は深夜2時に寝た)再び布団に潜る。あぁ…あったかい…。
「ジリリリジリリリジリリリ!!」
…もうなんなんだ!スヌーズ機能っていう、うざったらしい機能は!
「うるさいって言ってるじゃない…!!」
もう嫌になって枕を時計に投げつけた。
ジリジリ…ジリ…ジ…………
「えっ…?」
もしかして…壊れちゃった!?
▱ ▱ ▱
陽がまぶしい…家の外はもう真っ昼間になっていたみたいで、暑かった。かなり久しぶりの街におはようをする。
もう夏になってたんだ…。蟬が「そうだよ」というように一斉に鳴きだす。
…じゃあ、あの丘では向日葵が満面に咲いているのかな。
ふと蒼空を見上げる。一つの白線が架かっていた。
赤い涙と白い追憶
…あれ?
…ここは…どこだ?
僕は白いモヤがかかった空間に浮かんでいた。すると前の方が霞んできて、
「うぇぇぇぇん!悠太くんがいじめたー!」
幼い静子が映り、泣き目で叫ぶ。それはすぐに白くなって消えていってしまった。
あぁ、そうか、僕は死んでしまったのか。そしてこれはいわゆる「走馬灯」ってやつなのか…情けない、まだやり切れなかったことがたくさんあるのに…
そのとき後ろの方で音がした。振り向いてみると、数年前に死んだはずの静子の父が確かに立っていた。
「…僕は死んでしまったんですね…悔しい……です…」
静子の父は何も言わずにこちらを見つめている。
「…弟の成長を見届けられなくて残念です…あの子、よく笑ってたので…きっと将来は有名になりますよ…」
静子の父は相変わらず何も言わない。
「…でもまぁ、お国のために戦えたのならそれで満足です…!」
無理に笑顔を見せた。その時、静子の父がポケットから何かを取りだして、まじまじと見てからこちらに渡してきた。
「……静子の……………写真……………っ!」
涙が零れ落ちた。それも、血が混じった。
こんにちは。こくまろ(koku)です。割とはやく一話書くことが出来ました(*^◯^*)
…でも早めに書けたぶん内容が薄いです。何も進んでません。薄いカ○ピス…僕は薄めでもなく濃いめでもなく、標準のが好きです。何言ってんだろ。
あ、第壱話なので軽く登場人物紹介を。
「悠太」(ゆうた)…今作の主人公。田賀谷家の長男。15歳で出兵し、戦争で亡くなる。
「静子」(しづこ)…もう1人の主人公。一人っ子で、父を幼い頃に亡くしている。
「湊」(かなえ)…田賀谷家の次男。悠太の13歳下。現在は会社員として働いている。
今はこんな感じですかね。自分でも書いててワクワクします。
実は音楽を創るのも好きで、いろいろな曲のアレンジも少しずつ進めているんですが、なかなか難しくて気が折れてしまいます(ー ー;)最後まで完成してません…まったくこれだからモテないんじゃないか。
…少し長くなってしまったので、今回はこれで。次話『弐』でお会いしましょう。ではまた。
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