出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Charles_Darwin_by_Julia_Margaret_Cameron.jpg
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出生
ダーウィンは、1809年くらいに医者の子供、つまりボンボンのドラ息子としてイングランドあたりに生まれた。
そして、親が医者であったため、案の定医学の大学に進むも、親に決められた未来への反発からか他の分野に没頭し始めるという、数奇なようで、意外と金持ちの子供にはありがちな人生をスタートさせることになる。
ダーウィン「俺は動物とか植物とか昆虫に興味があるんだゾ。」
大学卒業後
そしてダーウィンは大学卒業後、案の定親の反対を押し切り、奇抜な人生を歩むという、後の偉人にありがちな進路を選択する。
ダーウィン「俺は船に乗っていろんな島の動植物を観察するんだゾ。」
こうしてダーウィンは海軍の測量船ビークル号に乗り込み南太平洋の島々を巡ることに。
ガラパゴス諸島
いろんな島々を巡り、1835年くらいにダーウィンはガラパゴス諸島に上陸した。
そしてダーウィンはあることに気付く。
ガラパゴスゾウガメ「カメー」
ダーウィン「お?あれカメだよな?でも他の島で見たカメは
こんな感じだったよな。」
ダーウィン「おんなじ種類の動物でも島によって微妙に違いがある。
どう考えたっておかしいよなぁ?」
ダーウィン「もしや!」
ダーウィン「生物って環境によって姿を変えて進化してきてるんじゃね?」
ダーウィン「よっしゃ、進化論唱えたろ」
進化論
ダーウィンは種の起源という本を出版した。
この本に出てくる「自然選択」というキーワードが世に言うダーウィンの進化論ってやつだ。
でも気を付けなきゃいけないのは、進化論って一口に言ってもダーウィン以外にも色んなやつがいろんな進化論を唱えてるからな。
その進化論で何がキーワードになっているのかが重要だゾ。
で、ダーウィンの場合は自然選択というわけ。
でもさ。
自然選択ってなによ?
自然選択
ダーウィンの唱えた自然選択をネズミと恐竜で例えるとつまりこういうことだ。
ネズミはデカいと恐竜に見つかってしまう。
すると当然デカいネズミは子孫を残そうとしても恐竜にすぐに食べられてしまうので繁殖できず、結果として自然淘汰されてしまう。
しかし、ある日突如としてデカいネズミたちの中から小さい個体のネズミが出現する。
そして案の定、小さいネズミは恐竜に見つからないのであまり食われない。
突如として現れた小さいネズミだが、その小さいネズミは恐竜がのさばっている世界では生きるのに最も適したサイズ感であったため、どんどん繁殖をしていくことに。
このように、その環境で生きていく上で最も適した姿・形の種が生き残り、繁殖していくことをダーウィンは自然選択と呼んだんだゾ。
ダーウィン進化論の欠陥
でもまぁ、このダーウィンの進化論には大きな欠陥があるんだ。
仮に多くの自然選択を経て生物が進化を遂げたとするならばだ。
こうやって猿が人間に進化していったことの説明がつかなくなるんだよな。
どういうことかっていうと
猿から現代の人間に進化する過程でさ、猿と人間の中間の、ナントカ人とかナントカ人とかがいたわけじゃん。
で、そいつらは現在淘汰されて現在は生きていないよね?
これは理解できる。
でもさ、猿は生きてるよな?
おかしくね?
まぁこのように、物事がきちんと一貫して連続していないことをミッシングリンクというんだ。
環境に適応する為に、適応できない種が淘汰されていったんなら人間だけが生きていて、猿は淘汰されていなきゃおかしいゾ。
で、さらに「種の起源」っていう割には、じゃあ猿の起源は何なのよ?っていう根本的なところがあんまり書かれていないのもダーウィンの進化論の欠陥。
でまぁ、斬新で先進的な意見というものはいつの時代も批難を浴びるもので、ダーウィンも例に漏れず批難の的に。
人々「おいダウィ公!
人が猿から進化したとかナメてんのか?!
神が創造したって方がまだ理由としては納得できるぞおい?!
お前なんてこうしてくれるわ。」
ダーウィン「おい、なんつー品のないディスり方してくれちゃってんだよ。」
最後に
そんなこんなでダーウィンが唱えた進化論は当時の人たちからはガンガンに否定をされてしまった。
で、ガリレオの地動説みたいに後々になって「いや、あいつは正しかった」となるかと思いきや全くそんなこともなく、現代になっても余裕で否定の的にさらされているという、世界史の偉人的に考えればレアなケースである。
ただ、人類の謎に挑戦状を叩きつけたダーウィンは偉大だ、それだけは間違いない。
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