09月15日 10時02分
リニア中央新幹線の開業にあわせ、名古屋駅西側の再開発のあり方を検討している住民などでつくる協議会が、14日、再開発が進む駅東側の設備を見学しました。
これは名古屋駅の西側の地区の住民や事業者で作るまちづくり協議会が主催し、14日は名古屋駅東側の3つの設備を見学しました。
このうち、名古屋駅東側の高層ビルの地下5階では周辺のビルに冷暖房用の冷水や蒸気を送る省エネ設備を見て回りました。
そして、担当者からエネルギーを管理することで温暖化の原因となる二酸化炭素の排出も減らせるなどと説明をうけていました。
また、地下街の広場では火災の際に買い物客が避難できるよう設置された防火扉なども見学しました。
名古屋駅前の再開発は、11年後のリニア中央新幹線開業に向け、東側ではすでに高層ビルなどの建設が進んでいますが、駅西側は住宅や個人事業所が多いこともあり、まだ大規模な再開発計画は動き出していません。
このため、住民らでつくる協議会が防災拠点となる公園などを備えた再開発案を、ことし7月、名古屋市に提案しています。まちづくり協議会の河村満事務局長は「実際に見学して分かることがあった。
安全安心をベースに街づくりを考えたい」と話していました。
11年後のリニア中央新幹線の開業に向けて名古屋駅の駅東側では高層ビルの建設が相次ぎ再開発が進んでいますが駅の西側は個人事業所や住宅が多く用地買収が難しいなどの理由もあって、これまでのところ大規模な再開発計画は動き出していません。
こうしたことから駅西側の住民や事業者らは協議会をつくり再開発の案を検討、災害時には避難などの拠点にもなる公園を整備して、その周辺にオープンカフェなど店舗を並べるとする防災機能を強化した再開発案をことし7月、市に提案していました。
名古屋市はこの案を基本として、今後、名古屋駅西側の再開発のあり方をまとめたいとしています。
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