食事を楽しめる女性
先日「フェチはなんだ?」という話を振られた。
フェティシズム [3] 【fetishism】
①呪物(じゆぶつ)崇拝。物神(ぶつしん)崇拝。
②〘心〙 異常性欲の一。異性の身体の特定部位・衣類・所持品などの事物に対し,異常に執着・愛好する態度。
日本では赤太字の意味で使われることがほとんどだ。うなじフェチとか脇フェチとかよく聞く。私としては女性のおしりは好きなのだが、しかし熱烈的なものではなくフェチと呼べるようなものではない。はて自分は何フェチなのだろうかと考えてみたが、女性の特定部位に対して異常なこだわりがない。ならば好みの女性はどうなのかと考えてみたのだ。朝一緒に起きて、二人で遊びに行って、美味しくご飯を食べて、そしておやすみ…そんなおはようからおやすみまで暮らしを見つめるライオンみたいな生活を過ごせる人が一番だという結論に至った。一周回って童貞臭い答えである。
美味しそうに食べる人って素敵
そんなことを考えてふと思ったのだが、そういえば食事を美味しそうに/楽しそうに食べる人を見ると私も妙にウキウキしてくるではないか。食べっぷりのいい人とか、何でも食べられる人も含む。もう少し広げていくと、一緒に楽しく食事できる人には惹かれるものがある。
フェチとはかなり離れてきたようだがそそられるものが大きい。私も食べることが好きで、故に魅力的に感じるものが大きいのだろう。これまで一緒に食事をした女性の中にエビの丸焼きを頭付きで殻ごと美味しそうに食べた女性が一人だけいたのだが、まさに満塁ホームランレベルの高得点だった。大抵の人が剥いてしまうエビの殻をバリバリと美味しそうに食べているだけでグッとくる。
かと言ってあまりにガツガツ食べていたり、漫画のような官能的に食べているものには特に惹かれない。ワイワイガヤガヤペチャクチャしているのも好かない。上品である必要はないのだが、下品なのは頂けない。食べる→うおおおおおこれはあああああ!?→服が脱げる→昇天みたいなやつはもうお腹いっぱい。楽しい内容の話をしながらのんびり食べるくらいが良い。食べ物へのリアクションで言えば、ドラマ『孤独のグルメ』のゴローちゃん(松重豊氏)くらいのリアクションがベストといったところか。あ、もちろん女性でね!ゴロー系女子!略してゴロ女…流行れ!あ、アームロックはNGで。漫画なら『肉女のススメ』の熊代チーフがなかなか良い感じで、若干官能的とは言えセーフティライン内で美味しそうに食べてくれる。
…と、最初に話を振られた「フェチはなんだ」から何だか脱線してしまったが、楽しく食事ができる女性って凄く魅力的だよね。