夕焼けと沈みゆく夕日―。
静かな離島の海辺に彼女を連れ出す。
シチュエーションは完璧だった。
(2011年9月27日公開)
9月26日は、父さんと母さんが交際を始めた記念日です。
松島水族館で待ち合わせをしてから、仙台市内で食事をして、別れたのは0時を過ぎてから。地下鉄の終電を逃してしまった母さんは、タクシーで自宅に戻りました。
前置きが長く、はっきりと結論を言わない、父さん。今も変わってないな。
(2011年11月21日公開)
津波によって婚約指輪も、結婚指輪も流されてしまった母さん。そこで、母さんのために指輪を作ることしました。
その予算は、いわゆる給料3ヶ月分ではなく、雇用保険3ヶ月分。夫婦お揃いの指輪ではなくなってしまったけれども、被災後の重たい気持ちから心機一転することができました。
(2011年12月4日公開)
5年前の、11月某日。この日、一生悔いが残る出来事がありました。
それから、ひと月後の12月4日。大島の出張所に、婚姻届を提出しました。
相変わらず、ひと押し足りない父さんですが、これからもよろしく。
プロポーズの言葉、覚えてますか?
日本語ってムズカシイ。。。
父さんの「残念なプロポーズ」のエピソードは、ブログ公開時に大きな反響があり、友人知人からは、「お前らしい」とFacebookにコメントが殺到しました。
母さんからは、今でも、ことあるごとに「父さんは、私を幸せにはしてくれないんだもんね」とディスられます。
そんな私たち。今年の12月で結婚10周年を迎えます。
母さんに「幸せ?」と聞いてみたら、「不幸じゃない」と回答が(^^;)
もしもタイムマシーンがあったなら、
父さん、あの日の夕方に戻って言い直したい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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