入力フォームを改善する際、確認すべき9つのこと
- 久保田 恵佳
- 2016年9月15日
- ニュース
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Webマーケティング事業部 セールス&ライター
保険会社で6年間営業を経験し、株式会社ベーシックに転職。
ferretではセールスと記事制作を兼務。
「営業に使える心理テクニックなど、経験を活かしながら情報を発信していきます!」
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「お問い合わせ」「購入」「新規登録」等、フォーム画面は営業でいうクロージングの役割を担っており、サイト運営において要となる部分です。
機会損失が起こらないよう、入力フォームの使いにくさをできるだけ排除し、ユーザーストレスを軽減するよう工夫することが大切です。
今回は、入力フォームを見直す際に、確認すべき項目9つをご紹介いたします。
是非自身のフォームサイト見直しの参考にしてみてください。
1.入力項目数が多すぎないか確認する
一般的に入力項目数が増えるほどユーザーストレスがかかりやすくなり、ユーザーが離脱しやすくなると言われています。
株式会社エフ・コードが実施したアンケート調査によると、回答者の約69%が「入力項目が多いから入力をやめた」と回答しています。
参考:
必須項目が多いとダメ?ウェブフォームの【必須項目数】と【入力完了率】の関係 | UI改善ブログ
入力項目が増えると、ユーザーをより管理しやすくなりますが、それによってユーザーがストレスを感じてしまい離脱してしまっては意味がありません。
その項目が本当に必要かどうか、目的と照らしあわせて今一度確認してみましょう。
2.入力項目の幅を大きくする
入力項目の幅が狭いと、入力している最中に打っている文字を見失ってしまう可能性があります。
また、スマートフォン等で入力をする場合その影響はより顕著で、誤入力の原因にもなりかねません。
入力内容やユーザー層に合わせ、適切な入力項目の幅を選択することが大切です。
参考:
hulu
3.入力例・入力形式・注意書きを明記する
入力する際、ユーザーが内容について迷わなくて済むよう、入力例・入力形式・注意書きを明記しましょう。
参考:
ネスレ
4.「必須項目」がわかりやすいような表記を心がける
名前・性別・連絡先などの「必須項目」と、アンケートなどの「任意項目」との違いがわかるようにしましょう。
入力しなければならない必要最低限の項目がわかると、ユーザーにとっての負担感が減り、完了率も高くなります。
参考:
ネスレ
5.入力エラー時のフォローを入れる
入力エラーがあった際、その都度どこがエラーなのかが表示されるようにしましょう。
全ての項目を入力し、送信ボタンを押してからエラーが表示されると、どこがエラーになっているかユーザー自身が一から確認しなければなりません。
完了率を上げるためにも、入力エラーがあった際にはリアルタイムでユーザーが気付ける工夫をしましょう。
また、エラーが指摘されている項目がわかっても、内容を修正できなければ何度もエラーを繰り返してしまうことになり離脱の可能性が高くなります。
エラー表記を見た時、それがどういうミスによるものなのかユーザーが理解できるよう工夫しましょう。
参考:
価格.com
6.入力の手間をはぶく工夫を施す
入力の手間をはぶき、できるだけユーザーの負担を減らすよう工夫しましょう。
よく使われる手法としては以下のようなものが挙げられます。
・「姓」「名」を入力した際に自動でフリガナが入力される
・郵便番号を入力すると住所が表示される
参考:
ネスレ
7.リセットボタン・キャンセルボタンを置かない
リセットボタンやキャンセルボタンがあると、誤って押して内容を消してしまう可能性があります。
どうしても必要であれば、送信完了ボタンよりも下に配置をして優劣をつけましょう。
8.他の選択肢も伝える
フォームだけの入力にこだわらず、他のコンバージョン手段も明記しましょう。
ターゲットや商材によっては、電話やチャットで問い合わせができる等、他の手段を用意することも親切です。
参考:
ネスレ
9.スマホに合わせたユーザビリティを設計する
今はパソコンだけではなく、スマートフォン環境でのユーザビリティを意識することも重要です。
スマートフォンはパソコンと違い画面が狭いため、その分入力しづらい部分があります。
指で押しにくいボタンや、見にくいページはないか、確認してみましょう。
まとめ
入力フォームを設計するうえで大切なことは、今のフォームがターゲットに合っているかどうかを検証していくことです。
自身で様々なサイトのフォームを見たり、実際に使ってみたりして自身の入力フォームの改善を図りましょう。