そう、あんまり人に話したことはないが私の暗い音好きの原点はチムチムチェリーなんです
小学校一年生の時、それまでずっとグループで習ってきたピアノをソロで習うようになって、5月ごろに初の一人発表会の曲を決めることになったんです。で、流れは忘れたがディズニーの曲から何かやろうって話になって、いろんな曲を先生に聴かせてもらって、その中の一曲にチムチムチェリーがあったんです。でもその時は「何この曲暗過ぎ怖すぎ意味分かんない却下」みたいなことを言ったんだけど、親がこの曲好きで、それで候補として残りました。もう一曲の候補はビビデバビデブーで、私はもうほぼそっちに決めていたんですけど、とりあえずその日はお開きとなりました。
で帰って寝たんだけど、夜中の3時(と、今は思っているが当時の感覚なのできっと23じぐらいだろうね。とにかく寝付いてずいぶん経ったときのはなし)にいきなり起きて、頭の中ではずーっとチムチムチェリーが鳴っていて、なんていい曲なんだ!絶対この曲を演奏しよう、ビビデバビデブー?なんだソレおうちかえれ、みたいな気分になったんです突然。で、曲目はチムチムチェリーに決定し、この日から私はひたすら暗い曲をむさぼり聴くようになったのだ。
感受性なんてあったもんじゃない人間なので、基本的には幼いころから現実感あふれたエピソードしか残ってないんだけど、この話だけはちょっと、運命だったのではないかなあと思っている。
もう少し前に、バレエで黒猫のタンゴが使われたことがあって、その時もなぜこの世にこんな暗くて怖い曲が存在するのだろうと思っていたが、今では大好きです。なんか、幼い時は異様にこわかったんだよマイナーコードが。
ブスが自分語りすいません。
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