《zak女の雄叫び お題は「欲」》愛欲の街に残るえびす信仰と障害者伝説 (2/2ページ)

2016.09.15

 最近になって障害者と性についての問題を新書で知ったばかりだったので、この話を聞いて、あっけにとられた。障害者と性の問題は、タブー視されていたと思っていたが、そうではなったのだ。

 えびす信仰は、障害者と健常者が共に生きるための昔の人の智恵から生まれたのだろうか。こういった考え方がどのぐらい根付いているのか、わからない。ただ、障害がある人が幸せそうにしていたら、周囲の人もみんな幸せになる。そういう教えのような気がするし、その感覚は多くの人が共有している。特に親は、子供にはどんなことがあっても生きてほしい、幸せでいてほしいと願う。

 相模原の事件で殺人容疑で逮捕された元施設職員、植松聖(さとし)容疑者(26)は「障害者は、不幸しかつくらない」など、障害者とその家族だけでなく、多くの人々を震撼(しんかん)させる動機を供述しているという。どうして、こんな考えを持つに至ったのか、なぜ止められなかったのか、事件の真相の解明が待たれる。(M)

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 文章修行中の文化部記者

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【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。9月のお題は「欲」 です。

 

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