放送作家・山田美保子
2016年9月15日11時00分
9月9日、SMAPのデビュー25周年“記念日”は、全国でファンの皆さんが発信のさまざまなイベントが行われましたね。
実はその前日、私が出演している「ドデスカ!」(メ~テレ)にファンの方から2枚のおはがきをちょうだいしていました。いずれも、上段に、赤、ピンク、青、黄色、緑に色分けされた五つの星のイラストがプリントされていて(色は塗り絵でした)、下段には「25周年、ありがとう。2016年9月9日」とありました。
一見、全く同じ印刷のようでしたが、よ~く見ると微妙に書体が異なっているし、はがきの質感や表の「郵便はがき」の表示も違っていました。つまり、完璧に打ち合わせはされていたけれど、個々にはがきを印刷なさったということ。繰り返しになりますが、五つの星にメンバーカラーのサインペンや色鉛筆を使って塗ったのは差出人の方でしょう。本当に心のこもった“お祝いはがき”でした。このはがきは、多くのファンの方が独自に印刷されて、SMAPメンバーがパーソナリティーを務める、それぞれのラジオ番組にも送られているそうですね。
そして、SMAPがデビューイベントを行った埼玉県の西武園ゆうえんちでは、通常の入場者の約5倍の人が詰めかけ、6時間半もの間、SMAPの楽曲が流れるなか、多くのファンの皆さんがお祝いをなさいました。
これは同施設の従業員さんが1週間前に発案し、決まった“粋な演出”。礼儀正しいSMAPファンの皆さんが「楽しい時間を過ごせました」と喜んでくれたことを従業員の方も「良かった」とおっしゃったといいます。
思えば、20周年記念のイベントは同施設で行われたんでしたよね。デビュー日と同じ色合いの衣装で現れ、ファンの皆さんと共に祝った5人のトークで私がいちばんおぼえているのは、中居(正広)くんが(稲垣)吾郎ちゃんを殴った場所である建物が「まだ、あったね」という話……(苦笑)。スリルあふれる乗り物が苦手でゴネていた吾郎ちゃんに対し、中居くんが「俺たちは、こういうのもやっていかなきゃいけね~んだよッ」と一発かました……という話だったと思います(一字一句、正確ではありません。ごめんなさい)。
話を今年の9月9日に戻しますね。東京新聞の伝言板コーナーがSMAPファンの皆さんからの「SMAP25周年おめでとう」広告であふれたことも話題になりました。実に86広告中の84広告がSMAPのデビュー記念日をお祝いする内容。改めて、SMAPファンの皆さんの“横のつながり”と“結束力”には本当に感心させられますし、このことは全国にアピールできたのではないでしょうか。
東京……と言えば、SMAPフ…
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1957年東京生まれ。青山学院大学卒。お小遣いで初めて買ったレコードがフォーリーブスのデビュー曲という、ジャニーズ歴やがて半世紀! 「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。テレビ「ミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーもつとめる。
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