豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった
信じられないデタラメが次々と発覚する豊洲新市場騒動で、新事実が浮上した。「私はだまされた」と被害者面していた石原慎太郎元都知事が、実は盛り土案潰しの“真犯人”だったというのだ。
石原氏は13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」とまくし立てていた。
ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土するとの専門家会議の提言に難癖をつけ、地下にコンクリートの箱を埋め込む工法を都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。
15日の東京新聞によると、石原氏は08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。