みなさん、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今日はうどんこ山さん、養命酒くん、ミヤハラさんに来ていただいています。
さて、新年早々何について話しましょう。
結構みんなバラバラのジャンルっぽいね(笑)
うどんこ山さんのテーマはなんですか?
うどんこ山「僕はアングラですね。ちょっと品がないですけどね(笑)。
新年からいきなりですね~!
うどんこ山「まず『危ない1号』という本からご紹介しようと思います。
キ印とあるのですが、この意味分かります?
いわゆる有害図書的な本です。
この本は96年発売です。
90年代はこれ系の本がいっぱいあふれていた記憶があります。
元をたどれば80年代からあるのでしょうね。
93年ぐらいに『完全自殺マニュアル』という本が出版しました。
この本が当時流行っていて、
ずっと売れ続けて結局100万部を超えたそうです。
昨日ちょっと調べたんですけど。印税がすごそうですが(笑)。
こういった流れで、この『危ない1号』は世間一般で
大きな声で言えないようなことが書かれているわけです。
表紙からおかしいですから。
殺人だとか変態、ボディアート、フリークスだとか。
96年発売といえば、Windowsが出始めた頃ですね。
このあたりに時代を感じます。」
どこの出版社?
うどんこ山「データハウスですね。
大体こういったアングラな本を出すのって、
データハウスだとか大田出版とか。
後はコアマガジンや白夜も出していました。」
養命酒くん「マイルドになった竹書房も出していましたね。」
うちの近所ばかりじゃないか(笑)。
うどんこ山「まあ、基本的にそういったダメなカルチャーを
ずーっとグダグダ書いているんです。
この『危ない1号』なんて、本当は有害ポストに
入れなければいけないものなのだと思います。
犯罪者についてだとかさんざん書かれていている本なんですから。」
養命酒くん「それはうどんこ山さんが中学生ぐらいの頃?」
うどんこ山「いえ、僕、現役の頃は買っていませんでしたよ、もちろん。
中学生がこれを持っては
本当にサカキバラの方向に行っちゃいそうなんで。」
養命酒くん「それは「ちょっと人と違うぞ」ということを
周りにアピールするためですか(笑)。」
うどんこ山「これは大人になってからブックオフで手に入れたんです。
ブックオフに行ったら「おかしな本があるな」と気付いて、
実際読んでみたら本当におかしな内容だったんです。
まあ、結局90年代というのは、
こういった本がすごく流行っていたんです。」
ミヤハラ「僕はそういうのにはぜんぜん興味ないんですけど、
サブカル的な雑誌がすごくいっぱいありましたよね。
読むものの中には若干かぶっている部分はありました。」
うどんこ山「僕、そんなにピッタリの世代ではないのですが、
最近ちょくちょくこういった本を見つけては
買ったりしているんです。
ここに書いてある青山正明という人は死んじゃったんですけど、
この人が『危ない1号』の編集をしていました。」
ミヤハラ「確かに先輩とか周りの仲間には
そういう感じのサブカルが好きな人がいました。」
(つづく)