2012-01-01 10:31:53

90年代を代表するアングラ誌『危ない1号』

テーマ:サブカル誌
みなさん、新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

今日はうどんこ山さん、養命酒くん、ミヤハラさんに来ていただいています。
さて、新年早々何について話しましょう。
結構みんなバラバラのジャンルっぽいね(笑)
うどんこ山さんのテーマはなんですか?

うどんこ山「僕はアングラですね。ちょっと品がないですけどね(笑)。


新年からいきなりですね~!


うどんこ山「まず『危ない1号』という本からご紹介しようと思います。
      キ印とあるのですが、この意味分かります?
      いわゆる有害図書的な本です。


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      この本は96年発売です。
      90年代はこれ系の本がいっぱいあふれていた記憶があります。
      元をたどれば80年代からあるのでしょうね。

      93年ぐらいに『完全自殺マニュアル』という本が出版しました。
      この本が当時流行っていて、
      ずっと売れ続けて結局100万部を超えたそうです。
      昨日ちょっと調べたんですけど。印税がすごそうですが(笑)。

      こういった流れで、この『危ない1号』は世間一般で
      大きな声で言えないようなことが書かれているわけです。
      表紙からおかしいですから。
      殺人だとか変態、ボディアート、フリークスだとか。
      96年発売といえば、Windowsが出始めた頃ですね。
      このあたりに時代を感じます。」


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どこの出版社?


うどんこ山「データハウスですね。
      大体こういったアングラな本を出すのって、
      データハウスだとか大田出版とか。
      後はコアマガジンや白夜も出していました。」


養命酒くん「マイルドになった竹書房も出していましたね。」


うちの近所ばかりじゃないか(笑)。


うどんこ山「まあ、基本的にそういったダメなカルチャーを
      ずーっとグダグダ書いているんです。
      この『危ない1号』なんて、本当は有害ポストに
      入れなければいけないものなのだと思います。
      犯罪者についてだとかさんざん書かれていている本なんですから。」


養命酒くん「それはうどんこ山さんが中学生ぐらいの頃?」


うどんこ山「いえ、僕、現役の頃は買っていませんでしたよ、もちろん。
      中学生がこれを持っては
      本当にサカキバラの方向に行っちゃいそうなんで。」


養命酒くん「それは「ちょっと人と違うぞ」ということを
      周りにアピールするためですか(笑)。」


うどんこ山「これは大人になってからブックオフで手に入れたんです。
      ブックオフに行ったら「おかしな本があるな」と気付いて、
      実際読んでみたら本当におかしな内容だったんです。
      まあ、結局90年代というのは、
      こういった本がすごく流行っていたんです。」


ミヤハラ「僕はそういうのにはぜんぜん興味ないんですけど、
     サブカル的な雑誌がすごくいっぱいありましたよね。
     読むものの中には若干かぶっている部分はありました。」


うどんこ山「僕、そんなにピッタリの世代ではないのですが、
      最近ちょくちょくこういった本を見つけては
      買ったりしているんです。

      ここに書いてある青山正明という人は死んじゃったんですけど、
      この人が『危ない1号』の編集をしていました。」


ミヤハラ「確かに先輩とか周りの仲間には
     そういう感じのサブカルが好きな人がいました。」
(つづく)
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