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メラノーマは皮膚科での早期発見が大切、かかりつけ医での検査で命を落とす確率下がる

皮膚科 ニュース 皮膚がん

メラノーマは皮膚科での早期発見が大切

かかりつけの皮膚科医で検査を受けて、メラノ―マを早期発見すると、メラノ―マで命を落とす確率を下げられる。そうした検証結果が出ています。

専門医ではなくても検査できる?

米国のピッツバーグ医学大学院の研究グループが、米国臨床腫瘍学会(ASCO)第52回年次総会で発表しています。海外メディアのメディカル・ニュース・トゥデイが2016年6月に伝えています。

メラノ―マは、皮膚がんの中でも悪性度が高いものです。

皮膚がんの検査は、がんの早期発見・治療に重要という考え方は広まってきています。
研究グループは、皮膚科のかかりつけ医での診察で皮膚がんをどう見つけるかを検証しました。日々がんに接している専門医ではなく、第一線で日常診療に当たっている医師が主役となるところがポイントでしょう。

がんの厚みは半分で見付かる

研究グループによると、かかりつけ医はメラノ―マの発見の仕方のトレーニングを受けます。その上で、35歳以上の人が、診察に訪れたときに皮膚がんの検査を年に1回受けるようにします。そうして検査していきます。

結果として、研究グループによると、このプログラムを開始して1年目の2014年には、約35万人の患者のうち15%が検査を受けたと報告しています。

ごく早期の段階で見つかったメラノーマが多いことも分かりました。かかりつけの皮膚科で検査を受けない場合よりも、メラノーマの厚みは半分で済むと分かったためです。

日本でも万が一に備えて、定期的に皮膚科を受診すると良いのでしょう。

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