会社の上司にあたる人間に口癖のようにメモを取れ!と言われます。
私:「ヤマトに集荷お願いしたいんですけど、電話番号わかりますか?」
上司:「ここに書いてあるだろ!メモしとけよメモ!」
朝礼中
上司:「メモしたか?メモ!」
私:「この入金処理のやり方教えてもらえませんか?」
上司:「メモしとけよ!メモ!二度と教えてやらんからな!」
何かあるたびにメモと取れ!とメモを毎回強要される。上司の言動を見ると「メモを取らない」=「仕事ができないやつ」という考えがある。
個人的にはその場の状況に応じてメモが必要な場面であればメモを取ればいいし臨機応変に対応すれば良いと思っている。仕事の覚え方ややり方は人それぞれ、強要されて取るメモほど価値のないものはない!
上司に対して言い返してやりたい気持ちになりますが、なぜ私がメモを取らないのか!という主張をするのも面倒なので、とりあえずメモを取っているフリをする。上司の機嫌を取るためにメモを取るという行動をすることがストレスになってきた…メモを取らない!私の主張をしていきたいと思います。
メモ取らない派の私の主張!
メモを取らないことでこれまでそれほど弊害がなかったのでメモを取らなくても困らない。なぜメモを取らないのかを考えていきます。
相手の話に集中する
話をしている相手が話している時はそちらに集中する。話している内容はもちろん、相手の表情や発する声のトーンにも注意を向ける。
営業時代には人と面と向かって話すことが多い、話をする上で相手のパーソナリティ情報は大切。どんな人物?どんな考え方をするのか?
相手が話をしている時はまず目の前の相手の話に集中する。メモはその後に取ればいい。
メモは別にキレイに取らなくていい!重要なポイントだけおさえる
よくメモ魔になれ!と言われることがある。メモは大切だと思う、しかしメモを取ることが目的ではない。実務を効率的に進めるためのメモ。
学生時代ノートはキレイに取るけど成績がいまいちという人がいた。ノートを取ることが目的になっているから。ノートをいかにキレイに取ったところで後で見返すこともそれほどない。
メモを取ることは重要なポイントをおさえておけば良い。
メモ取ることのメリットとは何だろう?
個人的にはメモを取ることは少ない、アポイントや約束の日時時間・話の重要点などはメモに取りますが他はあまり取らない。一方でメモを取ることのメリットは何だろうか??
メモを取ることは話している相手への敬意を表す
相手が話をしている時に熱心にメモを取っている姿に悪く思う人はいないと思う。話をしている人に対してメモを取るということは、相手への敬意を表している。
「あなたの話をしっかり聞いていますよ」メモを取るという行為が相手を自然に上に立てる効果がある。営業をやっている時には、ある程度年齢のいった古風なタイプの人や自分を全面に出す主張の強い人の前では意図的にメモを取るようにした。相手への敬意を表すとともにやる気のアピールにもなる。
メモを取ることで重要事項だと脳にインプット
人が記憶を定着させるためには見て聞くというだけ、というよりも書いてみることで記憶の定着も良くなる。メモを取るということは脳へ重要事項であるとインプットする作業。
引用:http://www.objectfanatics.com/ekutan.html
人の記憶の定着率を表した「エビングハウスの曲線」というものがある。別名「忘却曲線」と呼ばれ時間と共に人の記憶したものはどのように変化するのかを表したもの。
人の記憶は20分後には42%、1時間後には56%忘れてしまう。人の記憶は忘れるように出来ている。断片的でもメモを取っておくことで、その記憶を呼び戻すことができる。
メモを統合、まとめノートを作って理解を深める
すごく几帳面な仕事をする人のノートを見せてもらったことがある。他人が見ても見やすく本当にキレイにまとめていた。
メモは断片的な情報でしかない。断片的な情報であるメモをまとめて統合する。まとめる作業を行うことで、全体を把握し理解を深める。キレイにまとめたノートであれば体系化したものを人に教えることもできる。
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メモを取らない=仕事へのやる気?
仕事への熱意があるときは自然とメモを取る。そんなに大切なことだと思わないからメモを取らない。メモを取らないということは上司からもやる気がないと見られる。
やる気は人から強要されて出るものでもない。モチベーションは自分の中にある湧き上がる源泉のようなもの。人からあれをやれ!と強要されることが最も人のやる気を削ぐもの。やる気が出ないときは放っておいてくれ…。
最終的な結論、上司よ…「メモを取れ!」と強要するな!