まだまだ残暑が厳しくグッタリする毎日。仕事帰りにクーラーの効いた店内でキンキンに冷えたビールを飲み干すなんて最高ですよね。
でもクーラーの下、立ちっぱなしで仕事をしていると悩まされるのが足のむくみ。足が重だるくなったり、靴や靴下がきつくなって、ときには跡がクッキリついていたりなんてことも・・・。
むくみは長引かせると、疲労が残りやすく、脂肪がつきやすくなるなど、さまざまなデメリットがあります。解消するには早めの対処が一番!ということで、まずは「むくみ」の原因について探っていきましょう。
むくみの原因
むくみの原因にはいろいろなものがあります。・塩分の取りすぎ
・運動不足
・冷えや血行不良
・すわりっぱなし、立ちっぱなし等長時間の同じ姿勢
この時期に多いのは冷房が原因のむくみです。冷気は下にたまりやすいため、室内の気温以上に足元だけ冷えているなんてこともあります。冷えは血流を妨げてしまうので、それがむくみにつながってしまうのです。厚手の靴下やレッグウォーマー等で足を温めたり着圧式のストッキング等を着用するだけでも違いますよ。
それ以外にも内臓の疾患によりむくみが起こる場合もあるので、長期間むくみが取れない等の症状がある場合は医師に相談する事をおすすめします。
むくみ対策
むくみの解消にはバランスが取れた食事が不可欠です。特に塩分の摂りすぎは気を付けたい所です。
塩分に含まれるナトリウムは水分をため込む性質があります。また多すぎる塩分は血管から外へ水を出してしまい、それがむくみにつながることも。健康のためにも薄味を心掛けたいですね。
むくみに効く栄養素
【タンパク質】
タンパク質が不足すると細胞の外に水分が出てしまいます。(大豆・玄米・豆腐・ごま等)【ビタミンB群】
ビタミンB群は新陳代謝に働くビタミンです。特にビタミンB6はタンパク質の代謝にも関わるので不足するとタンパク質がスムーズに合成されなくなります。(大豆・レバー・カツオ・チーズ等)【カリウム】
カリウムは余分な塩分を尿として排出する働きがあります。(スイカ・バナナ・キウイ等)【クエン酸】
体内の新陳代謝を活発にして、血液やリンパ液の流れを促す作用があります。(梅干し・レモン・リンゴ・グレープフルーツ等)
他にもビタミンEや鉄分は血液の流れをよくしますし、カルシウムやマグネシウムもタンパク質の合成には欠かせない栄養素です。幅広い栄養バランスの良い食事が基本といえると思います。「むくみやすいなぁ」と感じたら、毎日の食事を見直してみるのもいいかもしれませんね。
また、夏でもしっかりとお風呂で温める!足浴だけでもいいので足を温めると、足の血行もよくなり、疲れもむくみもほぐれていきます。暑い夏こそ冷房で冷えた体を温めてあげましょう。
ストレッチ・マッサージでむくみ対策!
足のむくみや疲れを軽減させるためには、ストレッチやマッサージも有効です。本来であればふくらはぎの筋肉がポンプとなり、足に流れてくる血液を心臓に送り返します。ですが、冷えや長時間同じ姿勢でいると血液をうまく送り返せなくなります。
仕事中に気が付いたら数度、軽く爪先立ちや屈伸をしてみたり、靴を脱いで足首を回したり・伸ばしたりすると筋肉がほぐれて血流がよくなり、むくみや疲れへの効果が期待できます。
「でも疲れて帰ってきてマッサージなんか続かない」という方は【ゴキブリ体操】を試してみてはいかがでしょうか?
《ゴキブリ体操のやり方》
1.布団の上でごろりと仰向けになり、両手足をまっすぐ天井に向かってあげます。
2.そしてそのまま手足をブルブル振る。
3.1~2分を1セットとして3セット位が目安。
手足を上げることで、血液や老廃物などを心臓に流しやすくなり、さらにブルブルと振る事で筋肉をリラックスさせる効果が期待できます。
体操の名前はちょっとイヤ・・・。いやいや、かなりイヤですが、意外と効果はありますよ。長時間の立ち仕事が多い飲食店の方々、クーラーをかけてお店を冷やしている店舗の方々、毎日5分の体操で疲れた体をケアしてみてはいかがでしょうか。