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2016年09月15日 08時31分 UPDATE

クレーンゲーム「景品ゲットできる確率示せ」 米で仰天法案 店が“不正操作”と主張  (1/4)

「クレーンゲーム機が店側によって不正に操作されている疑いがある」――米ニュージャージー州議会の議員が、賭博を規制する州の機関が監視するよう求める法案を州議会に提出した。

[産経新聞]
産経新聞

 ゲームセンターやショッピングモールで必ずといっていいほど見かけるクレーンゲーム。遊んだことのある人なら、もう少しで取れそうな景品につい硬貨をつぎ込んでしまった経験はあるだろう。米東部ニュージャージー州議会のニコラス・スクタリ州上院議員(47)は、それでよしとせずにこう噛みついた。「ゲーム機が店側によって不正に操作されている疑いがある」。州議会に、賭博を規制する州の機関が監視するよう求める法案を提出したのだ。

スロットマシンを引き合いに批判

 8月4日付の地元週刊紙、NJトゥデイ(電子版)によると、スクタリ氏の出した法案は、州の合法賭博規制委員会がクレーンゲームを監視するという内容。ゲーム機やプログラムに一定の基準を設け、景品を取れる確率を保証するのだという。

 スクタリ氏は「スロットマシンでもクレーンゲームでも、プレーヤーは獲得する確率が理にかなっていることを期待している」と指摘した上で、こんな持論を展開した。

 「子供たちは、あぶく銭を得ようとする店側に利用されてはならない。プレーヤーが公正に扱われ、金をだまし取られないためにもクレーンゲームを監視することが必要だ」

 スクタリ氏は、ゲーム機が店側によって不正に操作されている疑いがあるとみている。アームの先端にかかる力を制御し、景品をつかみにくくすることで、取れる確率を意図的に下げている、と考えているのだ。

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