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口周りのニキビ。原因と対策

ニキビ 健康Salad 皮膚科

口周りにできるニキビ、気になりますよね。お肌のケアをがんばっても治らないのは、体の不調が原因かもしれません。口周りのニキビの原因と対策をご紹介します。

口周りのニキビ

胃が疲れている

特徴

唇の端が赤くただれる口角びらん(または口角炎)と違って、口の端にぽつんとできます。

原因

主に胃腸の調子の悪い時に現われる症状で、胃の粘膜が荒れているのかもしれません。た、唇のあれや乾燥が気になるようなら、体内の水分が不足していると思われます。

胃が重く感じることはありませんか?また口臭はしませんか?胸焼けは?こんな症状は胃が不調のシグナルです。そのままにしておくと、さらに症状が進みます。

食事のバランスが悪い

特徴

胃腸が疲れている時に胃腸薬をむやみに服用していませんか?

原因

胃腸薬の服用でニキビができることもあります。

胃を休ませてあげないと、口の端の吹き出物は治りません。胃酸の働きのバランスが崩れている場合もありますから、規則正しい食事をすることが大切です。

お酒や油っこいもの、刺激物を避け、消化の良いものを食べましょう。夜食は厳禁、腹八分目を心がけましょう。体に必要な栄養素がバランスよく摂れていない場合、あちこちにシグナルが出ます。バランス良く、特にビタミンBが不足しないようにメニューを考えましょう。

睡眠不足

特徴

体が疲れていませんか?

原因

身体が疲労していると胃腸の活動も弱りぎみで、栄養の吸収が悪くなっています。そのため、風邪気味の時や、貧血で起こることもあり、寝不足や過労、不規則な生活という身体的ストレスのシグナルであることもあります。

定期的に何度も現われる場合は、日常生活の中にその原因が潜んでいるのです。そのままにしておくと、他の心身症や内科的疾患が起こる可能性もあります。

ニキビではないケースもある

特徴

水泡(すいほう)が出来る

原因

乾燥

口の端が乾燥して水泡が出来ているようなら、口角炎(こうかくえん)の初期症状と考えられます。それがただれると、かゆみや痛みを感じます。

口角炎になると唇の端の皮膚から粘膜にかけて乾燥し、赤くただれて切れたりすることがあります。冬から春先にかけて空気が乾燥している時期に起きやすく、普通は2~3週間で自然に治ります。

口を開けるたびに痛みがあり、時には切れて出血します。食事や会話のときなど口を動かすと染みて痛く、一度切れると治りにくくなります。

ビタミンB2不足

口角炎の原因は、栄養不良、貧血、糖尿病、細菌性、カンジタ感染症などいろいろ考えられますが、ビタミンB2の不足が原因となることが多いようです。ビタミンB2が不足することによって、皮膚や粘膜の抵抗力が低下して炎症が起こり、乾燥して皮膚が裂けてしまうと、しつこくいつまでも続くことがあります。

ビタミンB2の不足による口角炎は消炎効果のある軟膏をぬれば治りますが、患部だけでなく体全体の健康状態を整えることが大切です。症状がひどくなる前に十分な休養をとり、不足している栄養分を補うことが早めに炎症を解消する秘訣です。

気になる症状については、一人で判断をせず、お近くのクリニックまたは病院で検査をして下さい。専門家の意見や判断を仰ぐことをお勧めします。

本記事はグループサイト健康Saladに掲載されている内容を転載・加筆・修正しております

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