日本ではまだまだ高いクレジットカードの加盟店手数料。
中小問わず、レストラン経営ともなると低くて3%程度、高い場合には5%以上の手数料が取られてしまうことが普通なこのカード手数料ですが、お隣の中国ではどうなのでしょうか?
今回は中国で日本食レストランを経営している友人がたまたま帰国していたので、そのあたりの事情について聞いてみました。あくまでその友人曰く…という情報になりますが、是非、参考にしてもらえればと思います。
中国の決済手数料はかなり安い:
まず、開口一番に言われたのは「中国の決済手数料はかなり安いよ」という点。クレジットカードの決済手数料はだいたい0.3%、デビットカード払いだと0.1%も不要でそれ以下の手数料になるそうです*1。
『えっ?もしかしてレストランを1,000店も2,000店も経営している方の話?』と思われるかもしれませんが、彼が運営しているレストラン数は数店舗なので別段、クレジットカード手数料が他店舗より安いということはありません。
- クレジットカード決済手数料:0.3%
- デビットカード決済手数料:0.1%以下
つまりこれがごくごく一般的な、中国の加盟店手数料だそうです。
カード払いをしてくれると有り難い:
次に「クレジットカード払いを使われることはどうなのか?」と聞くと、『ああ、それはもう大歓迎だね』という回答。
理由としては中国では偽札が多く出回っているので、現金を管理するコストのほうが高く付くからとのこと。それにそもそも決済手数料がこのくらい安いと無視できるくらいの支出なので、偽札を掴まされる危険性がないカードで支払ってもらったほうが助かると言ってました。
- 現金払い:手数料はかかわらないが偽札が多い
- カード払い:偽札がないわりに手数料が安い
なるほど、お国事情があるのだとはいえ、それなら納得の話です。
年配の方もWeChatペイ:
また、最近だとクレジットカード払いやデビットカード払いよりも、WeChatペイ(ウィーチャットペイ)という中国のLINEのようなもので使える電子マネー払いが多いとのこと。こちらなら店舗経営者としても決済手数料ゼロ円でお金を受け取ることが出来るので、助かるという話もされていました。
- WeChatペイ:手数料0円
ちなみにこのWeChatペイは20代や30代といった若い世代だけでなく、50代や60代も問題なく使いこなしているのだそう。
こんな感じで年代を問わずにスマホ決済が普及しているのは、LINEペイがなかなか普及していない日本からするとイメージがしにくいですね。中国のスマホ普及率の高さもきっと関係しているのでしょう(日本はガラケー需要が根強い)。
日本の加盟店手数料は高い:
最後に。
今回なぜ彼とこんな話になったのかというと、それは下記の記事を読んでくれたため。
彼曰く、「きみの言ってることも理解できるけど、5%も手数料を取られたら粗利がそんなに高くないうちのレストランだったら死活問題だよ。日本も中国並にカード手数料が安くなるといいのにね。」と言ってました。
確かに0.3%や0.1%といった手数料しか取られない中国でなら、使う側も気にせずクレジットカード払いが出来ますし、且つ店舗側も嫌な顔はしないはず…。そう考えると問題の根底には「日本のクレジットカード加盟店手数料が高いから」ということもあるのだなと再認識させてもらいました。
日本は現金が安全すぎる:
加えて日本では偽札が流通することは滅多にありませんし、多額の現金を財布に入れておいても大丈夫なほどに治安もいい。こういったところもクレジットカードや電子マネーが普及しきれいない要因になってそうな気もします。
さてさて、今後、日本の決済はどうなっていくのでしょうね。引き続き、その動向を追い続けていきたいなと思います。
以上、中国でレストラン経営をしている友人に、クレジットカード手数料について聞いてみた。ここまで日本と違うのか…と驚かされます…という話題でした。
参考リンク:
中国ではクレジットカード払いよりもデビットカード払いのほうが主流です。日本でも最近ではよく目にする「中国銀聯(Union Pay)」を、ほぼすべての国民が保有していると言われています(中国で銀行口座を開設するとついてくる)。
*1:あまりに手数料が安すぎるので、デビットカード決済手数料の0.1%以下の正確な数字についてはよく覚えていないそうです。0.07%くらいかな…とは言ってました。