豊洲市場 地下空洞の水は3か月ほどでたまったか

豊洲市場 地下空洞の水は3か月ほどでたまったか
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築地市場の移転先となる豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐる問題で、市場の建物の地下にある空洞にたまった水は、先月までの3か月ほどの間にたまったとみられることが東京都などへの取材でわかりました。都は、原因を確認するとともに、有害物質が含まれていないかなどについて調査しています。
豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐっては、東京都が敷地全体に行ったと説明してきた盛り土について、実際には主要な建物の地下では行わず、空洞を設けたことが明らかになっています。建物の地下の空洞は、配線や配管がなどが通され、地面の大部分が薄いコンクリートで覆われていますが、多くの場所で、水がたまった状態となっています。

この水について、小池知事は都の幹部に対し「雨水なのか、地下水が上がってきているのか、重要な論点だ」として調査するよう指示しました。東京都などによりますと、建物が完成し、都が業者から引き渡しを受けたことし5月末の時点では地下の空洞に水はなく、先月都の職員が点検に訪れたところ水がたまっているのに気付いたということです。
このため、地下の空洞の水は、先月までの3か月ほどの間にたまったとみられるということで、都では地下に入り込んだ原因を確認するとともに、有害物質が含まれていないかなどについて調査しています。