【9月14日 時事通信社】中国外務省の華春瑩・副報道局長は14日の定例会見で、北朝鮮の核実験を受け、「国連安保理がさらなる対応を取る必要性がある」と述べ、中国が追加制裁決議に賛成する考えを示した。一方で「安保理の対応は主に(北朝鮮の)核活動を対象にし、核問題の解決や朝鮮半島の平和・安定維持に寄与するものでなければならない」と述べ、北朝鮮を混乱させかねない厳しい制裁には慎重な立場を訴えた。

 華副局長は「中国は安保理の討論に責任を負い、建設的な態度で臨む」と強調しつつも、「制裁は決して最終目的ではなく、唯一の手段でもない」として、対話を通じた解決を優先する考えを表明した。(c)時事通信社