以前、趣味で手品やジャグリングを練習していた時期があります。
みなさんも小さいときにお手玉で遊んだ経験が1度はあるのではないでしょうか。
お手玉やジャグリングをすると脳がよく働いて良い効果があります。
医療現場でも注目されていて、心療治療効果もあるのです。
自分は今でも部屋で気分転換にやることがあります。
集中力も身について、とても良い気分転換になります。
今回はお手玉(ボールジャグリング)の2つの効果を紹介したいと思います。
脳が活発に働く
「お手玉をする」とうつ、パニック障害が治る (ビタミン文庫)
- 作者: 中原 和彦
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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お手玉を目でとらえる際には、後頭葉の視覚領域が使われます。手を動かすときは、筋肉へ指令を出して運動をコントロールする前頭葉の運動野が、さらにお手玉に触れることで、頭頂葉の触覚にかかわる感覚領域が刺激され、お手玉の中に入っている数珠玉などの音を聞けば、それが側頭葉の聴覚領域への刺激にもなります。
このように、大脳新皮質内の多くの分野が連携して動くことになるので、お手玉を行うときは、ぼんやりできません。こうした一連の動きを行うと、脳が活性化され、ストレスなどで働きが悪くなっていた人間脳の調整に役立つのです。
単純な動作に見えますが、お手玉をすることで脳が活発に活動するようです。
あと、お手玉を落とさないよう注意することで前頭前野が活性化します。
研究結果から、脳の神経細胞をつなぐ線維である白質が6%増加し、脳の伝達速度が早くなったのです。また4週間も効果は持続していました。
脳を活性化させるコツはあえて難しい技に挑戦することです。
慣れてきたら、数を増やしたりして難しい技にチャレンジしています。
やっていると、結構ハマって楽しいですよ(^^)
「今」に集中することで、うつや不安改善の助けに
お手玉をしていると気づくと思いますが、
簡単そうで、実はとても複雑な動きをしています。
バランス感覚や目の動き、両手の動き、投げた物を落とさないように集中し意識する。
玉の数が増えるにつれスピードも求めらます。
2個なら練習すれば簡単にできそうですが、3個4個と増えてくると集中力が大変必要になってきます。
そして、ボールを落とさないようにする動作が「今」に集中せざるをえなくなります。
お手玉をやって「今」に集中している時は
「仕事でミスをしてしまったよ。自分はほんとダメだなぁ」(過去)
「明日休みだけど、何して過ごそうかな?」(未来)
などと、過去や未来のことを考える余裕がなくなります。
やってみるとわかりますが、なかなか上手くできなくて、
ハマると時間も忘れて没頭してしまいます。
そして、集中した後はとても脳がスッキリした感覚があり、気持ちが楽になります。
今に集中することで、人は充実感や幸せを感じることができるからです。
うつや不安障害の方にお手玉を使うと、脳が刺激されて症状が改善する方が多くいるようです。
その効果は医療現場でも注目されていて、治療にとりいれている診療所もあるそうです。
悩んでいる人は、過ぎてしまった過去のことや、まだ起きていない未来の不安のことを考えがちです。
お手玉(ジャグリング)をすることで、「今」に集中しやすくなり、過去や未来への不安を取り除く効果があると考えられています。
まとめ
・お手玉をすることで脳が活性化する
・「今」に集中することができ、気持ちが楽になる
こちらも参考になります。(ブログ村 トラコミュ)