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 政務活動費の不正取得問題をめぐり、わずか半月で計6人が辞職する見通しとなった富山市議会。不正は会派の枠を超え、異例の市議補選に発展する見込みとなった。

 民進系会派・民政クラブの2人が辞職願を提出した14日、今度は自民会派前会長の中川勇氏(69)=議員辞職=が同クラブと同じ手口で改ざんした同じ店の領収書を使い、市政報告会の茶菓子代を水増し請求していたことが朝日新聞の取材で明らかになった。いずれも富山市内のお茶販売店の領収書の「万の位」に数字を書き足していた。

 民政クラブは2015年1月と2月の市政報告会用として、2枚の領収書の「2268円」の万の位にそれぞれ「4」と「2」を書き足し、4万2268円と2万2268円の政活費を得ていた。

 一方、中川氏も14年12月の市政報告会用として領収書の金額の万の位に「4」を加筆し、4万2268円の政活費を取得していた。

 民政クラブの針山常喜幹事長(…

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