自衛隊 高度な医療行う隊員を配置 現場で負傷時の救命率向上へ
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有事の際に負傷した自衛隊員の救命率の向上に向けた方策を検討してきた防衛省の検討会が、高度な医療行為が行える隊員を「第一線救護衛生員」として配置するよう求める最終報告書の案を取りまとめ、防衛省は、来年度にも育成に着手する方向で調整を進めることにしています。
防衛省は、安全保障環境が変化する中で、さまざまな事態に対応できるよう、去年有識者からなる検討会を設け、有事の際に負傷した自衛隊員の救命率の向上に向けた方策について検討を進め、このほど最終報告書の案がまとまりました。
それによりますと、有事の際医師による治療が難しい最前線で負傷した自衛隊員の治療ができるよう、専門性が高い高度な医療行為を行える自衛隊員を「第一線救護衛生員」として新たに配置するよう求めています。
そして「第一線救護衛生員」が行う医療行為の具体例として、切開を伴う外科的な気道の確保や、医療用の麻薬の投与などをあげていて、認定制度を設けて、准看護師と救急救命士の双方の資格を持つ隊員に必要な教育を受けさせて育成するよう提言しています。
最終報告書は近く決定される見通しで、これを受けて、防衛省は高度な医療行為を行うための実施要領の整備や、教育カリキュラムの策定などを行い、来年度にも隊員の育成に着手する方向で調整を進めることにしています。
それによりますと、有事の際医師による治療が難しい最前線で負傷した自衛隊員の治療ができるよう、専門性が高い高度な医療行為を行える自衛隊員を「第一線救護衛生員」として新たに配置するよう求めています。
そして「第一線救護衛生員」が行う医療行為の具体例として、切開を伴う外科的な気道の確保や、医療用の麻薬の投与などをあげていて、認定制度を設けて、准看護師と救急救命士の双方の資格を持つ隊員に必要な教育を受けさせて育成するよう提言しています。
最終報告書は近く決定される見通しで、これを受けて、防衛省は高度な医療行為を行うための実施要領の整備や、教育カリキュラムの策定などを行い、来年度にも隊員の育成に着手する方向で調整を進めることにしています。