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 山形県米沢市で2009年12月、寺の境内に放置された男の新生児が見つかり、死亡が確認された事件があり、県警は14日、同市中央3丁目、自称会社員の加藤紗織容疑者(33)を殺人の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 発表によると、加藤容疑者は09年12月25日ごろ、市内で男児の鼻や口をふさぎ、殺害した疑いがある。男児を出産したことは認めているといい、DNA型鑑定で男児との親子関係が判明したという。

 男児は09年12月25日午前9時40分ごろ、同市中央5丁目の西蓮寺で放置されていたのを、境内を清掃していた女性が見つけた。約1時間20分後に市内の病院で死亡が確認された。身長49センチ、体重2800グラム。2~3歳用のピンク色の長袖の肌着を身につけ、花柄のバスタオルにくるまれていたという。

 米沢署はフリーダイヤルを設置したりチラシを配布したりして情報提供を呼びかけていた。