台風14号 台湾で1人不明 中国警戒強める

台風14号 台湾で1人不明 中国警戒強める
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非常に強い台風14号は、台湾南部を暴風域に巻き込んで、これまでに1人が行方不明、12人がけがをするなどの被害を出したあと、15日朝には中国南部に上陸する見込みで、中国政府は警戒レベルを最高度に引き上げて警戒を強めています。
台湾の気象当局によりますと、台風14号は、14日台湾の南部に接近し一部を暴風域に巻き込みながら南の海上を北西に向けて通過しました。
この影響で、南部や東部では猛烈な風となって、各地で街路樹が倒れたり店舗の看板が飛ばされたりする被害が相次ぎ、当局のまとめによりますとおよそ86万戸が一時、停電したほか、これまでに1人が行方不明となり12人がけがをしたということです。
中国の中央気象台によりますと、台風14号は日本時間の午後10時現在、中心の気圧が930ヘクトパスカルで、福建省の南東135キロの沖合を勢力を弱めながら1時間におよそ20キロの速さで北西に進んでいて、早ければ15日朝にも福建省に上陸する見込みです。
沿岸の港では船を岸壁に固定するなど対策に追われており、中国政府は4段階の警報のうち最高レベルの警報を出して警戒を強めています。