メイド戦士 十六夜咲夜 二話目
――あらすじ――
狭間を操る大幹部紫を倒した十六夜咲夜。その前に現れた妹様。紅魔館を震撼させる最大の対決が始まる。
「お久しぶり、咲夜。最萌えトーナメント最終戦まで勝ち残ってくるとは正直思わなかったわ」
そう言って魔理沙の形見の帽子やゆゆ様の形見である筈の扇子を見せるフランドールお嬢様。
「そちらこそ――。まさか魔理沙やゆゆ様に勝って、最後に残ったのが貴方だとは」
咲夜の脳裏にフランドール様との思い出が蘇る。
XX月XX日
いつものレミリア様との喧嘩、大被害がでて家屋18棟延焼。
その後の大掃除を任される。
XX月XX日
いつもの癇癪……妹様の癇癪に付き合わされるのは命が幾つあっても足りないかもしれない。
――やっぱりこんなところで負けたくない。
「フランドールお嬢様と戦うのは本意ではないのだけど、ココは最萌え決勝戦、本気で行かせてもらいます」
「マジカルさくやちゃんスタ……ドレスアーップ」
「メイド戦士長マジカル咲夜、フランドール、人の体は燃やせても、魂までは燃やせはしない。時間を奪って成敗よ」
「そうこなくっちゃ面白くないわね。折角だし、色々あそばせてもらうわ」
「禁忌――レーヴァテイン」
大いなる炎の槍がフランドール様の周りを周回し、そして咲夜の元に飛んでいく。
「幻象――ルナクロック」
それを幻の剣に吸い込ませてかわしていく咲夜、攻防は一進一退の様相を見せ始める。
「ふふ……流石に『レーヴァティン』だけじゃ倒せないか」
それでも楽しそうな妹様。
「ええ、いつも紅魔館で見せてもらってますからね」
まるでダンスをするように瀟洒にかわしていく咲夜。
「それではこちらも行きます」
懐から符を取り出し、魔力を込めて開放する。
「傷魂――ソウルスカルプチュア」
空間を反射し相手の元に確実に届く真紅の力。
「甘いわね。禁弾――スターボウブレイク」
だが、その力もお嬢様の魔弾によって打ち消され、徐々にその勢力は押し戻されていく。
「咲夜、貴方が私の力を知っているように私も貴方の力は知り尽くしていてよ」
そしてにっこりと微笑むフランドールお嬢様。
けれど、コレが妹様の油断。
「幻世――ザ・ワールド」
数秒後、お嬢様の首元に咲夜のナイフがあてられていた。
「……考えたわね咲夜。私が魔弾で打ち消してくる事は最初から承知の上、魔力が消える瞬間に時を止められては幾ら私でも勝てないわ」
「ええ、妹様が最後の相手だとわかった時から考えていました」
「今回は私の負けね、咲夜」
そう言って妹様は去っていった。
だが、この世に最萌えがある限りメイド戦士の体に休息の日は無い。頑張れ十六夜咲夜……負けるな十六夜咲夜。
――END ――
P.S..実は最萌え決勝戦に残るのはフランドール様だと思っていてプロット考えたんですけど、
その時残ったのは意外にめーりんだったのはご承知のとうり。
そんな訳で実際に提出される事なく終わった文章ですw