メイド戦士 十六夜咲夜 第一話




 メイド少女十六夜咲夜は紅魔館を守るメイド戦士である。
 これは、最萌え会場に吹き荒れた一陣のメイド戦士の物語である。

――あらすじ

 歴史を食らう妖怪けーねを倒した十六夜咲夜。
 その前に現れたのは狭間をあやつる大幹部紫の姿だった。

「きたわね、咲夜。でもここから先はこの紫がお相手する以上簡単に進めるとは思わないことね」

「行きなさい、藍、橙」

 紫の司令の下、配下の妖怪たちが襲い来る。

「いきなり先制攻撃、しかも三対一とは随分な物ね」

「ここは最萌え会場……。支持者の数=勝利の舞台。ならば八雲ファミリー全員で向かうのは当然の事でしょう?」

――ならばこちらも。

「レミリアお嬢様! 私に力を」

「マジカルさくやちゃんスター……ドレスアーップ」

 美少女戦士十六夜咲夜はレミリアお嬢様に貰ったマジカルさくやちゃんスターの力により、
 メイド長から完全で瀟洒なメイド戦士マジカルさくやちゃんへと変身するのである。

 尚、変身時に数秒時が止まるのは視聴者のみんなだけの内緒だよ♪

「メイド戦士長マジカル咲夜。紫、時空の狭間は奪えても人の心は奪えはしない。狭間をあやつる貴方は時間を奪って成敗するわ」

「殺人ドール!」

 螺旋を描く魔剣の軌跡によってあっさり弾け飛ぶ藍と橙。

「……藍、橙」

「やはり最萌え決勝戦まで来るようなメイド長。最初に侮ったのが間違いだったわ」

「こうなったら、紫時空に引きずり込んでやる」

 ハザハザマ〜マカハザマ〜デュ〜ワ〜ハザハザマ〜マカハザマ〜デュ〜ワ〜。
 紫の特殊能力によって生み出された狭間時空は、最萌えの支援の声も狭間に飛ばしてしまう摩訶不思議時空なのである。

「奥義――四重結界」

「支援者の声が聞こえない……。しかもじりじりと力が奪われていく」

「ふふっ。この紫時空ではいかなる萌えも無力と化すのよ」

「このままではフランドール様と会う前に負けてしまう。どうすれば……」

 そうやっている間にも徐々に奪われていく力、消えていく意識の中にレミリアお嬢様の姿がちらりちらりと浮かび消えていく……。
 もうダメかと思った、その時だった。

「いいこと咲夜、例え相手がどんな萌えを持っていたとしても、咲夜の萌えを全力で見せれば勝機は見出せるわ」

 そう言って見送ったレミリアお嬢様の言葉。
 言葉に反応してマジカルさくやちゃんスターが新たな輝きを見せたのだ。

「メタモルフォーゼ!」

 強き言葉に反応して、咲夜の体に新たな力が宿り始める。
 瀟洒な体には犬の尻尾、頭には犬耳、萌え度120%アップの犬耳咲夜の完成である。

「傷魂――ソウルスカルプチュア」

 周り全ての空間に反射し、全てを切り裂く真紅の力により、結界が切り裂かれていく。

「どうやら、今日の所は私の負けみたいね。まぁ、次の最萌えまであなたに勝利は預けておくわ」

 そう言って大妖怪紫は去っていった。
 だが、まだまだ最萌えの試合は残っている。
 負けるな十六夜咲夜。頑張れ十六夜咲夜。

――END――
質問 メイド戦士 十六夜咲夜 一話
よかったふつうそこそこ

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