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 JR西日本が三江線の廃止を決めたことを受け、県内の沿線4自治体では初めての住民説明会が12日夜、川本町であった。町は財政負担が大きい鉄道の存続が難しいとして、バスへの転換が現実的と説明した。住民の間には反発と不安が交錯した。

 雨の中、町が開いた説明会には住民約60人が出席した。三宅実町長はJR西が今月末までに国土交通省に廃止届を提出し、1年後に廃止される見通しを説明。「早急に新たな地域公共交通の方向性を決定し、準備に入らなくてはならない」と述べ、バスへの転換に理解を求めた。

 住民からはバスへの転換を不安視する意見が出た。「バスもすぐに廃止されるのではないか」「(バスへの)負担が町財政を圧迫しないか」。「廃止表明は拙速で、もっと時間をかけて地元の合意と納得を得ることが必要。鉄道がなくなった後、町づくりをどう進めるのかの論議も大事」との意見も出た。

 JR西は廃止理由として、過去…

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