星野典久、中崎太郎
2016年9月13日23時04分
民進党代表選は15日、投開票される。蓮舫代表代行(48)が国会議員(147人)のうち70人近くの支持を固めて優位を保ち、地方議員や公認内定者、党員・サポーターらにも支持を広げて、1回目の投票でポイント全体の過半数獲得が視野に入った。前原誠司元外相(54)の支持は伸び悩んでおり、決選投票に持ち込めるかが焦点だ。
蓮舫氏は13日、記者会見し、日本国籍を獲得した際に放棄を届け出たと説明していた台湾籍について「残っていた」と明らかにした。これまでの説明との食い違いがあることについて、「発言が一貫性を欠いていた。おわび申し上げる」と述べたが、代表選立候補を取りやめる考えはないことを強調した。
蓮舫氏を支援する岡田克也代表が「多様性を大事にするのは、わが党の基本的な価値。代表としてふさわしい」と述べるなど、すでに支持を固めている細野豪志元環境相ら各グループの支援は変わりない。朝日新聞社が10、11日に実施した全国世論調査でも、民進支持層の61%が蓮舫氏を支持。蓮舫陣営は「公認内定者や地方議員にも、支持を伸ばしている」と分析しており、台湾籍をめぐる騒動が代表選の勝敗を左右する状況にはなっていない。
国会議員の支持では、前原氏が40人程度、玉木雄一郎氏(47)は二十数人にとどまる。前原陣営は、蓮舫氏の1回目の投票での選出を阻止して決選投票に持ち込んだうえで、玉木氏との「2、3位連合」を描いているが、具体的な連携は進んでいない。(星野典久、中崎太郎)
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