ソウル南部地裁少額訴訟担当33部(キム・ヨンチャン裁判官)は、Nさん(女性)が元スポーツマッサージ師のRさん(女性)を相手取り、「貸した金150万ウォン(約14万円)を返してほしい」と求めた訴訟で、「RさんはNさんに対し、来年1月末まで月2回ずつ計10回、1回につき1時間30分程度、マッサージを行う」という内容の和解が成立した、と12日発表した。
地裁によると、Nさんは昨年末ごろ、普段から顔見知りだったRさんに150万ウォンを貸したが、返ってこなかったため、今年4月に訴訟を起こした。地裁は裁判を行う前、Rさんに金を返すよう求める履行勧告を行ったが、Rさんは「そのお金は投資のためのお金だった」として異議を申し立てたため、正式裁判が行われることになった。
だが両者は初公判で和解した。今月2日午後、両者は開廷からわずか5分後、法廷の隣にある調停室に移動して話し合い、「RさんがNさんに金を返す代わりに、マッサージを行う」という内容の和解が成立した。Rさんは10年以上の経験を持つベテランのスポーツマッサージ師として知られる。Rさんの弁護人も、Rさんに対し、報酬を受け取る代わりにマッサージを受けることになった。