ここから本文です

21人に1人が体外受精児…出生4万7322人、過去最多を更新

読売新聞(ヨミドクター) 9月13日(火)15時3分配信

 2014年に国内で行われた体外受精により、過去最多の4万7322人が誕生したことが日本産科婦人科学会のまとめでわかった。約21人に1人が体外受精で生まれたことになる。治療件数も過去最多を更新し、39万3745件に上った。

 国内の体外受精児は1983年に東北大で初めて生まれて以来、累計で43万1626人となった。

 体外受精は卵子と精子を体外で受精させ子宮に戻す不妊治療。卵子に針を刺して精子を注入して受精卵を作る方法や、受精卵を冷凍保存し、時機を見計らって子宮に戻す方法などが開発され選択肢が広がった。

 年々増加の一途をたどってきたが、特にここ数年は出生数が毎年5000人ペースで急増している。晩婚化などで加齢による不妊に悩む夫婦が増え、04年度からは公費助成も始まり、普及が進んだとみられる。

最終更新:9月13日(火)17時15分

読売新聞(ヨミドクター)

5度目の核実験 北朝鮮を止めるには

5度目の核実験に踏み切った北朝鮮。阻止するすべはないのか、北朝鮮情勢に詳しい専門家やベテラン研究者に聞いた。