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[ソウル 13日 ロイター] - 韓国の韓進グループの趙亮鎬会長は傘下の海運最大手、韓進海運(117930.KS)に400億ウォン(3600万ドル)の資金を拠出した。韓進海運の船舶で発生している荷下ろしの滞留を解消するため。
韓進グループは先週、荷下ろしを進めるために趙会長の400億ウォンを含めて総額1000億ウォンを韓進海運に拠出すると表明。韓新海運の筆頭株主である大韓航空(003490.KS)も10日、韓進海運が米ロサンゼルスのロングビーチ港の持ち分を担保として差し入れることを条件に600億ウォンを融資する計画を承認した。
ただ規制当局の関係者によると、金融サービス委員会は大韓航空から韓進海運への融資が実行されるにはかなり時間が掛かるかもしれないとの見方を示している。
韓進海運は今月初めに法定管理(会社更生法に相当)を申請。同社の船舶は世界各地で足止めされ、総額140億ドル程度の貨物が荷下ろしできなくなっている。
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