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【政界徒然草】民進党代表選を10倍楽しむ方法を教えます! 前原誠司氏の推薦人は小沢系がずらり 本命・蓮舫氏の発言が曖昧な理由は?

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【政界徒然草】
民進党代表選を10倍楽しむ方法を教えます! 前原誠司氏の推薦人は小沢系がずらり 本命・蓮舫氏の発言が曖昧な理由は?

民進党代表選の街頭演説で、聴衆に手を振る(左から)蓮舫代表代行、玉木雄一郎国対副委員長、前原誠司元外相=9月11日、東京・池袋 民進党代表選の街頭演説で、聴衆に手を振る(左から)蓮舫代表代行、玉木雄一郎国対副委員長、前原誠司元外相=9月11日、東京・池袋

 前原氏といえば、旧民主党時代には小沢氏と犬猿の仲だったことで知られるが、今回の代表選に向け、小沢氏と会談を重ねて協力を求めてきたとされる。かつての天敵に助力をあおがなければならなかったのは、前原氏の党内基盤の脆弱さの証左といえるだろう。

 小沢氏は、現在の野党首脳の中で共産党との協力には最も前のめりだ。共産党は今年1月、それまで天皇陛下のご臨席などを理由に見送っていた国会の開会式に出席したが、志位和夫委員長に直談判して開会式出席をうながしたのは、ほかならぬ小沢氏だった。当時、小沢氏は「これで国民の意識も変わる。このままでいけば共産党の勢いは民主党(現・民進党)をしのぐ」と周辺に語っている。

 威勢のいい「民共批判」を繰り広げる前原氏ではあるが、小沢氏の助けを受けておきながら、自らの主張をどこまで貫くことができるのか。またぞろ「言うだけ番長」と揶揄されそうな予感がぬぐえないのだが…。

 さて、前原氏と同様に、台所事情の厳しさが推薦人名簿ににじんでいるのが玉木氏である。

 玉木氏は、蓮舫、前原両氏に比べると一般的には知名度は低いものの、旧民主党時代から若手のホープと評されてきた注目株だ。衆院当選3回ながら選挙にはめっぽう強く、国会内で安倍晋三首相が「玉木さん、選挙に強いねえ」と話しかけてきたというエピソードもある。

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