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蓮舫氏、台湾籍認める 「混乱招いた」と陳謝 代表選は継続

蓮舫代表代行
国籍問題について質問に答える民進党の蓮舫代表代行=13日午前、国会
Photo By 共同 

 民進党代表選に立候補している蓮舫代表代行は13日、国会内で記者団の取材に応じ、自身の台湾籍が残っていることを確認したと明らかにした。「記憶の不正確さで混乱を招いたことをおわびしたい」と陳謝した。同時に「違法性はないと思う」とも語り、15日投開票の代表選から撤退せず、選挙戦を継続する考えを明らかにした。日本と台湾の「二重国籍」の疑いがあるとの指摘に対し、これまで記者会見などで否定していた。

 岸本周平衆院議員ら党内の一部議員は、執行部として見解を明らかにするよう枝野幸男幹事長宛ての申し入れ書を提出した。党内では蓮舫氏が新代表に選出された場合の党運営について懸念する意見が出ている。

 蓮舫氏は、台湾の駐日代表部に当たる台北駐日経済文化代表処から12日に台湾籍が残っていると連絡を受けたと説明した。台湾籍を否定していたことには「発言が統一性を欠いたことは率直に申し訳ない」と述べた。

 蓮舫氏は台湾人の父、日本人の母の間に1967年に生まれ、当初は台湾籍。85年に日本国籍を取得した。この際「台湾籍を放棄したと認識していた」という。

 日本の国籍法は、外国籍を持つ人が日本国籍を選ぶ場合、外国籍を離脱する努力義務を規定している。

 申し入れ書を提出した岸本氏らは、代表選に立候補した前原誠司元外相や玉木雄一郎国対副委員長の推薦人として名を連ねている。このうち一人は「蓮舫氏は旧民主党政権で閣僚を務めている。閣僚を任命した当時の首相の責任をどう考えるかコメントが必要だ」と指摘した。

 若手議員は「蓮舫氏は発言が二転三転した。代表になれば自民党や日本維新の会が攻撃してくるだろう」と述べ、党運営に少なからず影響するとの見方を示した。

 蓮舫氏は3日の民放番組で「台湾籍は抜いている。生まれた時から日本人だ」と言及。その後「法律的には85年から日本人だ」と修正するなど、発言が変遷していた。

[ 2016年9月13日 11:49 ]

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