09月13日 19時07分
岐阜と愛知の県境を流れる木曽川にかかる2つの橋の近くで、9月9日から連日のようにカゲロウが大量に発生し、視界が悪くなって車の追突事故が起きたほか、掃除のため橋が一時、通行止めになるなど、付近の住民の生活にも影響が出ています。
12日の午後7時から8時にかけて、岐阜県各務原市と愛知県江南市との間の木曽川の愛岐大橋の周辺で、カゲロウがあたりを覆い尽くすように飛び交いました。
このため視界が悪くなり、通行する車がスピードを落としたため、付近では一時、車が渋滞したということです。
この橋の周辺では、11日の夜もカゲロウが大量発生し、橋の上で止まった車に後続の車が追突する事故も起きています。
橋を管理する愛知県と岐阜県は、12日と11日の夜、愛岐大橋のほか、岐阜県各務原市と愛知県犬山市との間の木曽川にかかるライン大橋も一時、通行止めにして路面に積もった大量のカゲロウを掃除しました。
付近の住民によりますと、2つの橋の周辺では9月9日から連日のようにカゲロウが大量に発生し、例年に比べて量が多いということです。
11日、ライン大橋の近くでカゲロウの写真を撮影した19歳の男性は「街灯にカゲロウが群がり、あたりは虫のカーテンみたいだった」と話していました。
また、愛岐大橋の近くに畑を持っている68歳の男性も、12日夜の状況について「前が見えないので車のスピードが遅く、長い渋滞になっていた。これだけ大量のカゲロウに遭遇したのは初めてで、おぞましかった」と話していました。
新着ニュース