2016年09月13日

2016年STAPクロニクル 追加

seien.png


前回表にすればそれでおしまいだと述べたが、その表が次である。
この表がBJ記事の根幹である。どんな主観的意見も僕は述べていないことをここに証明する。

木星氏にクロニクルを知らせたのは8月20日のことである。取材は8月24日に集中して行われた。

おそらくBJの記事より、この表の方が有用であると思う。なお、そのとき間に合わなかったスミス教授の項目を()に入れて追加した。スミス教授の評価はだから、表が出来上がった後(8月23日)である。
*最近知られた韓国新特許とヘブライ大学論文も()に入れてついでに加えた。
 これでBJ記事はアウト・オブ・デートである。

2016年STAPクロニクル
(2015年10月20日 ヘブライ大学論文レシーブ)
 ・
1月28日 『あの日』発売
 ・
2月8日 ワシントン大論文 レシーブ
2月8日 ハイデルベルク大論文 レシーブ
 ・
3月8日 ハイデルベルク大論文 アクセプト
3月10日 ハイデルベルク大論文 オンライン公開
3月25日 小保方晴子 STAP HOPE PAGE公開
 ・
4月12日 瀬戸内寂聴 わくわく日より4 あの日 発売
 ・
5月18日 ES細胞窃盗告発事件 不起訴
5月20日 ワシントン大 アクセプト
5月24日 小保方晴子・瀬戸内寂聴対談発売
5月26日 STAP特許移譲
THE BRIGHAM AND WOMEN'S HOSPITAL, INC
.→ VCELL THERAPEUTICS, INC.
 ・
(6月4日 ヘブライ大学論文アクセプト)
(6月9日 韓国特許国際公開日)
(6月13日 オースティン・スミス教授相澤論文レビュー公開)
6月15日 ワシントン大論文 オンライン公開
 ・
(7月7日 ヘブライ大学論文公開)
7月18日 ワシントン大論文についてのツイートあり(消える)
8月16日 ワシントン大論文についてのツイート。「有志の会」投稿
 ・
(BPO勧告?)

追加、ワシントン大とハイデルベルク大の受け継科日付が同一であることの確認。
8月24日
Kose Nakamura
Washington Univ. in St. Luis
http://www.nature.com/articles/srep27803
Received: 08 February 2016
Accepted: 20 May 2016
Published online: 15 June 2016

Heidelberg Univ.
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0006291X16303448
Received 8 February 2016
Accepted 8 March 2016
Available online 10 March 2016

Receivedがともに2016年2月8日。


追加
韓国特許 国際公開日 2016年6月9日
ヘブライ大学論文 受付2015年10月20日 アクセプト2016年6月4日 公開2016年7月7日
この表から作り出されたお伽噺がBJ記事である。
上田記者とごく限られた人にしか知らせなかった。これから何を読み取れるかはあなたの能力の問題である。

追加:
この表を公開することで、BJ記事との関係は清算したと考る。また、記者から謝礼を受け取る話が「有志の会」ブログ・コメ欄に公然と書かれていたため、先ほど公然と受け取りを拒否することを宣言した。あの記事に関する限り、もはや何ら貸し借りはない。

posted by Kose at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

クロニカルな地と図、BJ記事でぼくが意図した内容

seien.png


まさかまさかの展開でびっくりしたし、土曜朝からこの件で忙殺された。
そんなただのウェブ・ニュースで、基本的に面白くてアクセス稼げればいいのじゃないのかと思ってたので、修正のラッシュの意図がわかりかねた。
あの媒体を科学の最先端の研究者が読むのかね?
少なくとも僕はウェブ・ニュースなんてほとんど全部盛ってあるものとしか読まないからね。

これまで取り上げたのに「温泉二度入り禁止」と言うのがある。その記事が各ウェブニュースに何度も転載されたのを目にして、そんな経験ないし、いったいどうやって「二度目である」ことを確認するシステムが可能か疑問を投げかけたものだ。盛ってないのは豊洲市場の地下の土くらいだ。


「温泉の二度入り禁止」はなぜ? 理由を聞いても「そういうルール」の一点張り
http://www.j-cast.com/kaisha/2014/09/11215506.html

その程度である。

さて既に書かれて公になったものについて解説するのはあれだと思うが、誰も理解していないみたいなので注解しておきたい。

インタビューの部分は、クロニクルにまとめると、各論文の受付日、アクセプト、公開と、STAP HOPE PAGE公開やSTAP特許の審査入りなどに奇妙な一致関係がみられて面白いということである。ぼくが見つけたのはその事実だけである。実際STAP HOPE PAGE公開以降の5月からスタップ論文引用論文のアクセプトが相次いだというのは単なる事実の問題である。その間の関係については「わからない」。

またスタップ特許の移譲問題は、いったいどこか審査にかかる1000万円と言われる費用を負担したのかまるで分らなかったのは事実問題である。しかしセントルイス・ワシントン大のアクセプトはそれと関連がある可能性があるタイミングが認められるという推測ができるということだ。もちろん関係ないかもしれない。真相は「わからない」。

ぼくが提供したのは、このようなクロニクルな事実だけである。それを記事にする際、それでは単なる表で終わってしまうので、物語にしたということだ。

文句を言う人たちは頓珍漢であって、上のクロニクルな事実について考察してくれることがぼくの希望だが、記者とは少し違ったみたいだ。そんな小保方さんに決定的に有利な事実が出たわけではないが、良い方向にしか事態が動いていないということである。

さて問題のオースティン・スミス教授をなぜ皮肉として取らなければならないかというと、他の一連のSTAP論文の撤回を無視した引用に「単に疑いなしに再現できたということはできないと言うだけだ」という言葉が対応していると考えるからである。

スミス教授の小保方氏への言及は十分奇妙である。全く必要がない。

これらはクロにカルな事実を背景を地とした場合の図として僕は見ることができるがあなたたちは見れないだろうと自慢しているのである。この地と図の関係については記者もあまりよくわかってないので、研究の内容に踏み込んで話を盛っただけだとしか思っていないのである。まあそれで素人が間違えたというのは、せいぜい「温泉二度入り禁止」と同程度の話である。

まああまりに目立つ部分は記者の正義感に応じて修正・訂正に協力はした。しかし、クロ二カルな事実には何ら変化がないので、記事の僕の立場には一つも変更はないのである。

そしてクロニクルは、まだ続くのである。

存在は時間と不可分である。

肯定的だろうと否定的だろうと、それぞれの立場でこのクロニカルな事実を検討していただければ幸いである。その価値はある。
posted by Kose at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月12日

タレこみ・協力者について

seien.png


さて韓国特許は面白くないので、木星さんに任せる。ぼくは韓国特許は、理研の最終報告の内容がリークされて、請求事項13中、とりあえず実施例の乏しいレーザー等の部分であたかもまったく新規な発明を行ったように適当に特許出願をすることもできた(仮定法過去だからね)と考えているので、論文が知られるまで関心がない。

韓国特許
DEVICE AND METHOD FOR INDUCING PLURIPOTENT CELLS USING ENERGY
http://www.sumobrain.com/patents/wipo/Device-method-inducing-pluripotent-cells/WO2016089178A1.html

つぎはネイチャー・コミュニケーションズに発表されたヘブライ大学の超難解な論文
Analysis of chromosomal aberrations and recombination by allelic bias in RNA-Seq
http://www.nature.com/ncomms/2016/160707/ncomms12144/full/ncomms12144.html#ref-link-37
をどうするかだ。

なんで僕がこういうのを訳さなきゃいけないのかと本当に愚痴りたくなる。
これから40年前の高校生物学の復習しようってやつがだ。

さて、スーダン・ダルフール紛争のキャンペーンの話が紹介されたと思うけれど、スーダンは基本的にアラビア語である。しかし、アラビア語のできるスーダン研究者はスーダンの独裁者オマル・アル=バシル大統領(国際刑事裁判所によりジェノサイド、人道に対する罪で訴追中)のシンパであって、日本で反スーダン政府勢力の言い分はほとんど報じられなかった。そこで、フランスやオランダに本拠を置く亡命スーダン人のウェブニュースを主体るソースとして、ガンガン情報を集め、そこそこ成功した。
Sudan Tribune
http://www.sudantribune.com/
Radio Dabanga
https://www.dabangasudan.org/en

さて、STAP細胞事件の場合、すべての生物学者や医学者が、バシル大統領の場合のアラビア語学者に相当する。たった二人だが小保方晴子氏と故笹井芳樹氏のジェノサイドに全員が加担しているからだ。

だから、ぼくや上田記者がやるほかないというわけだ。

もちろん、内心事件に良心の呵責を覚えて本当は行動したいと思っている人もいるかもしれない。だがそれは生物学と医学と言うスーダンや北朝鮮みたいな軍事独裁体制下で、明日にも処刑されるかもしれことをかんがえると、冒険をすることは薦められない。

ぼくは基本的に、生活>正義、の立場の人間だからである。それゆえ、小保方氏を正義の見地から叩く人たちは、スーダンのアラブ民兵組織ジャンジャウィードみたいにしか見えないのである。

だが匿名で垂れ込んでくれる人がいたらうれしい。タレこみじゃなくても上のヘブライ大学の難解な論文についてアドバイスくれるような協力だけでもうれしい。

だが期待はしない。危険なことをしてはならない。

日本の生物学と医学は、スーダンや北朝鮮と同じような軍事独裁体制らしいからである。

生活を大事にすべきだ。

もし頭がおかしいようなら、左のメールフォーム、あるいはFBまで。
 *コメント欄はお薦めしない。通常ほとんど削除するし、あるいはそもそも見ないから。
posted by Kose at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年09月11日

オースティン・スミス教授のアイロニーを理解する

seien.png


なんだか、上田記者が訳文やらで責められていて修正中のようだ。何か詳しくはわからない。ぼくの担当じゃないし。しかし次の点については主張すべきは主張しておく。
*記事の修正は一両日中に行われるだろう。

オースティン・スミス教授の訳が間違っているという主張は逐語訳的にそうなのかもしれないが、彼の文章はアイロニーとして理解するよう訴えるものがあることを理解する必要がある。そのアイロニーを評価して理解する限りにおいて、上田記者の理解は正しく、逐語訳的理解が間違いであると主張することができるため、記事内容は修正には及ばないというのがぼくの立場だ。

A1)In this paper Dr Aizawa reports the outcome of attempts to reproduce the claim that exposure to low pH can convert splenocytes into pluripotent cells, so-called STAP cells, that are capable of colonising the mouse embryo.
A2)Although the two STAP papers have now been retracted acknowledging multiple errors and misconduct, the retraction notice does not state that the results are irreproducible but only says “we are unable to say without doubt whether the STAP-SC phenomenon is real”.
A3)This study is therefore a valuable service to the community.

B1)It is unfortunate that Ms Obokata cannot be contacted.
B2)It would be desirable if she confirmed her agreement with the fndinigs.
B3)However, I do not think there is any requirement for her to be a co-author because she carried out the work under the explicit direction and supervision of Dr Aizawa.

A1)この論文で、相澤博士は低Ph浴が脾臓細胞を、マウス胚のコロニー形成の能力である多能性細胞、いわゆるSTAP細胞に変換しうるという主張を再現する実験の結果を報告する。
A2)二つのSTAP論文は今では多くのエラーと不正を認めて撤回されているが、撤回通知は諸結果が再現不可能であると明言するのではなく、単に「我々はSTAP−SC現象が本物であるかどうか疑いなく言うことができない」と言うだけである。
A3)この研究はそのため科学コミュニティへの価値ある貢献である。
B1)小保方氏と連絡が取れないのは不幸なことである。
B2)彼女が今回の結論に同意したか確認を取れれば望ましかった。
B3)しかし私は彼女が共著者であるいかなる要件もあるとは思わない。なぜなら彼女は相澤博士の明示的な支持監督の下でその仕事を行ったからである。

*下線部訂正(ただしBJ記事にはこの部分は使われてません。ご安心ください。)
 コメントとメールフォームでご教示いただきありがとうございます。

さて、A3はA1を参照している。しかしA1が価値ある貢献であるのはA2ゆえである(「それゆえ」)。
このため、「A2>A1」を評価しているため、小保方氏のネイチャー論文をより大きく評価しているということである。

誤訳として突っ込んでいる人たちがこれを理解しているか不明である。
記事のタイトルだと誤訳になるのかもしれないが、直観的な内容の理解としては「小保方研究が価値ある研究だ」と実際にスミス教授は主張しているとするのは正しい。

次いで、不自然な小保方氏への言及が行われるBの文である。
実際に言いたいのは「小保方氏と連絡が取れず、この結論に同意するか知りたい」である。
だが、相澤氏の完全な監督下にある限りにおいて、この論文について小保方氏は相澤氏に責任を付託しているか、していないのなら、この論文に責任はないという二重の意味をもっている。

さて、小保方氏は、理研の監視下に置かれて、相澤氏らとは独立に検証実験に参加したことは知られている。
よって、相澤氏の論文に小保方氏は責任を負っていない。
理研の措置に対するアイロニーをスミス教授は述べているのである。

スミス教授については前回そのプロフィールページをほぼ訳して紹介した。
主要な論文の中の4番目(1998年)の共著者をご覧いただきたい。
Nichols J, Zevnik B, Anastassiadis K, Niwa H, Klewe-Nebenius D, Chambers I, Scholer H, Smith AG (1998) Formation of pluripotent stem cells in the mammalian embryo depends on the POU transcription factor Oct4. Cell 95 (3), 379-391. PMID: 9814708.


つまりスミス教授は丹羽仁史(にわ ひとし)博士と旧知である。スミス教授は、実情を知ることができる立場にいてそのレビューを書いたと仮定することができる。

あとは適当に重箱の隅をつつくか、妄想を膨らませるかしていただきたい。
posted by Kose at 17:12| Comment(1) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月10日

オースティン・スミス教授(Trust - Medical Research Council Cambridge Stem Cell Institute)

seien.png


相澤慎一博士の検証実験論文に、小保方晴子さんの同意が得られていないこと、連絡が取れないことに遺憾の意を表明したケンブリッジ大のオースティン・スミス教授のプロフィール・ページを訳しました。

Trust - Medical Research Council Cambridge Stem Cell Institute
研究者

Austin Smith
http://www.stemcells.cam.ac.uk/researchers/principal-investigators/pressor-austin-smith
オースティン・スミス(Austin Smith)教授
幹細胞の権威
メール:************

研究室所在地:
ケンブリッジ幹細胞研究所、グリーソンビル
所属部門:生化学教室
オースティン・スミス教授の詳細については、次の通り。
--------------------------
バイオグラフィー
オックスフォードの学部学生時代、オースティン・スミス教授は、多能性の虜になりました。エジンバラで博士課程とオックスフォードに戻ったポスドク研究を通じ、この関心を追求しました。彼は1990年にグループリーダーとしてエジンバラに戻り、1996年から幹細胞研究のためのゲノム機能研究センター、のちの幹細胞研究所のディレクターでした。2006年、彼はケンブリッジに移り、そこで幹細胞研究所の創設ディレクターとなりました。

スミス教授は、医学研究審議会教授、EMBOメンバー、エディンバラとロンドンの王立協会のフェローです。 2010年に彼はLuis Jeantet賞を受賞し、2016年彼は、イノベーションのためのISSCR McEwen賞を受賞しました。

ファウンディング
アイザック・ニュートン・トラスト、ウェルカムトラスト、医学研究評議会、シェフィールド大学、欧州委員会、マイクロソフトリサーチ

外部リンク
http://www.bioc.cam.ac.uk/people/uto/smitha
--------------------------


我々は、多能性は3つの段階に分割することができることを提案します。 、初期(naïve)、形勢期(formative)、完成期(primed)です。移植後の胚盤葉上層幹細胞(EpiSCs)が完成された多能性を表しながら、マウス胚性幹細胞は、初期段階に対応しています。従来のヒト多能性幹細胞はEpiSCsにより類似しています。私たちの現在の研究は、これらのヒト細胞が初期状態に「リセット」とすることができること、さらに初期細胞がヒト胚から直接取り込むことができることを示しています。 (Credit – adapted from Kalkan & Smith, Proc Roy Soc 2015)

研究
我々は、多能性幹細胞の研究を行っています。これらは、すべての体細胞型を生成する可能性を保持する初期胚由来の細胞株です。私たちの目標は、どのようにそれらがこの広範な能力を維持し、どのようにそれらが系統特異性とコミットメントに移行するかを理解することです。私たちは、共通原理と種=特異的適応を解明するために、異なる哺乳動物に由来する多能性細胞を比較します。

グループ・メンバー
Nicholas Bedencamp
YaoYao Chen
James Clarke
Rosalind Drumond
Ge Guo
Tuzer Kalkan
Masaki Kinoshita
Meng Amy Li
Sam Myers
Mariya Rostovskaya
Meryem Ralser
Stanley Strawbridge

分かりやすい英語
初期胚の細胞の小集団は、動物のすべての細胞のタイプを作る能力を獲得します。この特性は、多能性と呼ばれています。実験室での多能性細胞を増殖させることができます。これらは、胚性幹細胞と呼ばれています。過去10年間のマウス胚性幹細胞を用いた研究では、多能性を制御するマスター遺伝子を同定しました。しかし、私たちはよく理解していない重要な部分はまだあります。どのように多能性細胞は、異なるタイプの組織を作るために選ぶのか?我々は、マウス、ラットおよびヒトでこの問題を研究しています。この作業の目的は、薬学研究や臨床応用のための信頼性の高い基盤を提供することができるよく理解された性質をもつヒト胚性幹細胞を手に入れることです。

主な出版物
Takashima Y, Guo G, Loos R, Nichols J, Ficz G, Krueger F, Oxley D, Santos F, Clarke J, Mansfield W, Reik W, Bertone P, Smith A (2014) Resetting Transcription Factor Control Circuitry toward Ground-State Pluripotency in Human. Cell 158 (6), 1254-1269. PMCID: PMC4162745
Ying QL, Wray J, Nichols J, Batlle-Morera L, Doble B, Woodgett J, Cohen P, Smith AG (2008) The ground state of embryonic stem cell self-renewal. Nature 453 (7194), 519-523. PMID: 18497825
Chambers I, Colby D, Robertson M, Nichols J, Lee S, Tweedie S, Smith AG (2003) Functional expression cloning of Nanog, a pluripotency sustaining factor in embryonic stem cells. Cell 113 (5), 643-655. PMID: 12787505.
Nichols J, Zevnik B, Anastassiadis K, Niwa H, Klewe-Nebenius D, Chambers I, Scholer H, Smith AG (1998) Formation of pluripotent stem cells in the mammalian embryo depends on the POU transcription factor Oct4. Cell 95 (3), 379-391. PMID: 9814708.
Smith AG, Heath JK, Donaldson DD, Wong GG, Moreau J, Stahl M, Rogers D. (1988) Inhibition of pluripotential embryonic stem cell differentiation by purified polypeptides. Nature 336 (6200), 688-690. PMID: 3143917.

posted by Kose at 19:42| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

【ryobu-0123】Stap事件 ― 建設的な議論とは何かを考えてみよう!

seien.png


ここがリンクされている。すっかり有名人だな。今回も大変面白い記事である。ryobu-0123さんの客観的姿勢には見習うべきものが多くある。ただし、ああいう新宿歌舞伎町の裏通りみたいなところの文化人類学をやる気力はない。そうとう怒りっぽいからね。その文化人類学の続きだ。議論に入りつつ、彼らを客観視する態度はやはり素晴らしい。できるだけ短く抜粋するので、ぜひryobu-0123さんのブログをお読みになっていただきたい。

Stap事件 ― 建設的な議論とは何かを考えてみよう!
ryobu-0123のブログ 2016/9/10
http://ryobu.hatenablog.com/entry/2016/09/10/035327
・・・・・
一方、当該記事で問題視し、取上げたブログである『「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会 』(以下、「ブログ]」と記す)にも目を通すと、筆者がグラフ化した、コメント数上位メンバーが相変わらず不毛のコメント合戦をしている。8月30日の記事「韓国の特許の件」http://blog.livedoor.jp/peter_cetera/archives/6563945.html 
のコメント欄でハンドルネーム「エリ」さんが、
『「制限」さん(= 中村公政氏)本人のブログ(http://lunedi.sblo.jp/article/176725210.html)で「このブログ(ryobu-0123のブログ)の読者になってほしい。」と言っていたのはもう、驚愕です。』とコメントしている。
同氏のブログには「・・ある種の文化人類学的労作」と筆者ブログ記事を評していただいた。
「エリ」さんはその記事の反論をしているのだが、そのコメントを読むと、まるで頓珍漢で論評に値しない。
その後、「感想」さん(Li博士と知合いの科学者? http://expo70.xyz/interview-with-Prof-Li.html の物議を醸した質問者?)がそのコメントをフォローしてコメントしている内容が面白い。
どうやら、筆者ブログを通報したらしいのだが(どんな通報をどこにしたのか全く私は知らないのに)、それを知った私を怒らせ、反撃されたと思ったようだ。
・・・・・・
あのグラフは捏造はないし、コメンテーターの意見の自由を奪うものもない。・・・・・このブログの趣旨に沿ったコメントするのは勝手だが、日本を無暗に貶めるだけの不毛の意見だと私は考えている。
そうした「不毛のコメント活動を四六時中やっているカルト的集団の発生」したことは「真の問題点と向き合い、改善、向上、発展に向けて衆知を集めて解決策をたて、実現をしようとする人達の言動」を妨害する一つの社会問題だと述べたに過ぎない。
・・・・・
筆者の認識では、2014年末、桂調査報告を基に、理研が決着した内容を、
A) 是認しているグループ と、 B) 否認しているグループ とに分かれて議論していると理解している。
・・・・・
Aのグループの人達は既に桂調査報告を承認して、STAP論文の撤回や研究不正の判定や人事的処分の決定の全てを問題無しとする立場を取っている・・・・・ところが、そんな良識の無い人達がAグループにいて、しかも、相当の知識人やその筋の専門家もいるから厄介である。
・・・・・
ブログXのコメントを更に拾い読みしていると、「ため息のブログ」先生をエリさんが紹介している。
〜アノ姐さん アホがカウントしているよ〜
http://seigi.accsnet.ne.jp/sigh/blog/
と、わざわざ筆者のブログを紹介し、私をアホ呼ばわりしている乱暴者がいた。
・・・・・
主観的に過ぎず、慇懃無礼な言動には気を付け、より客観的に、穏やかに、建設的な議論の種を蒔いていってほしいものだ。


変更・追加
SIGH氏の代理人を名乗る人物がその実名を削除してほしいとのメールくれたのでSIGH氏のryobu-0123氏の引用以外は削除させていただきました。また引用中のまた同代理人からryobu-0123氏にも削除依頼をしているとのことでしたので、ryobu-0123氏の引用の関連部分は削除しました。この件は、ryobu-0123氏がたまたま僕の実名掲載したので、実名にこだわっただけです。

すべての批判派の方は、実名で小保方さん擁護派を堂々批判していただくと励みになります。
posted by Kose at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

【BJ】STAP論文、海外有力大学が論文で引用…英研究者「小保方氏の研究は価値ある貢献」 追加修正:20160913

seien.png


上田記者の新記事です。
インタビューで登場する「中村公政」はぼくです。
ブログはここです。この記事が出る前に、ブログの見かけも整理しました。リアリズムを追求して実名報道です。へぼい意見でも事態を0.1mでも動かせればいいです。
ぼくは、本当に実在論者/リアリストなんですよ。理論家ではない。それについては。ジョン・サールの哲学の翻訳リンクしてあるので読んでくださいね。

注;文中で修正がありました。オースティン・スミス教授の文章は逐語的に単純に意味が取れないため、単刀直入に理解できるようにしています。これについてはぼくの注釈の次のページをご覧ください。
オースティン・スミス教授のアイロニーを理解する
http://lunedi.sblo.jp/article/176837238.html
 全然別なところで修正があったみたいのでそれも修正しました。┐(´д`)┌ヤレヤレ

上田眞実記者には大変お世話になりました。すべての記事の価値は記者の献身的報道姿勢によるものです。
ありがとうございました。この場を借りて謝意を捧げます。

STAP論文、海外有力大学が論文で引用
文=上田眞実/ジャーナリスト
Business Journal > ジャーナリズム 2016.09.10
http://biz-journal.jp/2016/09/post_16600.html
 また海外の研究機関で小保方晴子氏筆頭の論文が引用され、再生医療の研究に貢献していることが明らかになった。引用されたのは日本では徹底的に否定された「STAP細胞論文」だ。
 STAP論文は「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」として2014年1月29日に独立行政法人(当時)理化学研究所(理研)が発表し、同30日に英科学誌「ネイチャー」に掲載された。しかし、すぐに画像の不備などが見つかり、同年7月2日に取り下げられることを理研が発表した。この論文は、マウスから取り出した体細胞を酸性浴で培養すると、初期化され多能性を持つようになった、とする論旨が示されていた。論文には酸性浴のほか、細胞を初期化するさまざまな刺激方法が書かれており、発表された当時は「世紀の発見」として科学界のみならず、多くの衆目を集めた。
 今回、小保方氏のSTAP論文をリファレンス(参考文献)に上げたのは、米セントルイス・ワシントン大学メディカルスクールの研究者グループで、「ネイチャー」の姉妹版ウェブ媒体「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された「酸性状態の培養でがん細胞をOCT-4へ誘導する事を4つのがん細胞で認めた」という論文。今年6月15日に公開された。
 この論文には、このように実験結果が報告されている。
「Octamer-binding transcription factor 4 (OCT-4) is an important marker of cellular de-differentiation that can be induced by environmental stressors, such as acidity. Here we demonstrate that chronic acidic stress in solid tumors induced OCT-4 expression in fibroblasts and other stromal cells in four tumor models.(訳:オクタマー結合タンパク質(OCT-4)は、酸のような環境ストレスにより誘導されうる細胞脱分化の重要なマーカーである。ここで私たちは、4つのがん細胞のモデルで、固形腫瘍における慢性的な酸ストレスが繊維芽細胞や他の間質組織細胞でOCT-4を誘導したことを示している)」
 つまり、小保方氏が書いたSTAP細胞論文で示した「物理的ストレスによって体細胞が初期化した」と同じ効果が、がん細胞のストレス実験で確認されたことが報告されている。つまり、小保方氏が書いたSTAP細胞論文で示した「物理的ストレスによって体細胞が初期化した」と同じ効果が、がん細胞のストレス実験で確認されたことが報告されている。がん細胞と、がん転移のひとつの原因とされるがん幹細胞の関係に光が当てられる可能性が示唆されたともいえる。今後は、細胞ががんになるメカニズムの解明や、がん細胞の動きを抑制してほかの臓器へ転移することを防ぐ研究が目覚ましい発展を遂げる可能性もある。今後は、細胞ががんになるメカニズムの解明や、がん細胞の動きを抑制してほかの臓器へ転移することを防ぐ研究が目覚ましい発展を遂げる可能性もある。
 研究の進歩によっては、がんは不治の病ではなくなり、高額のがん治療費は過去のものになるかもしれない。日本の科学界で放逐されたSTAP細胞論文は、海外の研究者の間でがん細胞のように、しぶとく生き残っていた。これはひとえに、小保方氏の研究のユニークさの賜物だ。

「小保方氏と連絡が取れないのは不幸なこと」

 この論文を速報したSTAP細胞論文問題を追及するブログ「白鳥は鳥にあらず」を運営する元・文部事務官で、社会科学と図書館学の研究者でもある中村公政氏に話を聞いた。中村氏は「世界最大の人道危機」と呼ばれる「スーダン・ダルフール紛争」の人権擁護活動なども行っていた。
――今年に入り、相次いでSTAP細胞論文が追試されたり、研究に引用されたりしています。
中村公政氏(以下、中村) 独ハイデルベルク大学のSTAP細胞の追試を報告した論文と、今回私が紹介したセントルイス・ワシントン大学の論文は、掲載誌への投稿日が同じで、研究の主題も「がん細胞を酸性浴で多能性を確認する」と同じでした。ハイデルベルク大は研究者の予想に反して多能性の確認まで至らず、結果が思わしくなかった。しかし、アクセプト(編注:学術誌に投稿した論文が審査を受けて掲載されること)された論文内で、STAP論文共著者である笹井芳樹博士へ哀悼の意を表し、この研究が笹井氏の遺志を継承するものであることを示しました。ハイデルベルク大はSTAP論文に書かれた方法でがん細胞を使って実験し、その成果をオランダの学術誌に発表しました。
――ハイデルベルク大の論文では、「STAP論文のプロトコル(実験の手順)で試したが、予想に反して論文と同じ結果は出なかった」と報告されました。一方、セントルイス・ワシントン大学は酸性浴でがん細胞を初期化させることに成功しています。内容はSTAP細胞のプロトコルではありませんが、参考文献として引用されています。
中村 セントルイス・ワシントン大学の場合、投稿してから掲載されるまでの期間が大変長く、新実験が行われ論文の修正が行われた可能性があり、そこで小保方さんが3月に立ち上げたサイト「STAP HOPE PAGE」を参照したのではないでしょうか。
――3月10日に公開されたハイデルベルク大の論文よりも、6月15日に公開されたセントルイス・ワシントン大学の論文のほうが、がん細胞を酸性浴で多能性に導くことに成功しています。やはり「STAP HOPE PAGE」の公開が実験に良いヒントを与えた可能性も大いにありますね。
中村 はい、そう思います。そして程度はともかく、OCT−4マーカーの実験に成功しました。

――細胞が多能性を示すと発現するOCT−4マーカーが、がん細胞から確認されたということは、がんが初期化されたことを意味しますね。酸性浴で細胞のがんの記憶を消したということでしょうか。酸性ががんに及ぼす影響や、がんが治療薬にどう反応するかなど、がんを治療する研究にSTAP細胞論文が引用され、実験成功へのヒントになっています。海外と日本とではまったく対応が違います。
中村 小保方さんは「婦人公論」(中央公論新社/6月14日号)に掲載された作家・瀬戸内寂聴さんとの対談で、海外からのオファーがあると堂々と話しました。セントルイス・ワシントン大メディカルスクール(日本の大学院相当)は、日本では無名ですが現役ノーベル医学生理学賞学者を多数擁する名門です。もしも、そこから小保方さんにオファーがあったとしたら、STAP特許の問題が解決するかもしれません。
――セントルイス・ワシントン大の医学部はアメリカでもっとも入学が難しいといわれていますが、再生医療に関係するベンチャー企業とのつながりも深い。
中村 そうです。また、理研特別顧問の相澤慎一氏がSTAP細胞の検証結果を投稿したサイト「F1000Research」に、英ケンブリッジ大学のオースティン・スミス博士からレビューがあり、以下のように記述されています。
「2つのSTAP論文は今では多くのエラーと不正を認めて撤回されているが、撤回通知は諸結果が再現不可能であると明言するのではなく、単に『我々はSTAP-SC現象が本物であるかどうか疑いなく言うことができない』というだけである。そのため、この研究は科学コミュニティへの価値ある貢献である。小保方氏と連絡が取れないのは不幸なことである。彼女が今回の結論に同意したか確認を取れれば望ましかった。しかし、私は彼女が共著者であるいかなる要件もあるとは思わない。なぜなら彼女は相澤博士の明白な指示監督下でその仕事を行ったからである」

海外で引用され続けるSTAP論文

――このレビューからは、スミス博士が小保方氏の研究に多いに興味を持ったことがうかがえます。
中村 そうですね。この博士は幹細胞の専門家ですから、私は小保方さんがSTAP細胞を研究する道が途絶えたとは思えないのです。海外では5月頃からSTAP細胞論文に関する研究論文発表と特許取得への動きが盛んでした。その頃日本では「婦人公論」の寂聴さんとの対談に登場した小保方さんの姿に興味が集中していました。

――海外ではSTAP細胞論文が引用され、がん細胞治療の研究は進歩していますが、日本で話題になるのは「小保方さんのワンピースが白かった」などといったことばかりです。

中村 遺伝子の操作が不要なストレスの刺激という最先端とはいえない方法で、細胞が多能性を示すことを発見した小保方さんの研究は、それ自体とても重要です。キメラマウスができたかどうかではなく、基礎研究の発展に目を向けるべきなのです。
――ありがとうございました。
 海外では日本で吹き荒れた「噂の域」にすぎない研究者へのネガティブキャンペーンには興味を示さず、論文で報告された研究の概念、発見の価値に科学的意義を求めている。小保方氏の提唱したSTAP細胞の学術的価値に目を向けて、論文を修正する方向にならなかったのは日本の不幸といえる。日本は、自らの同調圧力で取り下げさせたSTAP論文が海外で引用され続けるのを、指をくわえて黙って見ていることしかできないのだろうか。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)
posted by Kose at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

在若山研・博士課程学生(当時)寺下論文「体細胞核リプログラミングの最適化による体細胞クローン動物作出効率の改善に資する研究」

seien.png


寺下愉加里氏は、2011年頃若山研STAP細胞研究時に在籍していたことが確実であるスタッフの一人である。この論文には、「小保方晴子先生」への謝辞が述べられている。
メディアは寺島氏に取材をした形跡がない。
また論文末尾の謝辞に「小保方晴子先生」への感謝が述べられているが、感謝しているとは思えない。ちなみに東北大所属で大隅典子の子分か???要検証!!!
しかし2011年の時点で、小保方晴子さんが、若山氏や故笹井氏と並んで「先生」と呼ばれる存在感をもっていたことが思わず明らかになる(まだハーバード大所属のポスドクでしかなかったのだが)。


博士論文
体細胞核リプログラミングの最適化による体細胞クローン動物作出効率の改善に資する研究
東北大学大学院農学研究科応用生命科学専攻動物機能科学講座動物生殖科学分野
平成 23 年 4 月博士後期課程進学
寺下愉加里
指導教員 種村健太郎 准教授


PDF
http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/58298/1/140326-Terashita-1083-1.pdf

画像
sfile-page1.png


sfile-page2.png


sfile-page3.png


sfile-page58-2.png



参考資料
http://desktop2ch.net/life/1404143557/

小保方晴子が愛するSTAP細胞
http://essay-hyoron.com/essay42.html
理研のウェブサイトで、小保方ユニットの組織を調べた。予想通り(!)に、彼女のユニットの組織図が抹消されていた。 MEMBERSのページには、「このページは現在作成中です。しばらくお待ちください。」、という素っ気ないメーッセージしかなかった。テレビで、小保方の部下が数人いる、と報道されたことがあった。理研幹部は、小保方ユニットのメンバーの名前が、外部に知られることを恐れているようだ。
・・・・・
小保方の実験の評価ができる研究者として、特に注目しなければならない研究者が3人いることは、共著者を見れば分かる。理研内の、小保方と同じグループに所属している研究者たちだ。

第1報では、現在は山梨大学の教授になっている 若山照彦 。第2報では、若山以外に、 寺下愉加里 と 戸頃美紀子 がいる。寺下は、小保方と同じ2つのグループに所属し、戸頃は、ゲノム・リプログラミング研究チームに所属している。同じ研究室で、小保方と一緒に実験を行っていた寺下と戸頃が、重要な鍵を握っているのは明白だ。
これらの3人娘は、お互いの仕事の中身を完全に把握していただけではなく、おしゃべり仲間だった可能性が高い。プライベートな話も、仕事の合間にやっていたことだろう


Nature Letter (キメラ論文)
Haruko Obokata (小保方晴子), Yoshiki Sasai (笹井芳樹), Hitoshi Niwa (丹羽仁史), Mitsutaka Kadota (門田満隆), Munazah Andrabi, Nozomu Takata (高田望), Mikiko Tokoro (野老美紀子), Yukari Terashita (寺下愉加里), Shigenobu Yonemura (米村重信), Charles A Vacanti (チャールズ・バカンティ), Teruhiko Wakayama (若山照彦)
*Article(STAP現象論文)には寺下は名を連ねていない。

そういうわけで2011年〜2014年(小保方研誕生―ニュース映像におぼちゃんの割烹着と一緒に映っている)まで寺下にはチャンスがあった。しかも若山研出身で、大隅典子の東北大出身・所属である。人当たりは、いいやつだろうな。

写真 どちらかは不明
qFXGAuR.jpg
V51DXQT.jpg



上とは関係ないが

和モガ・ブログより
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-106.htm
「この1番(マウスすり替え)と2番(129/GFP ES配置)、3番(FES1すり替え)は種類違いますね。」とおっしゃる。いや、よく分かってらっしゃる。「確かに。2、3の被害者は小保方さんじゃなく、調査委員会ですね。でも、3つ揃ってひとつの事件を構成してるんですけど・・・・」。すると、おもむろに、

「この1番、時効になっています。去年の12月に。」

・・・・一瞬、目が点になってしまいました。あー、確かに・・・・。いや、これは、全く頭から抜け落ちていました。道理で、「これ、なんで2011年12月って分かるんですか?」と聞いてくるはずだ。実際には4年前の古い出来事だったんですね。
posted by Kose at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月09日

「盗まれた手紙」と「あの日」と和モガ説のビックリ符合説

seien.png


「盗まれた手紙」はエドガー・アラン・ポーの有名な推理小説だ。

「盗まれた手紙」あらすじ Wikipedia
とある秋の夕暮れ時、語り手が寄宿しているオーギュスト・デュパンの屋敷に、パリ市警の警視総監であるG...が訪ねてくる。彼はある「珍妙な事件」に手を焼いており、デュパンの助言を請いに来たのだった。それは宮殿において起こった出来事で、「さる高貴な貴婦人」が閨房で私的な手紙を読んでいるとき、ちょうどその手紙のことを知られたくない男性が入ってきたので、引き出しにしまう時間もないままやむを得ずテーブルの上において誤魔化していたところ、そこにさらにD...大臣が入ってきた。彼はすぐにテーブルの上の手紙を見てそれがどういう性質のものであるかを察すると、彼女に業務報告をしたあとでその手紙とよく似た手紙を取り出して読み、その後でテーブルの上に置いた。そしてさらに業務報告を続けた後、帰り際に自分が置いたのでないほうの手紙をまんまと持ち去ってしまった。大臣はこの女性の弱みを握ったことで宮廷内で強大な権力を得るようになり、困り果てた女性は警察に内々の捜索を依頼したのだった。
その手紙の性質上、それは何かあればすぐに取り出し、場合によっては破棄できるように、間違いなく大臣の官邸内にあるはずであった。また身体調査が行なわれる危険を考えれば、大臣が肌身離さず持ち歩いているとは考えられない。警察は大臣の留守の間に官邸を2インチ平方単位で徹底的に調査し、家具はすべて一度解体し、絨毯も壁紙も引き剥がし、クッションには針を入れて調べるという具合で三ヶ月も続けたが、一向に成果が上がっていなかった。事件のあらましを聞いたデュパンは「官邸を徹底的に調査することだ」とだけ助言してG...を帰した。一ヵ月後、再びG...が語り手とデュパンのもとを訪ねてくる。あれから捜査を続けているがいまだに手紙は見つかっておらず、手紙にかけられた懸賞金は莫大な額になっているという。そして「助けてくれたものには誰にでも5万フラン払おう」と言うと、デュパンは小切手を出して5万フランを要求し、サインと引き換えにあっさり件の手紙を渡す。そしてG...が狂喜して帰っていくと、デュパンは語り手に、自分が手紙を手に入れた経緯を説明し始める。
デュパンは事件の経緯や警察の徹底的な捜索、そして大臣の知性を考え合わせて、大臣は手紙を隠すために、それをまったく隠そうとしないという手段に出たのだと推理していた。デュパンは官邸の大臣のもとを、目が悪いのだという口実のもと緑色の眼鏡をかけて訪れ、大臣と世間話に興じる振りをしながら部屋を見渡すと、すぐに壁にかかっているボール紙でできた安物の紙挿しに目をつけた。そこには一通の手紙が堂々と入れられており、それは予め聞いていた件の手紙の特徴とは似ても似つかないボロボロの手紙で、大臣宛の宛名も記されていた。しかしデュパンはこれこそが求める手紙であり、手袋のように裏返しにされて別の手紙のように見せかけているのだと確信し、いったんは官邸を辞去する。そして後日、煙草入れを忘れたという理由で再び官邸を訪れると、予め雇っておいた酔っ払いに騒ぎを起こさせ、大臣がそれに気を取られている隙に、それとよく似せた別の手紙とすりかえたのだった。


「あの日」との符合
よく似た手紙(ES細胞)とすり替え、彼女を脅す口実を手に入れ、それを自分の部屋(小保方研)に堂々と見かけを変えて、置いていた。それで騒ぎが起こった。Oさんは、それがすり替えられたものだと知っているが、手記では書かなかった。その犯人を完全に特定しているが、その犯人については、当然いるはずの人物ながら全く言及されない存在(壁にかかっているボール紙でできた安物の紙挿し)として暗示した。
 「盗まれた手紙」の特徴は、あまりに当然あるものには注意を向けないという点で、小保方さん読書好きなので、意図的かどうかは別として、こういうトリックを使った可能性がある。誰でも若山氏には注意を向けるが「壁にかかっているボール紙でできた安物の紙挿し」には注意を向けないのである。そして小保方さんは安物の紙挿し」の存在を無視することで、何かの感情を伝えているのである。その「安物の紙挿し」は無視されたことを理解しているのである。
 ほとんど言及されない当然いる人物は手記を読めばすぐわかる。
 彼女、頭が良すぎる。不要な名誉棄損や因縁と取られるような記述を全部避け、その人物への評価を暗示するためにこういうトリックを施したのだと想像せざるを得ない。

和モガ説との符合
 完全一致といっていい。小保方さんの謎かけをほとんど完全に読み解いた。
posted by Kose at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

【和モガ】遠藤トリソミ―解析は戦略的に完全に失敗している

seien.png


どうしてもリツイ関係があると二重に表示されますが、タグをいじってドツボにはまりたくないので今回は放置します。別途、検討します。
「eSNP-核型分析」の論文はおそらくヘブライ大学論文(Analysis of chromosomal aberrations and recombination by allelic bias in RNA-Seq)のことだと思われる。記事にしてほしいが、まあなかなか理解は難しい。
少なくとも桂委員会は遠藤トリソミー解析対象の試料を無視したということはよく知られている。にもかかわらず遠藤トリソミー信者は多い。
サンプル数が十分多いとトリソミー(染色体が三つある異常)が検出されないことがヘブライ大論文で示されたと和モガ氏は示唆していると思われるが。

1.


2.


3.


4.


posted by Kose at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月08日

【和モガ】「STAP細胞事件」-石川氏が盗まれたと告発した若山夫人のES細胞とは

seien.png


和モガ氏による若山清香夫人のES細胞の正体の論考の割と多めの抜粋。若山清香夫人はそのES細胞の存在を知っており、石川氏にそのES細胞の存在を教えたが、小保方研に保管されていたものとは異なった。時期問題だけである程度十分だが、盗難されたと主張したES細胞と小保方研のES細胞が違いすらしたのだということらしい。詳しくは和モガ氏のブログを丁寧に読んでいただきたい。この場合の若山清香氏の教唆は、何に値するのだろうか?

「STAP細胞事件」-石川氏が盗まれたと告発した若山夫人のES細胞とは
和モガ 2016/09/08
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-127.html
以前のエントリー「石川氏は小保方氏が若山夫人のES細胞を盗み、STAP細胞を捏造したと告発していた」で、若山夫人が盗まれたとするES細胞は、「129/GFP ES」だと書いた。・・・
石川氏を納得させ、告発に踏み切らせたとすれば、同じアクロシン入りの129B6F1のES細胞を若山夫人が持っていたことが前提になるからだ。
それが何なのか分からなかったが、大田論文を調べていくなかで、これだろうというES細胞にたどり着いた。

若山夫人が2004年8月に「Biology of Reproduction」に投稿した論文に「Establishment of Male and Female Nuclear Transfer Embryonic Stem Cell Lines from Different Mouse Strains and Tissues」がある
この論文には7つの異なるオスとメスマウスの遺伝子型と3つの細胞型(卵丘細胞核、雌尾先端細胞核、セルトリ細胞核)を核ドナーとして核移植ES細胞を作り、その樹立効率を調べたことが書かれている。
この7つの核移植ドナーになったのは@B6D2F1 (C57BL/6 × DBA/2)、AB6C3F1 (C57BL/6 × C3H/He)、BC57BL/6 、CC3H/He、DDBA/2、EGFP入りB6D2F1 、FGFP入り129B6F1のマウスである。従って、出来たES細胞はそれら7種の核移植ES細胞だったことになる。
若山夫人の論文の第二著者は大田氏である。おそらく、若山夫人の論文に書かれたこのFはそのクローンマウスを作る過程で大田氏が作った核移植ES細胞だったと思われる。
それなら、「FGFP入り129B6F1」のGFPとはアクロシンGFPである。
・・・・・
石川氏は、それが小保方研にあった「129/GFP ES」の正体だと思い、自信満々で告発したものと思われる。
・・・・・
しかし、実際には、F(GFP入り129B6F1)は白色マウスの129X1ではなく茶色の129+Terマウスで、受精卵ES細胞ではなく核移植ES細胞で、「129/GFP ES」とは全く関係のないしろものであった。そのため、神戸地検が「事件の発生自体が疑わしい」として幕を引いたということだろう。
和モガ・ブログで全体を読む・・・

posted by Kose at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

今日の阿塁未央児(@aruimiouji)氏のツイート

seien.png


須田桃子の伝える竹市氏の姿勢。遠藤トリソミー論文の引用文献の解釈について(続く)

1.


2.


3.


4.


5.


6.


7.


8.


9.


10.


11.


12.


13.


14.


15.


16.


17.


18.


19.


20.


21.


22.


23.


24.


25.


posted by Kose at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月07日

小保方晴子さんネイチャー論文また正式に引用される(Nature Communications 2016/7/7) 追加:私訳

seien.png


阿塁未央児さんの記事で紹介済みですが、独立した記事で。
これもワシントン大同様受付(昨年10月20日)からかなり時間がかかり、あきらかにSTAP HOPE PAGE参照可能後にそれでもまだ時間が経って、6月4日付でアクセプトとなっている。公刊は7月7日である。
これもまたワシントン大のネイチャー姉妹誌菜園ティフック・リポーツにつづき、ネイチャー・コミュニケーションズである。
勘ぐれば、理研ないし文科省にSTAP論文撤回は邪魔だからなんとかしろという意思表示かもしれないし、実際ネイチャーから理研に要請が出ているかもしれない。
過去のことは過去のこととして、科学は科学で評価すべきだ。

さて論文の内容はさっぱりわからない。明日にでもアブストラクトくらい追加で掲載するかもしれない。

ATURE COMMUNICATIONS
Analysis of chromosomal aberrations and recombination by allelic bias in RNA-Seq
(RNA-Seqにおける対立遺伝子のバイアスによる染色体異常と再結合の解析)
http://www.nature.com/ncomms/2016/160707/ncomms12144/full/ncomms12144.html#ref-link-37
Uri Weissbein, Maya Schachter, Dieter Egli & Nissim Benvenisty
*Nissim Benvenistyclose
The Azrieli Center for Stem Cells and Genetic Research, Department of Genetics, Silberman Institute of Life Sciences, The Hebrew University, Jerusalem 91904, Israel

Nature Communications 7, Article number: 12144 doi:10.1038/ncomms12144
Received 20 October 2015 Accepted 04 June 2016 Published 07 July 2016

[Abstract]
Genomic instability has profound effects on cellular phenotypes. Studies have shown that pluripotent cells with abnormal karyotypes may grow faster, differentiate less and become more resistance to apoptosis. Previously, we showed that microarray gene expression profiles can be utilized for the analysis of chromosomal aberrations by comparing gene expression levels between normal and aneuploid samples. Here we adopted this method for RNA-Seq data and present eSNP-Karyotyping for the detection of chromosomal aberrations, based on measuring the ratio of expression between the two alleles. We demonstrate its ability to detect chromosomal gains and losses in pluripotent cells and their derivatives, as well as meiotic recombination patterns. This method is advantageous since it does not require matched diploid samples for comparison, is less sensitive to global expression changes caused by the aberration and utilizes already available gene expression profiles to determine chromosomal aberrations.
(参考、素人の私訳)
ゲノム不安定性は、細胞の表現型に大きな影響を持つ。諸研究は、異常核型を持つ多能性細胞は、成長がより速く、分化がより少なく、アポトーシスに対しより耐性をもつ可能性があることを示している。以前、我々は、マイクロアレイ遺伝子発現プロファイルは、正常試料と異数性の試料間の遺伝子発現レベルを比較することによって、染色体異常の分析に利用することができることを示した。ここで我々はRNA-Seqデータの方法を採用し、二つの対立遺伝子間の発現の比率を測定することに基づきeSNP-核型分析を提示する。我々は、その多能性細胞およびそれらの誘導体とともに減数分裂期組換えパターンにおける染色体増加・欠損を検出する能力を示す。この方法は、それが比較のための適合した二倍体の試料を必要としないため、より有利であり、収差によるグローバル発現の変化の影響を受けにくく、染色体異常を決定するために、既に利用可能な遺伝子発現プロファイルを利用する。

・・・・・
引用元[Article]
Reports on stimulus-triggered acquisition of pluripotency[24] were re-evaluated by multiple analyses, including analysis of the genomic integrity of the mples using comparisons between the published CHIP-Seq data[25]
(私訳:刺激惹起性多能性獲得細胞上のレポート[24]は、複数の分析によって再評価されました。それには公開されたCHIP-Seqデータ間の比較を用いた、試料のゲノムの完全性の分析を含まれます。[25])

引用
・・・・・・
24. Obokata, H. et al. Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency. Nature 505, 641–647 (2014).
25. De Los Angeles, A. et al. Failure to replicate the STAP cell phenomenon. Nature 525, E6–E9 (2015).
http://www.nature.com/ncomms/2016/160707/ncomms12144/full/ncomms12144.html#ref-link-37
posted by Kose at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

(訂正追加新版)阿塁未央児 ‏@aruimiouji さんの新たな遠藤論文への懐疑 #STAP 引用新論文あり

seien.png


今日、URLが訂正され、さらにSTAP細胞に言及した参照文献が追加された。まだ継続するかもしれないが、それはまた別記事で。

極めて専門的だが、遠藤論文の要点トリソミー8のあるマウスは「胎齢12日または13日目の出生前死」しない???だったかな?それの根拠となる論文がそんなことは言っていないんじゃないか?というように理解するのだがけれど、そうはこの段階で断言していない。懐疑である。

ES細胞の培養変異で生じるトリソミー8について実験した論文では、決して「胎齢12日または13日目の出生前死」のようには書かれていない。

該当部分の抜粋
「リウの論文(Liu et al.1997)」(ラストオーサーがルドルフ・イエーニッシュ)と、「キムの論文は(Kim etal.2013)」が、これに当たる(培養変異のトリソミー8)。
トリソミー8のES細胞は分裂増殖が速いアドバンテージがあって、キメラは形成するものの、生殖系列伝達をしない。
遠藤論文中では、「キムの論文」が引かれている。そこでは、少し弱められた表現がなされているが、生殖系列伝達についての実験は「キムの論文」には一切なく、「リウの論文(イエーニッシュ)」に全面的に負っている。
「キムの論文」の、該当引用文の出典にあるのは(リファレンス欄の3番)、正に「リウの論文(イエーニッシュ)」「キムの論文」のURL(略)「リウの論文(イエーニッシュ)」のURLは(略)各自、自分の目で確かめて下さい。


--- 1 ---


--- 2 ---


--- 3 ---


--- 4 ---


--- 5 ---


--- 6 ---


--- 7 ---



--- 8 ----



--- 9 ---


阿塁未央児氏曰く「STAP論文堂々引用論文」

NATURE COMMUNICATIONS | ARTICLE OPEN
Analysis of chromosomal aberrations and recombination by allelic bias in RNA-Seq
Uri Weissbein, Maya Schachter, Dieter Egli & Nissim Benvenisty*
AffiliationsContributionsCorresponding author
Nature Communications 7, Article number: 12144 doi:10.1038/ncomms12144
Received 20 October 2015 Accepted 04 June 2016 Published 07 July 2016
http://www.nature.com/ncomms/2016/160707/ncomms12144/full/ncomms12144.html#ref-link-37
*Nissim Benvenistyclose
The Azrieli Center for Stem Cells and Genetic Research, Department of Genetics, Silberman Institute of Life Sciences, The Hebrew University, Jerusalem 91904, Israel


論文内引用
Reports on stimulus-triggered acquisition of pluripotency[24] were re-evaluated by multiple analyses, including analysis of the genomic integrity of the samples using comparisons between the published CHIP-Seq data [25].
(私訳:刺激惹起性多能性獲得細胞上のレポート[24]は、複数の分析によって再評価しました。それには公開されたCHIP-のSeqデータ間の比較を用いた、試料のゲノムの完全性の分析を含まれます。[25])
引用文献 24,25
24. Obokata, H. et al. Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency. Nature 505, 641–647 (2014).
25. De Los Angeles, A. et al. Failure to replicate the STAP cell phenomenon. Nature 525, E6–E9 (2015).
posted by Kose at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

【ryobu-0123】Stap事件−和モガ氏が見事な解明! STAP細胞はちゃんとあります!!!+α

seien.png


ryobu0123が和モガ氏の3月のツイートをまとめた秀逸なブログ。
和モガ氏の一連のツイートはryobu20123さんのブログでご覧いただきたい。
まだ僕ではわかりかねる部分があるのでryobu0123さんが、ものすごく丁寧で優しい解説を書いてくれると嬉しい。

今日和モガ氏が興味深いツイートをしたのでそれも掲載しておく





Stap事件−和モガ氏が見事な解明! STAP細胞はちゃんとあります!!!
ryobu-0123のブログ 2016/3/23
http://ryobu.hatenablog.com/entry/2016/03/23/004453
2015年7月22日から8か月に亘って、「和モガ」というブロガーがこの事件に関してFC2ブログで鋭く交錯する不自然な問題点を究明していたので注目していたが、見事に解明を完了した模様だ。
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-81.html#more
STAP幹細胞が作製されていて、キメラマウスなどのSTAP現象が存在したのは事実であることを彼は証明できた。
なぜなら、理研のいわゆる桂調査委員会の結論の「STAP細胞はES細胞の混入」とした結論に対して、
その根拠として示された試料履歴と科学的な解析データを、残された時系列的な資料や証言などと対比して整理すると、矛盾点が明白になった。
その矛盾点は「ES細胞の混入があったように偽装した」事件と仮定すれば解決でき、逆に「STAP幹細胞があった」とすれば全く矛盾は生じないことを立証したようだ。

和モガ氏を讃えるともに、私のブログに紹介させてもらいます。
ryobu0123のブログを見る・・・
posted by Kose at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

ぼくはミステリを読まない

seien.png


STAP細胞事件を題材にした講談社の安っぽいミステリ

「水鏡推理2 インパクトファクター」著:松岡圭祐

というものの紹介があったので一昨日夜中Kindle版で流し読みをした。「小保方晴子さんに声援を送ろう」で短く論評しているので繰り返さない。

〜の場合、〜だ。

というのは論理的のように見えるが、これは何の知識も増やさない。論理と言うのは既知の事態の関連の評価でしかない。

ある現象があり、それが単純な錯覚や、誤さではない場合、いったいそれはなぜどのように生じたのかというのが科学である。

馬鹿の一つ覚えで言えば、必要条件(結果)から十分条件(原因)を推測するのである。これは推測である。ひとつの原因がひとつの結果を生んでいるとは言えないからである。そのためある原因以外を推測できる他の結果をできる限り多く試して、確かにこの原因であるということを示す必要がある(錯覚や誤差の除去もそのうちである)。確立した法則や技術が確立している場合は、ほぼある諸結果からある原因を推測してかまわない。

熱が出て、ウィルスが検出されれば、ウィルス性の病気である。ウィルスが発見されたからと言って発病しないことも知られている云々。

STAP細胞についてやっていることは推論ではないし、まして科学でもない。

能力がない。高校生物も勉強してない。

そうじゃなくて人の評価がどれくらい妥当かとか、飛躍がないかとかはやる。

それより実際に世界の事態が動くことを待って知らせること(ニュース)の方が圧倒的にインパクトがあるのである。

なので過去の詮索にはあまり興味がないのである。それはミステリが過去の事件を詮索するに過ぎないのと同じように。ミステリであっても、人物や描写が素敵なら小説として素敵だ。トリックと真犯人なんかどうでもいいのである。

なのでSTAP細胞についてもトリックと真犯人に擁護派の皆さんが抱くほど関心がないのである。

ぼくのスタイルは、諸状況を踏まえて、賭けに勝つことである。これは現実がそのように動かない限り「勝つ」ことはないのである。

哲学も好きだが、それは、あほな前提で議論していないかを確かめるツールとしてである。

社会とはどの程度個人の集合以上のものであるか?

こういうのは気づかないだろうけど大きな不確かな前提を含んである。そういうことを分析するのはそれはそれで面白いというだけである。

Free Speech Act

「形而上学を社会化する」へ「神経科学と哲学」は中止
投稿日: 2016年9月7日 投稿者: gkosegnakamura
とてもではないが、現在の日本の知的レベルでは高級すぎる。

1980年代の心の哲学の議論も踏まえないで脳科学やら人工知能やらお話にならない。

基本的に脳は生物学の器官であり、生物学的な背景からの進化論的産物であるという単純な前提もわからないままだ。まあ論じても徒労感におそわれるので書かない。

それに代わり、ぜんぜんイケてない社会学のオルターナティブである社会の哲学についてやる。とうとうできそうな気がしてきた。サールの集合的志向性は、方法論的個人主義には有効だが、ほとんどの社会科学が扱うような一見客観的な事象をすべて派生的副次効果で片づけている気がする。

それを踏まえて議論が深まった、フレデリック・E・シュミット編「形而上学を社会化する:社会的現実の本性」(Socializing Metaphysics: The Nature of Social Reality)をゆっくりやるつもりだ。


この10年哲学は社会的世界 − 社会関係、社会的実体、社会性それ自体 − への伸展する関心を見てきた。社会規範、慣習、規則、役割についての形而上学において多くの議論があった。大量の注意が集合性 − 社会集団、アソシエーション、企業法人 − の本性に集まった。認識論者は、社会関係に関する知識の依存性に困惑してきた。そして倫理学者や政治哲学者たちは集団的責任や集団の権利を探求してきた。この本の各章は、社会の形而上学における問題を提起する。

 事実上、社会の形而上学におけるすべての議論は個人がどのように社会的関係や集合性に現れるかに変わった。カギとなる問題は社会的関係が非社会的関係や個人の特性以上の有意義な何かになるかどうか、集合性が非社会的関係にいるメンバー以上のものになるかどうかである。「個人主義者」は社会関係や集合性が個人の連合や非社会的関係以上のものになることを否定する一方、その敵対者 − 「全体論者」(holist)、「集合性主義者」 − は反対を肯定する。この本の一部は個人主義と全体論(holosim)間の議論に貢献する。個人主義者と全体論者間の議論の根底にあるのは、われわれが社会関係や集合性から独立して個人を理解できないというルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインによって影響された一部の哲学者たち − 著名なのはピーター・ウィンチ(1990) − によって古くから疑問に付された仮定である。この仮定は、単に個人が考え、行為し、言語を話すような特性をもつため、個人は社会関係や集合性にすでに拘束されているということを理由に否定されてきた。この本のふたつの章は思考、行為、言語の発話が、社会関係や集合性とは独立に理解しえるという仮定を解決する。

 個人主義者とその論敵の間の議論は、われわれの社会的か、でないかとしての共通の問題の素朴な分類に大ざっぱに後退することを仮定しがちであった。だが、「社会構成主義者」は人種、ジェンダーのような非社会的であると素朴に見なされる世界の諸側面が、社会的に構成されているという洞察に変えると論じた。どの程度社会性は明らかな非社会的世界におよぶのかという疑問がある。また社会構成主義者のこれらの現象の説明が本当に自然主義者の説明と相いれないかどうか疑問もある。この本のふたつの章が、社会構成主義について論じる

 この序論で、私は社会の形而上学における重要な問題の基本構造をレビューする。私は社会関係と集合性が個人とその非社会的関係の受けの世界に何かを付け加えるのかどうかの問題から始める。

posted by Kose at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

一部のSTAP擁護派の主張を削除

seien.png


眞葛原雪氏の主張を全部削除しただけなんだが。木星さんの記事は残している。

彼女は推論と推測に飛躍があることをごまかす癖がある。自分は論理的に主張しているという自覚が強いので、それに気づくことができない。

「〜であれば、〜であるはず」
「〜をすれば、〜であるとわかるはず」

こういう文章が必ず含まれ、それの根拠を自分で取る努力をしない(その前提こそ、大変な労力を伴う科学的社会的調査なのだが非常に困難か不可能なのであるから当然と言えば当然だ)。
*こういうタイプの議論はテイブレーク氏にもみられる。こっそりリンクを削除してある。

頭のいい人だなと思っていたが、そうではない。重要な部分が裏付けのない仮定なのである。そのため結論を受け入れることができない。
難しい専門的議論であるからこそ、そういう飛躍を素人にばらまく責任は小さくない。

別にあなたたちが眞葛原氏の主張を信じてもかまわないが、十分そういう裏付けのない仮定による飛躍がないかを調べるのはあなたたちの責任だ。ぼくはまったく保証できないから、一切推奨しない。リンクも削除した。

これは「なんかおかしいじゃね?」という勘の問題なので、いちいち彼女の主張を分析批判する気はないし、時間の無駄だ。ご自分でやってほしい。

以上。
posted by Kose at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

阿塁未央児 ‏@aruimiouji さんの新たな遠藤論文への懐疑 #STAP

seien.png


極めて専門的だが、遠藤論文の要点トリソミー8のあるマウスは「胎齢12日または13日目の出生前死」しない???だったかな?それの根拠となる論文がそんなことは言っていないんじゃないか?というように理解するのだがけれど、そうはこの段階で断言していない。懐疑である。

ES細胞の培養変異で生じるトリソミー8について実験した論文では、決して「胎齢12日または13日目の出生前死」のようには書かれていない。

該当部分の抜粋
「リウの論文(Liu et al.1997)」(ラストオーサーがルドルフ・イエーニッシュ)と、「キムの論文は(Kim etal.2013)」が、これに当たる(培養変異のトリソミー8)。
トリソミー8のES細胞は分裂増殖が速いアドバンテージがあって、キメラは形成するものの、生殖系列伝達をしない。
遠藤論文中では、「キムの論文」が引かれている。そこでは、少し弱められた表現がなされているが、生殖系列伝達についての実験は「キムの論文」には一切なく、「リウの論文(イエーニッシュ)」に全面的に負っている。
「キムの論文」の、該当引用文の出典にあるのは(リファレンス欄の3番)、正に「リウの論文(イエーニッシュ)」「キムの論文」のURL(略)「リウの論文(イエーニッシュ)」のURLは(略)各自、自分の目で確かめて下さい。


--- 1 ---


--- 2 ---


--- 3 ---


--- 4 ---


--- 5 ---


--- 6 ---


--- 7 ---



--- 8 ----



--- 9 ---




阿塁未央児氏曰く「STAP論文堂々引用論文」
NATURE COMMUNICATIONS | ARTICLE OPEN
Print
Share/bookmark
Analysis of chromosomal aberrations and recombination by allelic bias in RNA-Seq

Uri Weissbein, Maya Schachter, Dieter Egli & Nissim Benvenisty
AffiliationsContributionsCorresponding author
Nature Communications 7, Article number: 12144 doi:10.1038/ncomms12144
Received 20 October 2015 Accepted 04 June 2016 Published 07 July 2016
http://www.nature.com/ncomms/2016/160707/ncomms12144/full/ncomms12144.html#ref-link-37

論文内引用
Reports on stimulus-triggered acquisition of pluripotency24 were re-evaluated by multiple analyses, including analysis of the genomic integrity of the samples using comparisons between the published CHIP-Seq data [25].

引用文献 25
25. De Los Angeles, A. et al. Failure to replicate the STAP cell phenomenon. Nature 525, E6–E9 (2015).
CASPubMedArticle
Hide context
Reports on stimulus-triggered acquisition of pluripotency24 were re-evaluated by multiple analyses, including analysis of the genomic integrity of the samples using comparisons between the published CHIP-Seq data25.
posted by Kose at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月06日

FBグループ「小保方晴子さんに声援を送ろう」祝3300人達成

seien.png


https://www.facebook.com/groups/obokatafriends/

管理人の浦聖治さんとオフ会でお会いしてお話しいたしました。ほとんど一般の方のFBグループです。
文字通り「小保方晴子さんに声援を送ろう」という趣旨です。
1ヶ月で200人ペースで増えています。
BPO勧告前の今こそ、大声で声援を表明する機会です。

みなさん、気軽にご参加ください。よろしくお願いします。(クリック!)
sSeien1.png


PC画面の画像
sSeien2.png
*クリック拡大

posted by Kose at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月05日

伊藤和子弁護士(HRN)、AVにおける人権で成果

seien.png


スーダン・ダルフール紛争のキャンペーンの時、ぼくが主催したシンポジウムに伊藤さんがひとり乗り込んできて、矢継ぎ早に質問された。別のシンポジウム@中野サンプラザでは、HRNが協賛してくれた。ヒューマン・ライツ・ウォッチ土井香苗弁護士も資料関係で協力してくれた。
おそらく国連の性的搾取に関する関心の高まりは、スーダン・ダルフール紛争におけるアラブ民兵ジャンジャウィードの兵器としてのレイプに端を発すると思う。その後、PKO兵士による避難民のレイプ事件などで急速に国連のアジェンダとなった。伊藤さんのプロジェクトも回り回って日本における女性や児童の性的搾取問題の具体的取り組みにつながったんじゃないか?
アグネス・チャンじゃ、笑えば済むが、伊藤さんは大変良く仕事をする。アムネスティやHRW形なしである。土井さんどうしているんだろう?
児童ポルノの問題点は、欧米人権概念において、児童が不十分な人権しかもたないため、親や社会が児童を厳しく保護しなければならないという論点を理解できず、しょせんアジアのゆるい子ども/大人関係を残す日本人がインターネット時代に入って、世界的に孤立してしまったということだ。恥知らずな。
疑似恋愛をうたうAKBを海外に売り込もうなんて言う電通=秋元康が非常に限定的にしか受け入れられない(欧米では全く受け入れない)のは、この人権/保護感覚がかなり徹底しているからだ。
ベビーメタルには疑似恋愛の要素がないし、日本のコスプレの海外における評価は日本におけるオタクの童貞臭さを全然理解しないからだろう。
この性的搾取の余波が、旧日本軍の従軍慰安婦問題が世界的にリベラル派に人気がある理由でもある。
産経がいくら歴史戦とか論陣を貼っても、まず「性的搾取に反対する」ことを前面に掲げない限り、国際的には事実であっても言い訳にしか聞こえない時代にあるということだ。産経新聞が歴史戦をやりたいなら、伊藤和子弁護士を支援することだな。「売春防止法以前は売春は合法であって、それは性的搾取でない」と主張しても、的外れな感じは免れないと思う。

今は小保方晴子さんの擁護のために、木星さん/上田眞実記者と連携を取るようになったが、木星さんは、将来伊藤和子さんのようになるであろう。

ぼくは魔法を使う。

「『児童ポルノDVD』が氾濫している」NPOが報告書「監視システムが不可欠」
弁護士ドットコムニュース 2016年09月05日 15時35分
https://www.bengo4.com/internet/n_5070/
NPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)は9月5日、国内で「児童ポルノ」が有効に規制されて、根絶に近づいているかを調査した報告書をまとめた。報告書は、児童ポルノまたは児童ポルノと疑われる動画が「氾濫していることが明らかになった」と結論づけている。
HRNの調査チームが、1年以上にわたって、東京都内の店舗とインターネット上の児童ポルノについて調査をおこなった。調査によると、あからさまに「児童ポルノ」であることを宣伝するDVD、出演者が18歳未満であることを宣伝する「ポルノDVD」、出演者の容姿・服装・体型などから18歳未満であることが疑われる「ポルノDVD」が商品として流通し、インターネットでも配信されていることを確認できたという。
こうした状況の背景には、(1)出演者の年齢が明らかでないため、「児童」か否か判別できないとして警察による取締りがおこなわれないこと、(2) 13歳未満が出演するコンテンツについて審査・流通・販売段階のチェック体制が不備であること、(3)(児童ポルノ法2条3項)3号で規定されたポルノについての実質的なチェック体制が不備であることが挙げられる、としている。
また、少なからぬ作品が、審査団体の審査を受けておらず、そのなかにも大手アダルトビデオ店や、大手通販サイトで販売されていることが確認できたという。さらに、審査団体の審査を通っているにもかかわらず、出演者が小学生であることをことさら強調する「児童ポルノ」の疑いが高い作品もあることを確認したそうだ。
HRNは「子どもの権利を保護するための効果的な監視システムが不可欠であり、そのための法整備や現行法の運用改善が必要である」と強調している。今回の調査結果をふまえて、政府・警察、インターネット業者に対して改善をもとめる勧告や、国際基準をもとにした立法について提言をおこなっている。
(弁護士ドットコムニュース)


AV強要被害問題は今、どうなっているのか。
伊藤和子 | 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
Yahoo!個人 2016年9月3日 23時6分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20160903-00061681/

1 調査報告書公表から半年
ヒューマンライツ・ナウが、2016年3月3日付で、調査報告書「日本:強要されるアダルトビデオ撮影 ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、 女性・少女に対する人権侵害」を公表してから6か月が経過しました。
私たちとしても思いがけないほど、メディア等でこの調査報告書を取り上げていただき、大きな話題にもなりました。
「モデルにならない?」「タレントにならない?」などとスカウトされ、デビューを夢見てプロダクションと契約した途端、「契約」「違約金」をたてに出演強要されるAV出演強要被害。若い女性たちに身近に潜んでいるリスクであり、その結果性行為とその撮影が強要され、ネットや販売を続けていつまでも自分の性行為動画が人々に見られ続けていくという被害に多くの方が衝撃を受けたことと思います。
こうした女性に対する重大な人権侵害に光をあてることができてよかったと思っています。

2 業界からの強い反発と否定~ 被害者のカミングアウトで事態が変わった。
当初、この報告書をめぐっては、業界から大きな反発があり、「出演強要などありえない」などの批判を受けることとなりました。
また、報告書自体は業界そのものの撲滅を求めているものでなく、人権侵害をなくすための改革を求めていますが、意図がうまく伝わらず、反発された面もあったことと思われます。
しかし、その後、匿名、実名で次々と声をあげる方が現れ、事態は変わりました。
今年6月には、大手AVプロダクションであるマークスジャパンの代表者が、AV出演強要の被害者の訴えを受けて、労働者派遣法違反で逮捕、書類送検、罰金刑となったことも報道されました。
逮捕時には、業界内から、この被害を訴えたとされる女性についてその特定をしようとしたり、疑われた女性のAV出演本数等を理由に「強要されたわけがない」などの声があがり、バッシング的な言動がネット上で拡散されたことがあり、「これでは被害にあったとしても、もう誰も怖くて名乗り出なくなるのではないか」ととても心配しました。
しかし、こうしたバッシングもようやく収束しつつあります。
最近は、新聞のなかに取材班ができるなど、AV出演強要問題について特集が次々と組まれるようになり、勇気ある告発が実名でも、匿名でも続くようになりました。
冒頭の写真で紹介していますが、5月26日に国会内で開催されたシンポジウムでは、アナウンサーの松本圭世さんが騙されて知らないうちにAVに出演させられることとなってしまった自らの経験を語ってくれました。
7月には週刊文春で香西咲さんがAV出演被害について実名で勇気ある告白をされました。
● 人気AV女優・香西咲が実名告発!「出演強要で刑事・民事訴訟します」週刊文春
また、ユーチューバーのくるみんアロマさんも、意に反するAV出演の被害についてカミングアウトをされて話をされています。
● AV出演強要、ユーチューバーの過去 「音楽デビュー信じた自分」withnews
さらに、男優さんからも声があがるなどし、被害の実像が明らかになりつつあります。
●AV出演強要 「昔からあった」元トップ男優が証言毎日新聞
私も様々な人権問題に取り組んできましたが、当初、これだけ「被害はない」と全力否定されるケースは大変珍しかったため、とまどいました。
しかしやはり、被害があるのに様々な圧力から被害が隠され続け、被害者が声をあげられないという事態は非常に健全でないし、長くは続かないものだ、とつくづく思いました。ようやく、被害が率直に語られるようになり、社会的な認知も進んだことは今後の被害をなくしていくために本当に良かったと思います。
同時に、いつもそうですが、やはり事態を変えうるのは勇気ある被害者の方々の声だと実感し、その勇気に敬意を表したいと思います。
また、メディアの役割が果たされたことも大きかったと思います。

3 今後の課題   法制度について
さて、ようやく被害が社会に認知された今、被害をなくしていくために、どのようなことが求められるかをぜひ多くの方に考えていただきたいと思います。
ヒューマンライツ・ナウの調査報告書では、アダルトビデオの出演を強要される女性の被害が相次いでいる状況、また、こうした被害に対応する法律が存在せず、監督官庁がない状況を取り上げ、望ましい法制度の整備について提言しました。
また、アダルトビデオ関連業者に対しても、意に反するアダルトビデオへの出演強要、女性の心身の安全に悪影響を及ぼす撮影を直ちにやめること、そして、人権侵害の辞退を抜本的に是正することを要請しました。
まず、法整備としては、以下のような内容の包括的な立法が実現することが望ましいと考えています。
1) 監督官庁の設置
2) AV勧誘スカウトの禁止。
3) 真実を告げない勧誘、不当なAVへの誘因・説得勧誘の禁止
4) 意に反して出演させることの禁止
5) 性行為等の個々の演技に関して、撮影前に説明し、承諾を得ること
6) 違約金を定めることの禁止
7) 女性を指揮監督下において、メーカーでの撮影に派遣する行為は違法であることを確認する。
8) 禁止事項に違反する場合の刑事罰
9) 契約の解除をいつでも認めること
10)生命・身体を危険にさらし、人体に著しく有害な内容を含むビデオの販売・流布の禁止
11) 本番の性交渉の禁止
12) 意に反する出演にかかるビデオの販売差し止め
13) 悪質な事業者の企業名公表、指示、命令、業務停止などの措置
14) 相談および被害救済窓口の設置


すぐにこの秋から法律を実現、ということはさすがに難しいと思いますが、できるところから進め、2017年度予算にも組み込んでほしいと思います。
すでに内閣府では実態調査を進めていただいていますが、今年から少なくとも、
●被害を防止するための広報・教育活動
●被害者が女性センター等に駆け込めばすぐに対処が図られるような相談窓口の設置と相談員への研修
●実態および望ましい法整備のための調査研究


などは早急に具体化してほしいと思います。
また、AV強要被害は、スカウトの甘い言葉を信じて若い人が騙され、断れない、法律の知識がないという弱みに付け込まれて被害にあう、という点では消費者被害とよく似ていますので、消費者被害として扱い、消費者契約法・特定商取引法の枠内に入れ込み、不適切な勧誘を是正し、必要に応じて企業名公表・業務停止等の措置をとることを求めたいと思います。

そして、国会議員の皆様には、議連などを結成し、法規制に関する検討を開始していただきたいと思います。
省庁、政治家の皆様には深刻な女性に対する暴力として、被害の是正に真剣に取り組んでいただきたいと思います。
ところで、業界からは改善に向けた動きがあり、自主的な規制が進めば法規制は不要という消極意見がありますが、法規制をすることにより、自主規制の枠から外れてルールに服さないAV制作・販売が横行することを避けることができると私たちは考えています。

4 業界団体への要請
調査報告書の公表後しばらく、業界団体の動きは鈍く、
私は4月23日付のこちらYahoo個人記事で、
「深刻なAV出演強要被害は、大手メーカー作品にも少なくない。業界の自主的改善の動きはあるのか?」
と問いかけ、業界の改善の動きを呼びかけました。
その後、業界団体である特定非営利法人知的財産振興協会(IPPA)に対して、シンポジウムへの参加を呼び掛けるなど、対応を求めてきましたが、6月にようやく協議の機会を持ち、当方の要請を伝えました。
6月のマークスジャパンの対応を受けてIPPAは、以下のような声明を出しています。
「原因究明」「再発防止」をするために、先月この件について、被害者救済を求める認定 NPO 法人ヒューマンライツ・ナウの弁護士の皆様、NPO の皆様との会議を行いました。
そこで以下のとおり要望がございました。
1) プロダクションや制作会社との間でコードオブコンダクトを締結し、強要しない、違約金請求しない、同意のない作品には出させない、人権侵害を行わない、適正な報酬を支払う、等の項目を具体化し、それを承諾したプロダクション・制作会社としか取引しないようにする。
2) 出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する。その際、プロダクションの監視により女優が自由に意思決定できない事態を防ぐため、マネジャーが同席しない場での真摯な同意があるか意思確認するプロセスを踏む。
3) 女優が出演拒絶した場合、違約金を請求せず、メーカーが損失を負担する。違約金に関しては保険制度等を活用する。
4) 1)が守られていない等の苦情申し立てに対応する機関を設置し、1)が守られていない疑いが強いものについては、販売差し止めを含む救済策を講じる。
5) 女優の人格権保護のため、プライベート映像の流出・転売等を防止し、流通期間に制限を設け、意に反する二次使用、三次使用ができない体制をつくる。
この会議の後、NPO 法人知的財産振興協会の理事社にて話し合い、この要望に沿い業界の健全化へ向け、メーカーとしてもプロダクション側に働きかけていくことを決議、実行することに致しました。

以上の5項目は確かに私たちが会合で要請したことであり、これら5項目を受けてIPPAが改革を進めていくと決断したことは大きいと思います。
ただ、その後、まだ具体的な動きは目に見えてきていません。そこで、私たちは、8月初旬に再びIPPAと会合を持ち、より具体的な提案を行いました。

特定非営利活動法人 知的財産振興協会 御中

要 請 書

当団体は、本年3月3日付で、調査報告書「日本:強要されるアダルトビデオ撮影 ポルノ・アダルトビデオ産業が生み出す、 女性・少女に対する人権侵害」を公表いたしました。
このたび、出演強要被害の再発防止および人権侵害の防止のため当面取り組むべき優先的事項として、御団体に対し以下のとおり要請いたします。
I  人権侵害を防止するための制度改革について
1 出演強要や人権侵害を防止し、被害者を救済するメカニズムの設置~第三者機関が必要である。
法律の専門家、ジェンダー問題に詳しい有識者等、業界の利害関係から独立した第三者による機関をつくるのが望ましいのではないか。独立性、第三者性が必要であり、業界からもNGOからも労働者からも独立した第三者であるべき。
2 プロダクションやメーカーとの間でコードオブコンダクトを締結し、以下の項目を規定する。メーカーは、以下を承諾したプロダクション・制作会社としか取引しないようにする。
下記内容をプロダクション、メーカー、制作会社、流通団体、配信、販売業者共通のルールとする。
1)意に反する出演強要を禁止する。
2)女優が撮影に欠席した場合、違約金を女性に請求しない。
3)契約の解除をいつでも認める・契約書のコピーを本人に交付する。
4)適正な報酬を支払う。利益の50%以下となる不当な搾取・不払いの禁止
5)スカウトを禁止し、真実を告げない勧誘、不当・不適切なAVへの誘因を禁止する。
3 女優が出演拒絶した場合、違約金を請求せず、メーカーが損失を負担する。違約金に関しては保険制度等を活用する。
4 出演契約にあたっては、女優の頭越しに契約するのでなく、女優が参加したうえで契約を締結する。その際、プロダクションの監視により女優が自由に意思決定できない事態を防ぐため、マネジャーが同席しない場での真摯な同意があるか意思確認するプロセスを踏む。
5 制作会社・メーカーは以下の事項をルール化する。
1)個々の出演契約にあたり、性行為等の個々の演技に関して、撮影前に説明し、承諾を得る。
2)本番の性交渉をしない。
3)生命・身体を危険にさらす行為、残虐行為、人体・健康を害する行為、危険な行為、人格を辱め、屈辱を与える行為を含む撮影を禁止する(業界でリストを作成して取り組んでいただきたい)。
4)制作過程での人権侵害・意に反する性行為の強要を防止するため、全過程のメイキング映像を録画して、保管する。
5)児童ポルノを疑わせる作品内容について児童保護を徹底する取り組みを行う。審査のプロセスで年齢確認を行う。
6 審査機構は、5について審査基準を明確化して公表し、実質的な審査を行うとともに、5 5)の録画を認したうえで、審査合格を決定する。
7 2ないし5が守られていない等の苦情申し立てに対応して、上記1の第三者機関が苦情申し立てを受けることとし、いずれかが守られていない疑いが強いものについては、契約解除、販売差し止めを含む救済策を講じる。関与したプロダクション、制作会社、メーカーに対する取引停止等のペナルティを課す。
8 女優の人格権保護のため、プライベート映像の流出・転売等を防止し、流通期間に制限を設け、意に反する二次使用、三次使用ができない体制をつくる。 二次使用、三次使用、第三者への権利譲渡には少なくとも本人の同意を必要とすべき。
9 撮影に対し、メーカーの負担により演技者に対する保険をかけ、負傷、罹患、PTSD等の症状に対して、補償をする。
10 6による審査を受けないメーカー、上記1の機関の調査・勧告・決定に服しないメーカーの作品は販売・流通・配信を行わない。
II AV業界の機構改革について
機構改革には、外部有識者を入れた慎重な対応が望ましい。
不祥事が起きた他の企業や業界の経験に学び、いわゆる第三者委員会を設置して、徹底した事実確認、実態把握、検証を行う必要があるのではないか。
(第三者委員会のマンデート)
・実態調査・原因究明
・検証
・機構改革・再発防止策の提案
このほか、前記3に記載した通りの法整備についても、業界の理解と協力を求めました。
私たちとしては、当面必要な改革について網羅したつもりでいます。
改革と併せて、第三者委員会での調査というのは、改革を表面的なものとせず、実態に即した改革を進めていくために私たちとしては不可欠だと考えています。
今も、AV出演強要被害に関する相談は耐えることなく私のところにも、支援団体のところにも押し寄せています。
これからも、個別のメーカーやプロダクションに対して、販売差し止めを求め、民事、または刑事の責任追及を行おうとする被害者もいることでしょう。
こうした問題の背景について業界団体としてメスを入れて実態を調査し、原因を特定して付け焼刃でない真摯な再発防止策を打ち出すことを求めたいと思います。
これまで「業界団体」が不祥事等を受けて、第三者委員会を設置した例としては、NPB(日本プロ野球機構)統一球問題、PGA(日本プロゴルフ協会)反社会的勢力問題、全柔連助成金問題、日本相撲協会八百長問題などがあり、
企業では、ゼンショースキヤ、マルハニチロ等多数あります。
・第三者委員会は、通常、コンプライアンスに精通した弁護士によって行われますが、その独立性を尊重され、調査権限を与えられ、報告書の内容に対しいかなる介入も受けず、勧告内容は尊重されなければならないとされています(詳細は、日弁連第三者委員会ガイドライン参照)。
そして、被害を訴える人が救済されるメカニズムを一日も早く確立してほしいと思います。
幸い、業界団体は、現在の状況を受けて、真摯な取り組みを約束されています。
まもなく、私たちの要請にこたえて、業界団体からの何らかの具体的な改革の方向性が示されることを期待したいと思います。
そのために、引き続き多くの方々にこの問題に関心を寄せていただきたいと思います。
強要被害がどの程度の広がりなのか、多いのか少ないのかはわかりませんが、件数の多い、少ないに関わらず、あってはならない人権侵害であり、業界としてこれをなくす対応が求められると思います。
AV強要問題が解決するまでは、安心してAVを見る気になれない、というユーザーの声、被害者の方々に共感を示していただく女性たちの声は、何よりも業界に強いメッセージとなることでしょう。
※ ユーチューバーのくるみんアロマさんと私がユーチューブでこの問題について対談しています。どうして意に反する出演強要をさせられてしまったのか、当事者でないとわからない経緯を語ってくださいました。是非多くの方に見ていただけると嬉しいです。

伊藤和子
弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
1994年に弁護士登録。女性、子どもの権利、えん罪事件など、人権問題に関わって活動。米国留学後の2006年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外で現在進行形の人権侵害の解決を求めて活動中。同時に、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々活動している。ミモザの森法律事務所(東京)代表。
posted by Kose at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年09月03日

【和モガ氏】「STAP細胞事件」-調査委員会の解析を妨害した方法(3)(犯行の手口ついに解明)

seien.png


和モガ氏待望の論考その3
ついに近縁率の差の謎を組み合わせと数値で正確に解明!!!
だが私にはもはや、抜粋するの力すらないので全部貼るほかない。重要な図は掲載しないので、和モガ・ブログを必ずご覧ください。

「STAP細胞事件」-調査委員会の解析を妨害した方法(3)
和モガ 2016/09/03
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-126.html
犯人が受精卵ES細胞、FES1をFLS3とすり替えるときには困ったことが起きる。

同じ種類のES細胞、FES2があり、そのままではFES1とFES2が全く違うES細胞になってしまう。かといって、FES2も同じようにFLS3とすり替えると、今度は受精卵ES細胞なのに全く同じになってしまう。受精卵ES細胞は子どもが一人ひとり違うように一つ一つ違うのである。

京大で保管されてあったES細胞にそのようなおかしな操作をすると自分が疑われてしまう。そこで犯人はFES2にFLS3を混ぜたのである。FLS3はSTAP幹細胞であるが、どちらも同じ性質を持ち培養方法も同じである。混ぜ物だとは分からないはずである。

その混ぜ合わせの痕跡が「近縁率表」に残っている。

[近縁率表2]

FES1とntESG1の近縁率は4.29%である。ところが、FES2とntESG1の近縁率は72.04%と跳ね上がる。FES2はFES1と凍結日が同じで、2005年の論文のときに作られた同じ種類の受精卵ES細胞のはずである。このような差がでるのは、同じ種類のES細胞では考えられないことである。

FLS3とFES2の混ぜ合わされた細胞株を培養して、全ゲノム解析をするとどのようになるだろうか。

FLS3とFES2が8対2の混合であるとして、ゲノム解析すると全てがFLS3のゲノムパターンになることはないはずである。一部のゲノムはFES2パターンになるはずである。

ここで、「近縁率表」で比較しているSNPsがどういうSNPsだったかというと、FES1とFES2で違うSNPsを比較していた。FES1がFLS3で、FES2がFLS3とFES2の混ぜ物であれば、違うSNPsは本来のFES2とFLS3が違っているFES2の部分だということになる。

このFES2の部分についてFLS3であるFES1とntESG1を比較するとFES1は129X1でntESG1は129+Terであるから、一致するところは少ない。しかし、FES2とntESG1を比較するとFES2はオスメス違うが同じ129+Terであるから、一致するSNPsが多くなる。これが両者の近縁率が大きく違っている理由である。

[近縁率の差]

これは調査委員会が解析したSNPsパターンをみてもはっきりと表れている。FES2がFLS3でない部分はほぼ、ntESG1と同じパターンになっているのである。

[12番染色体比較]

FES2が129X1と解析されたのは、混合比でFLS3の方が多かったからである。129X1を示すSNPsが多く、そのため129X1と解析されたと思われる。

そして、FES1で見られた染色体3番と8番の欠失がFES2で見られなかったのは、その欠失の部分ではFES2が検出され、欠失が消えるからである。

これで、過不足なく妨害工作の証明は出来ているはずである。

和モガ・ブログで読む・・・

posted by Kose at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

韓国新特許の疑惑のタイミング

seien.png


これは、「有志の会」ブログにコメントしたものとわずかな修正を除き同一です。


【韓国新特許】
公告番号 WO2016089178 A1
公開タイプ 出願
出願番号 PCT / KR2015 / 013269
公開日 2016年6月9日
出願日 2015年12月4日
優先日 2014年12月4日
発明者 ギムスンハク、Soon Hag Kim
特許出願人 カトリック関東大学校産学協力団、Catholic Kwandong University Industry Foundation
https://www.google.co.jp/patents/WO2016089178A1?cl=ko
特許 WO2016089178A1 - 에너지를 이용한 다능성 세포 유도 장치 및 방법
본 발명은 에너지를 이용한 다능성 세포 유도 장치 및 방법에 관한 것으로, 보다 상세하게는 분화된 세포에 초음파, 레이저 또는 열 처리 등의 에너지를 가하여 다능성 특성을 가진 새로운 타입의 다능성 세포를 유도하는 효과가 있다.
google.co.jp



【STAP特許】
公告番号 WO2013163296 A1
公開タイプ 出願
出願番号 PCT/US2013/037996
公開日 2013年10月31日
出願日 2013年4月24日
優先日 2012年4月24日
次の番号でも公開 CA2885576A1, 他 4 件 ≫
発明者 Charles A. Vacanti, 他 6 件 ≫
特許出願人 The Brigham And Women's Hospital, Inc., Riken, Tokyo Women's Medical University
https://www.google.co.jp/patents/WO2013163296A1?cl=ko
特許 WO2013163296A1 - Generating pluripotent cells de novo
The technology described herein relates to methods, assays, and compositions relating to causing a cell to assume a more pluripotent state, e.g. without introducing foreign genetic material.
google.co.jp



先行:STAP特許、後発:韓国新特許。韓国は優先2014/12/04、出願2015/12/04、公開2016/6/9、STAPは優先2012/04/24、出願2013/04/24、公開2013/1031。

よって、韓国新特許は、STAP公開日2013/10/31後、丸々一年以上経過して優先日2014/12/04が発生したことになりますね。その間STAP論文公開と、事件とほぼ完全な決着がなされ、そのタイミングを見計らったかのように、優先日が設定されたという不自然さ明らかになります。

あとは12014/12/04と桂委員会や検証実験報告との日付的前後関係を明らかにしておく必要があるかと思います。
それを調べると、微妙に報告が後なのでアリバイが成立すると考えそうになりますが、ある程度事前にわかっていても不思議はありません。リーク天国の理研のことですからねえ?
2014年12月19日 STAP現象の検証結果
2014年12月26日、国立遺伝研所長の桂勲氏を委員長とする「研究論文に関する調査委員会」(「桂調査委員会」)が、小保方論文(Nature Article, Letter, Protocol Exchange)に関する不正調査の結果を発表した。


追加:
当時理研に韓国の産業スパイがいなかったといえるのか?

理研も、分子生物学会も、世間知らずの視野の狭い科学者ばっかりだからやむを得ないかもしれないが、韓国にコネクションをもつ産業スパイがいたら、日本人のお人よしぶりに笑いが止まらなかった簡単じゃないですか?「オ・モ・テ・ナ・シ」していたりして?
posted by Kose at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

「リンク集」ページ大追加

seien.png


著名STAP細胞事件のブログ
著名STAP細胞関連論文
著名STAP細胞関係者等

よく話題になるページをryobu-0123さんに刺激されて、まとめちゃいました。漏れていたらすいません。
韓国新特許は未認定です。

一般人で、STAP細胞問題に関心があり、小保方晴子さんへの応援をなさりたい方は、FB「小保方晴子さんに声援を送ろう」にぜひご参加ください。

STAP細胞事件の最新の動向についてはFB「がんばれ、小保方晴子さん」(大)、同「小保方晴子さんの大反撃」(小)のいずれかまたは両方にご参加化くださるといいです。

いずれもFBを検索してください。

*「がんばれ」は私は不参加です。また投稿実績のないかたの友だち申請断ってます。
posted by Kose at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

【ryobu-0123】Stap事件 ― STAP細胞をめぐる最近の話題、そして気になる事

seien.png


STAP細胞事件の最新の動向も含め、簡潔に事態の推移を総括した洞察で、もっと注目されるべきブロガーであると考えるため、今回のみ、ほぼ全文貼る。このブログ(ryobu-0123のブログ)の読者になってほしい。
また一部のアンチグループの取材は希少であり、よく冷静に分析したものだと思う。私から見れば新宿歌舞伎町の裏通りのチンピラのたまり場をフィールドワークしたある種の文化人類学的労作(エスノメソドロジー?)にみえる。その部分だけで独立して有効な記事だと思う。

Stap事件 ― STAP細胞をめぐる最近の話題、そして気になる事
ryobu-0123のブログ 2016/09/02
http://ryobu.hatenablog.com/entry/2016/09/02/194339
2年前に理研がSTAP研究をあっさりと撤退したのとは裏腹に、日本社会にはその撤退理由に釈然としない人々が大勢いる。
Natureに掲載された2件のStap細胞論文を撤回させ、知的財産権の特許戦略からも撤退し、当該研究者と研究体制を処分して、完全にSTAP研究から撤退した。
そして、再生医療分野の要の要素技術を完全にiPS細胞に委ねる研究開発と実用化の戦略を強力に官民挙げて推進しているかと思われる。
そんな中、小保方氏の「あの日」の出版がベストセラーになったし、佐藤貴彦氏や渋谷一郎氏のSTAP細胞決着の疑問点に迫る解説書が出版され、また、婦人公論で小保方氏と瀬戸内寂聴氏の対談が注目を集めた。
また、海外では、米ハーバード大学附属ブリガムアンドウィメンズホスピタルが、4月にSTAP関連特許の審査請求した事が話題となり、最近では韓国が超音波やレーザー等物理的刺激で細胞を多能化させる特許出願が報じらている。
更に、米テキサス大学医学部ヒューストン校のキンガ・ヴォイニッツ博士のiMuSCs『損傷誘導性の筋肉由来幹様細胞』論文、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループ『JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する』論文、そして、ワシントン大学の小保方氏STAP論文を引用したと話題になった癌細胞研究論文の発表が5月頃にあった。
尚、元理研職員の石川智久氏が若山研ES細胞窃盗告訴した事件は神戸地検は「窃盗の発生自体が疑わしい」として棄却した。
そして、2014年7月放送の偏向的だった『NHKスペシャル STAP細胞 不正の深層』のBPO審理の行方が待たれている。
ところが、日本の科学コミュニティやマスコミの反応が鈍いため、湯之上隆氏や上田岳弘氏 のような苛立ちを告白する著名人もいる。
2014年1月28日のあの輝かしい理研のSTAP成果の発表と、その後の驚きの結末のギャップを心の中で整理できない人々にとって、今年のSTAP細胞関係の話題は関心の的とならざるを得ないし、関心が更に深まっていくだろう。

筆者が、最近、特に科学的側面の問題として思うことが2つある。
1つは、笹井芳樹氏の残した核心的な言葉である。2つ目は、桂調査委員会の結論の科学的説得力の問題である。
@ 笹井氏はSTAP論文の不正問題を重視し、「論文の信頼性が損なわれた」として論文撤回に賛同する。
2014年4月16日、笹井氏は記者会見の中で、「STAP現象が存在しないとすれば共著者には加わっていない。ES細胞の混入については真っ先に考えることで何度も確認をしており、ES細胞の混入では説明できないものが非常に多い。今、反証仮説でなるほどと思うものは見当たらない」「STAP細胞としてぼくらが呼んでいるものは、いままで知られている細胞でないことは確か」と発言した。そして、「STAPは仮説だが、合理性の高い仮説である」とも言った。
笹井氏はSTAP細胞、すなわち「刺激惹起性多能性獲得(stimulus triggered acquisition of pluripotency)」した細胞の命名者である。
STAP細胞のこうした「外的な刺激の作用で多能性を獲得する」という常識を超えた現象を「STAP現象」と呼ぶような、強い確信を、その道の第一人者が持っていたことは決して忘れてはならない。
細胞学者や細胞研究者の今後の研究によって、STAP細胞の再現がより詳細なメカニズムの下にしだいに明らかになることを期待できるような雰囲気になりつつあるかもしれない。
A 理研は、桂調査委員会の結論を以て、決着をつけたとしている。
しかしながら、STAP細胞はES細胞由来のものと断定したが、ES細胞混入の原因は偶然ではなく人為的なものだろうとの推定だけだった。
小保方氏のSTAP細胞から43株のSTAP幹細胞を若山氏は樹立しているが、そのすべてがES細胞由来のものだった 驚きの結論である。
高度な解析技術を駆使して得たのは、ES細胞混入という、当該研究者が犯すべくもない最もお粗末な結論になった。しかもその混入原因が、人為的な行為として疑いをかけておきながら、「本調査委員会の能力と権限の限界でもある」としてそれ以上の調査は無かった。
この人為的な嫌疑は当然に小保方氏に向けられたものだったのは、報告書のまとめの中に「たまたま小保方氏と・・・・・・もし、自分が共同研究をしていたらどうなったか・・・・・」と述べていることから明らかである。
若山氏が担当して樹立した43株ものSTAP幹細胞株の全てにおいて、どのタイミングで、ES細胞混入を如何に巧妙に、ES細胞に詳しい若山氏や研究員に気づかれないように、小保方氏が全てのSTAP幹細胞株に対して、ES細胞混入を実行できたかという仮説を示し、実証すべき事である。
ただし、桂調査報告書のES細胞混入とした結果が、全て疑う余地のない結果という保証が無ければならない。
科学コミュニティの外ではあるが、ブロガー和モガ氏が、桂調査報告書を基に、データの詳細を吟味解釈している。
そして、必ずしも桂調査委員会のES細胞混入の筋書きは成立しない矛盾点から、「ES細胞混入偽装説」が成立するとしている。

桂調査報告書はバイブルのごとく信じている人も多い。
本来、この結論の真偽について、本来科学コミュニティの詳細な議論が交わされてしかるべきことではないだろうか。
特に、最も注目される若山照彦山梨大学教授は、現役の研究者であり、教育者でもあるが、現在は3猿のごとく沈黙を守っている。
しかし、若山氏のSTAP幹細胞研究の具体的な活動記録や様々な疑問点に答える義務は、多額の税金で給料をもらっている国立大学の教授としてその責務を依然持っているはずである。
日本の科学コミュニティーが、STAP事件の、極めて具体性に欠けるこの43回に渡って成し遂げたとする科学的な捏造のプロセスを示さないならば、この事件はストーリー性のあるまともな映画にするのも極めて困難であり、お粗末な茶番劇だ。

こうした曖昧な結論は様々な憶測を呼び、ネット上で不毛の議論を延々と続けている人達が大勢いる。
小保方氏への過激なバッシングを、無神経に続けているブロガーやコメンテーター達の粘着質な人間性には驚く。
組織権力やマスメディアからの過剰な個人攻撃を受けて、不本意に研究生活から離脱している小保方氏の人権や主張を応援する人々のブログやコメントはあっても人間性に疑問の余地はないが、犯罪者でもないのに、全く利害関係の無い人までが、無責任な匿名でとことんいじめ倒そうとする熱心さは、その人間性の欠如と恥辱神の無さに驚くばかりである。
本ブログの「Stap事件 ― ちょっと気になる gg2氏の話 」で引用したブログを時々眺めているが、『 「結論ありき」の非専門家ブログが社会を混乱させている:世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会 』という語るに落ちる、日本人として恥知らずなブログである。http://blog.livedoor.jp/peter_cetera/archives/2016-07-22.html
看護関係専門学校か、大学の教員らしき「管理人の1人」を中心に「軒下管理人」「末席管理人」となのる3人の共同ブログで、桂調査報告書をバイブルにした、カルト集団的な教祖様と言う方がふさわしく、科学的な正しい理解を説くまともな教育者とは程遠い偏向的ブログだ。
このブログのコメンテーター達はその信者であって「小保方氏擁護派」の牽制し「若山先生擁護派」の構図にほぼなっている。
このコメンテーターのこのブログに生活時間の多くを費やして、それが仕事となってしまった熱狂的な 信者のような人も何人かいる。
全く信じられない、非建設的な不毛の議論ををする集団発生も、Stap事件から派生した社会問題とも言えるだろう。
参考に、同ブログの2016年7月22日の「いい年をした大人がこれでは、いつまで経っても日本人と科学は水と油のような関係性のように思えてしまう」にはコメント参加者数58名、コメント総数521件があって、8月10日頃までコメントが続いた。
その上位コメンテーター件数を見ると数人が場を仕切っている。トップのアノ姐さんのコメント活動は何ともすごい。毎日、昼夜を分かたずこのブログに張り付いてコメントしている。
内容を見ると、やはり小保方氏批判、若山氏擁護のコメントに徹している。
ほかに仕事も手に付かず、不毛のコメントをし続ける生活を続けている人達がいるのには気味の悪さを覚える。
Stap事件から派生したネット社会の抱える病巣が垣間見える気がする。

(次は労作の笑えるグラフ:オリジナルブログでご覧ください)
f:id:ryobu-0123:20160902183737p:plain
f:id:ryobu-0123:20160902183926p:plain
posted by Kose at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年09月02日

韓国新特許:下種の勘繰り、悪質な冗談

seien.png


韓国新特許が裏付けとなる論文が見つからないのが大変気になる。STAP特許の実施例が乏しい箇所を狙い撃ちにして適当なストリーを作り、国策で特許の一部を取得することが可能だからだ。細胞の名付け方もインチキ臭い。

論文かそれに代わるい有力情報がが見つからない限り、韓国新特許の評価は棚上げにしたい。

私は新韓国特許については否定派だということになる。否定派と言うより最大限慎重派と言った方がいいかな?小保方さん擁護派でも意見が分かれると思うが・・・

あくまで下種の勘繰りで、悪質な冗談だが、ネトウヨの人好きそうだから書いておく。
STAP細胞潰しには、韓国および韓国の幹細胞学者が絡んでいる可能性ある。



参考:
「世界の三大不正」という話はデマだと理研も認めたが、そのひとつは韓国の
黄元教授は、クローン技術で一時は韓国の国民的英雄と呼ばれたものの、幹細胞研究に関する論文捏造事件で信頼を失墜した。2004年にはヒトクローン胚由来のES細胞をとりだして培養することに成功したと「サイエンス」誌に論文を発表しました。
6月12日に開かれた「研究不正再発防止のための改革委員会」の会見では、ある委員から「世界の三大研究不正の1つに認定されている」との発言があった。

「ヨーロッパにいる友人から、『今回の不正は、世界の三大不正の一つとして認知された』というメールをもらった。」
*ヨーロッパにいる何人?

STAP細胞も…世界を揺るがした三大研究不正とは?
http://matome.naver.jp/odai/2140264419169438901

posted by Kose at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

過去の投稿について

一部の人たちだけがお好みのページを閉鎖しました。

もう過去の話で、現在は日々更新される情報へのアクセスが莫大なのでこの人のたちに興味がなくなりました。

彼らがSTAP HOPE PAGE画像の真贋について未だ多方面で迷惑行為を行っているという噂が耳に入ります。
相手にする奇特な方がいらっしゃるようですが、もはや相手にしていない人たちが多いのでその方に誠意があったとしてもはた迷惑です。

単に一度メンツをつぶされた怒りを引きずっている可哀そうな人たちです。

私は画像なんてどうでもいいのですが、彼らは小保方さんが画像加工で疑惑を向けられ貶められたという成功体験の追体験をしたがっているだけでしかないとしか思いません。

もう海外の大学で成功例が出始めているため、過ぎた話になってしまったと判断し、彼らの思い出を過去のものにします。

今や小保方さんが健康を回復され、可能な限り名誉と地位が回復されることを現実に願うことができる段階に私たちはいます。

メディアも政府も、すべての人たちが、もうその用意をすべきだと思います。

では暇な人たちさようなら。

STAP細胞はあります
OBOKATA.jpg
posted by Kose at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年09月01日

【和モガ】「STAP細胞事件」-調査委員会の解析を妨害した方法(2)抜粋

seien.png


今回も大結論ではなく、その前提となる小結論である。
マウスの遺伝的背景ではなく、元若山研の太田氏のマウスの種類=タイプの購入履歴と論文記述からの確定である。非常に重大な結論部分だけ抜粋して太字にする。
全体は必ず和モガ氏のブログでぜひ読んでいただきたい。
日経サイエンスも、遠藤氏も、調査委すべてがターゲットになっている。
丸括弧()内に理解のための文言を私が追加した。不適切だったらすまん、と謝っておく。よくわからないのは依然として同じであるから。



「STAP細胞事件」-調査委員会の解析を妨害した方法(2)
和モガ 2016.09.01
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-125.html
・・・
(結局、調査委員会は遠藤氏の予測通り、FES1は129X1だったとしている。)
・・・
この論文(2005年3月の太田氏の論文)には129+Terメスマウスと岡部B6オスマウスを掛け合わせた129B6F1マウスを核移植のドナーとしたことが書かれている。FES1はこのとき作った受精卵ES細胞で、結局、使わずに凍結保存されたということだろう。

さて、このように論文で丁寧に記述されている茶色の129+Terメスマウスが、実は別会社(SLC社)の白い129X1メスマウスだったというのはあり得ない話である。

解析されたFES1は大田氏が作ったES細胞ではなかった

それ(解析されたFES1)は129X1マウスと岡部B6マウスの掛け合わせで生まれた仔マウスから小保方氏がSTAP細胞を作り、若山氏がSTAP幹細胞にしたFLS3に他ならなかったのである。
・・・

全体を和モガ・ブログで読む・・・
posted by Kose at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

韓国新特許とSTAP特許の引用・被引用を確認、「STAP細胞はあります」特許です

seien.png


韓国「エネルギーを利用した多能性細胞の誘導装置及び方法 」特許のSTAP特許引用とSTAP特許による被引用が確認されました。

「STAP細胞はあります」
OBOKATA.jpg

すべては阿塁未央児さんの調査によるものです。そのツイートは渋谷一郎さんのご紹介です。そもそもこの特許については、ちゃんと読んでねさん(有志の会)によるものです。STAP特許における被引用はFBの楠本正英さんの紹介によるものです。大変ありがとうございました。

小保方晴子さんのインタビューから2年と約4カ月経ち「STAP細胞はあります」と言うほかありません。






その他 阿塁未央児 (@aruimiouji) さんの多数の昨晩からのツイートをご覧ください。


【韓国新特許】
Google特許検索
エネルギーを利用した多能性細胞の誘導装置及び方法
WO 2016089178 A1
https://www.google.co.jp/patents/WO2016089178A1?cl=ko&hl=ja
要約書
本発明は、エネルギーを利用した多能性細胞の誘導装置及び方法に関するもので、より詳細には、分化された細胞に超音波、レーザーまたは熱処理などのエネルギーを加えて多能性の特性を持つ新しいタイプの多能性細胞を誘導する効果がある。

公告番号 WO2016089178 A1
公開タイプ 出願
出願番号 PCT / KR2015 / 013269
公開日 2016年6月9日
出願日 2015年12月4日
優先日 2014年12月4日
発明者 ギムスンハク、Soon Hag Kim
特許出願人 カトリック関東大学校産学協力団、Catholic Kwandong University Industry Foundation
引用のエクスポート BiBTeX、EndNote、RefMan
引用特許(2)、 引用非特許(4)、 分類(10)、 法的なイベント(1)
外部リンク: Patentscope、Espacenet
------------------------------------
引用特許
引用特許 出願日 公開日 特許出願人 特許名
WO2013163296A1 * 2013年4月24日 2013年10月31日 The Brigham And Women's Hospital、Inc. Generating pluripotent cells de novo
US7052720 * 2000年6月19日 2006年5月30日 University Of Wales College Of Medicine Spheroid preparation
*引用:審査官
(画像)
Patent-Korea.png


【STAP特許】
*STAP特許で被引用を確認
Google特許
http://www.google.co.jp/patents/WO2013163296A1?cl=ja
Generating pluripotent cells de novo
WO 2013163296 A1
要約書 英語で利用可能
明細書 英語で利用可能
特許請求の範囲(74) 英語で利用可能
公告番号 WO2013163296 A1
公開タイプ 出願
出願番号 PCT/US2013/037996
公開日 2013年10月31日
出願日 2013年4月24日
優先日 2012年4月24日
次の番号でも公開 CA2885576A1, 他 4 件 ≫
発明者 Charles A. Vacanti, 他 6 件 ≫
引用特許
・・・・・
引用非特許
参照文献
1 * See also references of EP2844738A4
* 引用: 審査官
被引用特許
被引用特許 出願日 公開日 特許出願人 特許名
WO2014123242A1 2014年2月10日 2014年8月14日 Kyoto University 巨核球及び血小板の製造方法
WO2015143125A1 * 2015年3月19日 2015年9月24日 The Brigham And Women's Hospital, Inc. Methods relating to pluripotent cells
WO2016089178A1 * 2015年12月4日 2016年6月9日 가톨릭관동대학교산학협력단 에너지를 이용한 다능성 세포 유도 장치 및 방법
US9376669 2015年6月10日 2016年6月28日 Factor Bioscience Inc. Methods and products for expressing proteins in cells
US9422577 2014年6月4日 2016年8月23日 Factor Bioscience Inc. Methods and products for transfecting cells
* 引用: 審査官
・・・・・
(画像)
Patent-Korea0.png


コピペが入り組んでいるので、ミスがあるかもしれません。早朝のお仕事ですし。FB等でご指摘いただければ幸いです。(コメント欄は見るだけですが、通常見ませんので)
posted by Kose at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

2016年08月31日

阿塁未央児さんの韓国新特許についてのツイート「誰がどう見たってSTAP細胞だ」

seien.png





和モガさん同意

posted by Kose at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP

【和モガ】「STAP細胞事件」-調査委員会の解析を妨害した方法(1)[紹介]

seien.png


期待の論考。第1回である。

同じタイプのマウスのトークンがESでもSTAPでも構わないというのは揺るがない。STAPとESは関係なくてもあってもどちらでもいいのだという結論しかそれからは出ない。「わからない」という選択肢なのだ。文系の楽観的な僕が納得する分にはそれでいいのだが、科学者は「わからない」ではSTAP細胞を潰すことはできないと考えたのだろう。これはストリーに沿った調査なのでそれだけでも疑わしいが、科学者は科学者の言うことしか聞かないと言い放つのである。

和モガ氏らが検討しているのは、トークンの繁殖回数で近縁率に違いが生じ、それを踏まえると、調査委員会の分析が勘違いどころか、意図的な妨害があったとする説である。
よく読まないと容易には分からない。それは単にマウスのアルファベット記号の所為でしかない。だいぶやさしく書いていただいていることはひしひしとわかる。努力しよう。
興味を引きそうでわかりやすい部分のみチラ見せ抜粋させていただく。これれなら和モガ氏ブログで読みたくなるであろう。

「STAP細胞事件」-調査委員会の解析を妨害した方法(1)
和モガ(ブログ) 2016.08.31
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-124.html
調査委員会がFES1の混入であるとしたSTAP幹細胞FLS3について、犯人の偽装工作がどのようなものだったのか、公開された保全リストを絡めながら、あらためて書いてみたい。
ES細胞の混入ルートはFES1→129/GFP ES→FLS3だが、それぞれの細胞株について分かっていることは次の通りである。

調査結果

ここで、FES1と129/GFP ESの細胞株は1種類だが、FLS3には@FLS-3 P2(保全リスト試料No.5)とAP40 FLS-3 (No.99)とBFLS1〜8,13(No.123)の3種類ある。
・・・・・
調査委員会が調べたFLS3は当然、Bのオリジナルだと思われる。

偽装工作について書く前に、まず、調査委員会が作成した「近縁率表」から「ES細胞の混入」という結論の矛盾点を指摘しておく。

「近縁率表」とは以下のもので、近縁率が高いほど、2つの細胞はより近い関係にある。
・・・
ここで、混入に関係する3つの細胞株のそれぞれの近縁率は、「FLS3はFES1の混入によって作られた」では説明が付かないのである。

混入矛盾

(矛盾1)
FES1は2005年に凍結保存されている。作った後は研究に使わなかったとあるので、作成後そのまま凍結されたことになる。そして小保方研の冷凍庫で見つかった129/GFP ESはそのFES1を解凍・培養して作っただけの細胞株のはずである。培養すると細胞分裂を起こすので培養変異が起きSNPsも変化するが、別の129/GFP ESからFLS3になったときの変異は近縁率で99.95%である。これに比べ、FES1と129/GFP ESの近縁率が99.28%というのはあまりにも低く、その説明が付かないのである。

(矛盾2)
FES1と129/GFP ESの近縁率は99.28%でFES1とFLS3の近縁率は99.33%である。このため、混入した129/GFP ESより、それを培養して作ったFLS3の方が近縁率が高いというのは明らかに矛盾する。

では、実際にはどうなっていたかというと、下図のように、129/GFP ESとFES1はFLS3から逆に作られているはずである。これが、偽装工作である。

業務妨害1

・・・

実はこのFES1がFLS3にすり替えられたという仮説を裏付ける状況証拠がある。次回はそれについて書くことにする。


和モガで続きを読む・・・
posted by Kose at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | STAP