競泳男子のアフマット・ハシム(南アフリカ)は右足のひざから下がない。2006年にサメに食いちぎられたのだ。兄弟でライフガードの訓練に参加していたとき、襲われた弟を助けるためサメの注意を引きつけ、代わりに犠牲になった。なのに、彼はこう話す。「サメのおかげでパラリンピック選手になれた。サメにありがとうと言いたい」
ニックネームは「シャークボーイ」。サメをはじめとする海洋生物の保護活動に情熱を注ぐ。環境団体の一員として世界中を回り、サメが生態系にとっていかに重要かを訴える。今年初めには国連から「国際サメ保護者」として認められた。「サメは僕の人生に多くの機会を与えてくれた。だから、サメに恩返しがしたいんだ」と語る。(柴田真宏)
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