自衛隊機が大気中のちり収集で日本周辺を飛行

自衛隊機が大気中のちり収集で日本周辺を飛行
北朝鮮が核実験を行ったことを受けて、防衛省は、大気中のちりを収集する装置を取り付けた自衛隊機を飛行させ、日本周辺の上空で放射性物質が漂っていないか確認する作業を始めました。
北朝鮮が核実験を行ったことを受けて、防衛省は、9日午前11時ごろから大気中のちりを収集する装置を取り付けた航空自衛隊のT4練習機を福岡、青森、茨城の各県にある基地から離陸させました。
日本周辺を飛行して上空を漂う放射性物質がないか確認する作業のためで、青森県の三沢基地と福岡県の築城基地では、9日午後1時前、2時間ほど上空を飛行した練習機がそれぞれ戻ってきました。
茨城県の百里基地から離陸した練習機は現在も飛行を続けています。
日本の上空で集めたちりは、千葉市にある専門の研究機関、「日本分析センター」に持ち込まれ、放射性物質が含まれていないか分析が進められることになっています。