蹴球探訪
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【スポーツ】[競泳]松田丈志が引退会見 「1点の悔いもない」2016年9月13日 紙面から
五輪で3大会連続メダルを獲得した競泳の松田丈志(32)=セガサミー=が12日、東京都内のホテルで引退会見を開き、「金メダルは取れなかったが、今はスッキリしていて1点の悔いもない」と28年間の競技生活を振り返った。 松田は4歳から故郷の宮崎県延岡市内にあるビニールハウスのプールで水泳を始め、世界の第一線で戦う選手にまで上り詰めた。「十分な環境があるわけでもなく、情報も豊富にあったわけではないが、地元の方々の応援が次への原動力になった」という。「引退レースとなった国体の前にあらためてビニールハウスのプールで練習したが、夏暑くて冬寒いこの環境でよく頑張ってきたなと思う」と懐かしんだ。 会見には4歳から指導を受ける久世由美子コーチ(69)も同席。計250冊以上にもなった久世コーチの練習ノートの最後には「このノートには僕の選手としての成長と歴史がすべて詰まっている」と書き込んだ。 今後は籍を置く鹿屋体育大の大学院で体育学の研究を続けながら、水泳の全国的な普及に尽力していく予定。4年後の東京五輪にも「何らかのかたちでかかわっていきたい」と希望を持つ松田は「久世コーチと僕が培ってきた地方から世界へ戦っていくことであったり、何もないところからつくり上げていくことはこれからも伝えていきたい」と話し、“雑草魂”の後継者育成にも力を注ぐ。 (千葉亨) PR情報
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